エルメスのアイコニックな時計である「Hウォッチ」は、その洗練されたデザインと上質な素材使いで多くのファンを魅了し続けています。なかでも特徴的なのが、ベルトの豊かなバリエーション。素材や色調の違いによって、1本のHウォッチが異なる表情を見せ、フォーマルにもカジュアルにも自在に寄り添います。
こちらの記事では、Hウォッチのベルトに焦点を当て、その素材や種類の特徴や魅力、交換方法、長く美しく使い続けるためのお手入れのポイントまでご紹介いたします。ご自身のスタイルにふさわしいHウォッチを身につけたい方は、ぜひ参考になさってください。
ベルトやケースの豊富な素材、カラー展開が特徴
Hウォッチは「HERMÈS」の頭文字“H”をモチーフにした腕時計です。エルメスだと一目で分かる存在感を放つデザインは、大胆でありながら繊細な美しさを兼ね備えています。
特徴的なのが、ベルトやケースの素材・カラーの豊富さです。特にケースは金無垢素材とめっきの両方が展開されています。なお、めっきは価格もお手ごろで、初めてエルメスを購入する方にもおすすめです。
めっきは経年や使用上の摩擦で色落ちしたり剥げたりする場合もあります。しかし、エルメスの腕時計は再めっき加工により、新品のような輝きを取り戻せます。
エルメスが掲げる「美しく、機能的で、タイムレスなオブジェ」という理念の通り、Hウォッチは世代を超えて長く愛される上質な時計です。
Hウォッチの魅力の1つに、豊富なベルトデザインがあります。
近年は工具不要で簡単に交換できるインターチェンジャブル機構を備えたモデルも登場しています。そのため、時計を1つしか持っていない方でも、気分やシーンに合わせて印象を変えることが可能です。例えば、レザーでクラシックに、ドゥブルトゥール(二重巻き)で華やかにと、ベルトの素材やカラーにより活用シーンの幅を広げられます。
また、Hウォッチはサイズ展開も豊富です。ケースのサイズによりベルト幅も異なるため、よりフィット感のある1本を選べます。組み合わせのバリエーションも多く、そのなかから自分だけの特別なHウォッチを見つける楽しさも魅力の1つです。
同じケースデザインでもベルトにより印象が変わるため、ぜひお気に入りの組み合わせを探してみてください。
質感や表情の異なるレザー素材
Hウォッチはベルトの色や素材のバリエーションの豊富さが大きな魅力です。素材は大きく革とステンレスの2つに分けられ、なかでもレザー素材は種類により質感や革の表情が異なります。
それぞれのベルトの素材の特徴に加え、着用感や活用シーンもご紹介します。ぜひお気に入りのベルトを見つけてください。
Hウォッチ PM 25mm Ref.W057562WW00
独特の革目が美しいアリゲーターストラップ
Hウォッチの大きな魅力の1つは、エルメスならではの高品質なレザーストラップにあります。カーフスキンやアリゲーターといった上質な革素材が使われており、しなやかで肌なじみがよく、使い込むほどに艶や風合いが増していくのが特徴です。職人の手によって丁寧に仕上げられたベルトは、同じ素材でも1つ1つに異なる表情があり、個性を楽しめるでしょう。
レザーストラップは軽くて柔らかく、長く着用しても快適な着け心地が得られる一方で、水分や紫外線、化粧品などに弱いデリケートな面もあります。特に、直射日光に長時間晒したり、濡れた状態で放置したりすると、革の劣化や収縮の原因となります。また、化粧品やボディークリームが付着することでも変質しやすくなるため、着用時には注意が必要です。
レザーは一見すると扱いづらい素材に思えるかもしれません。しかし、これらの手間もまた“革を育てる”楽しみとして、多くの愛用者に親しまれています。
Hウォッチのステンレススチールベルトは、機能性と高級感を兼ね備えた実用的な素材として人気があります。大きな特徴である耐水性により、雨や汗などの水濡れにも強く、日常生活のなかで気軽に使用できる点が魅力です。また、耐久性も高いため、劣化によるベルト交換の頻度が少ない点もメリットでしょう。
一方で、購入前に知っておきたい注意点もあります。ステンレススチール素材は金属アレルギーのリスクがあり、アレルギーを持つ方は肌がかぶれてしまう可能性があります。また、レザーストラップに比べ重いため、着用感で好みが分かれる点も知っておくべきでしょう。さらに、耐久性は高いものの、細かい傷が付きやすく、長年使うと表面に使用感が出る場合がある点もデメリットかもしれません。
このような注意点はありますが、金属特有の輝きがエレガントかつ重厚感のある印象を与え、サッと拭くだけで清潔さと光沢を保てるメンテナンスの簡単さは大きな利点です。忙しい方や実用的な時計を求める方におすすめの素材です。
エルメスでは、革製ベルトの場合は「レザーストラップ」、金属製ベルトの場合は「メタルブレスレット」と呼ばれています。
ここからはそれぞれのベルトの特徴を詳しくご紹介します。
Hウォッチのレザーストラップは、エルメスならではの高級感と職人技が光るアイテムです。デザインは「シンプルトゥール(一重巻き)」と「ドゥブルトゥール(二重巻き)」の2種類があります。特にドゥブルトゥールはブレスレットのように使えるため、小ぶりなサイズのケースと非常に相性が良く、人気を集めています。
Hウォッチのレザーストラップは豊富なカラーや素材のバリエーションにより、シーンやファッションに合わせたコーディネートも自在です。ただし、レザーは繊細な素材のため、強く引っ張ったり折り曲げたりすると劣化を早める原因になります。ベルトの着脱時はできるだけソフトに優しく扱いましょう。
長く美しい状態を保つには、複数のベルトを使い分けるのもおすすめです。Hウォッチには、工具不要で簡単にベルト交換ができるインターチェンジャブル機構を備えたモデルもあり、気分やスタイルに合わせて自在に楽しめます。
つまみをスライドさせるだけで簡単にストラップ交換が可能
インターチェンジャブル機構とは、腕時計のベルトが簡単に交換できる設計のことです。エルメスのHウォッチではレザーストラップで採用され、その日の気分や装いに合わせて時計の印象を変えられます。1本の時計で、複数のモデルを所有しているかのように楽しめるのが特徴です。
一方で、専用の形状を持つストラップであるため、基本的にエルメス純正品以外は装着できません。価格も比較的高めで、生産終了後は交換用ストラップの入手が困難になる可能性もあります。そのため、気に入ったデザインがある場合は、少しずつストックとして買い足しておくのがおすすめです。
インターチェンジャブル・ストラップの良さは、Hウォッチのファッション性を高めるだけではありません。複数のベルトを使い分けることで、経年劣化によるダメージを分散できるという実用面での利点もあります。そのため、ファッション性と実用性を兼ね備えたベルトを求めている方にもおすすめです。
Hウォッチのメタルブレスレットは、主にステンレススチール製です。レザーストラップとは異なり、金属特有の高級感があり、Hモチーフのケースデザインにも自然に溶け込むよう設計されています。そのため、ビジネスからカジュアルまで、どのような場面でも使いやすいのが魅力です。また、レザーのように経年による劣化や伸びが少ないことも利点です。
メタルブレスレットは、コマの組み合わせによってデザインを変えられる点も大きな特徴です。Hモチーフをあしらったものから、シンプルな正方形を連ねたタイプまで、デザインの違いを選ぶ楽しみがあります。
Hモチーフを連ねたコマのブレスレット
正方形を連ねたコマのブレスレット
ただし、注意点が2つあります。生活防水仕様のため、許容となるのは雨の日や洗顔などの一時的な水濡れまで。水に触れたあとはしっかりと乾かしてください。ケースやゴム部分に水分がたまると、黒ずみや臭いの原因になります。また、金属同士が擦れて生じる細かな金属粉や皮脂、ホコリなども溜まるため、定期的にベルトの隙間をクロスなどで優しく拭き取りましょう。
最適なタイミングでベルト交換することで永く愛用できる
Hウォッチのベルト交換方法には、以下の3通りがあります。
いずれの方法も交換費用やダメージのリスクなどが異なります。ここではそれぞれのメリットや注意点を詳しくご紹介します。
公式ストアでもストラップの交換が可能
Hウォッチのベルト交換を安心して行いたい方には、エルメス正規店への依頼がおすすめです。ほかの方法より交換費用がかかるものの、専門のスタッフが対応してくれるため、高い信頼性があります。
なお、エルメスオンラインで購入したベルトは、店舗での交換が対象外となります。カスタマーサポートへ電話での問い合わせが必要になるため、ご注意ください。
また、希望するベルトが国内にない場合、海外からの取り寄せになるケースもあります。交換まで数カ月かかる場合もあるため、事前に納期の確認を行いましょう。なお、エルメスブティックでは、来店時に無料で防水チェックを受けられるサービスも用意されています。(2025年7月現在)
ジャックロードなら提携修理工房にてお持ち込み品のメンテナンスも可能
Hウォッチのベルト交換は、時計専門店に依頼することも可能です。修理やコマ調整、点検など幅広いサービスにも対応し、価格もエルメス正規店より控えめです。ただし、非正規部品が使われる場合があり、以後エルメスでの修理が受けられなくなる可能性があります。よく検討してから利用しましょう。
一方で、生産終了モデルや限定カラーを扱う店舗もあり、自分だけのレアなアイテムを見つけられる可能性もあります。気になる方は一度チェックしてみてはいかがでしょうか。
なお、当店ジャックロードでも提携の修理工房にて再めっきなどの修理が可能です。ぜひ一度お問い合わせください。
インターチェンジャブル仕様なら自身で簡単にベルト交換が可能
Hウォッチは自分で簡単にベルト交換が可能です。ベルト根元の突起を下げてベルトを外し、片側ずつ取り付けるだけの手順ですが、作業は非常にデリケートです。不適切な工具や力加減で時計を傷つける恐れがあるため、工具を使用する際は必ず付属の専用工具を使用して慎重に行いましょう。
金属ブレスレットは重量があるため、落下にも注意が必要です。自分でカスタマイズできる楽しさがある反面、交換ミスによるトラブルは自己責任となります。
豊富なベルトデザインから、お気に入りの組み合わせを見つけるのもHウォッチの醍醐味です。まずはどのようなケースやベルトがあるか、ぜひ当店ジャックロードのサイトをご覧ください。
適切な保管と日常的なメンテナンスが重要
Hウォッチのベルトを美しく保つには、適切な保管と日常的なメンテナンスが重要です。まず保管方法として、購入時のボックスや専用の保管ケースを使用し、ほかの時計と接触しないようにしましょう。高温多湿や直射日光、強い照明は、文字盤やベルトの変色・劣化の原因になります。通気性の良い場所での保管がおすすめです。
また、レザーストラップは水分に弱いため、スポーツ時の使用や濡れた状態での着用は避けましょう。濡れてしまった場合はドライヤーや直射日光ですぐに乾かさず、風通しの良い日陰で自然乾燥させてください。装着時もきつく締めすぎず、つく棒を穴に入れる際に無理に折り曲げないよう丁寧な扱いが求められます。
一方、金属ブレスレットは柔らかい布で汗や汚れを拭き取れば十分です。しかし、水分が残ると劣化の原因になるため、濡れた際はしっかりと拭き取って乾燥させておきましょう。めっき剥がれや変色が見られた場合は、専門業者に相談しましょう。
自分らしいスタイルが選べるHウォッチ
Hウォッチは、ベルトの素材や種類が豊富で、特に高品質で上品なレザーストラップが人気です。簡単に交換できるインターチェンジャブル・ストラップや、アクセサリー感覚でも着用できるドゥブルトゥール(二重巻き)ベルトでより自分らしいスタイルを楽しめます。
しかしその一方で、お手入れや使用時の注意点も忘れてはいけません。普段から身に着ける腕時計だからこそ、ぜひ長く使えるお気に入りを見つけてください。
当店ジャックロードのオンラインストアは、Hウォッチの取り扱いも充実しております。ぜひ一度ラインアップをご覧ください。
ジャックロード(JACKROAD)
東京都中野区中野5-52-15 中野ブロードウェイ3F
JR中野駅北口徒歩5分
電話 [店舗]
03-3386-9399
[通販]
03-3389-1071
営業時間 11:00~20:30
店舗案内は
こちら
オンラインストアは
こちら
業界最大手!全国屈指の品揃えを誇るメンズブランド腕時計専門店ジャックロード。創業30年以上の実績と信頼を誇る、並行輸入店の草分け的存在です。東京・中野ブロードウェイ3Fに店舗があり、ブランドジュエリー&バッグ店舗、姉妹店であるレディース腕時計専門店ベティーロードも併設されているため、ご家族やご友人同士でご来店いただいてもみなさまにお楽しみいただけるラグジュアリー空間となっております。
半個室の商談スペースもあり、小さなお子さま連れのお客さまもゆったりとご覧いただけます。お近くにお越しの際はぜひお立ち寄りください。
※店内の在庫は常に変動しております。来店にて見たいモデルが決まっている場合、事前に店舗へ在庫を確認の上お越しいただくことをおすすめしております。
また、ジャックロードは店舗に直接ご来店いただくことが難しいお客さまにも快適なショッピング体験をご提供するべく、オンラインストア事業に力を入れております。オンラインストア限定のサービスやクーポンもございますので、ぜひあわせてご利用ください。
当店の大手ショッピングモールにおける受賞歴は こちら からご覧いただけます。