パテック フィリップ25年ぶりの新コレクション！キュビタス(Cubitus)着用レビュー

世界三大時計ブランドの1つに数えられるパテック フィリップが、2024年10月17日に新コレクションを発表しました。このリリースに多くの時計愛好家はもちろんのこと、メディアにも大きく報道されたことで各方面でも話題となっています。

新コレクションの名前は「キュビタス(Cubitus)」。パテック フィリップの公式サイトではキュビタスについて、「まぎれない真のエレガンス」と表現しています。

そんなパテック フィリップ待望の新コレクションであるキュビタスが、当店ジャックロードに早くも入荷してまいりました。今回は実機を見ながら、キュビタスについて最速レビューを行います。ぜひ、最後までご覧ください。

■この記事の筆者；
腕時計専門店ジャックロード WEBサイト運営スタッフ 菅原

時計業界歴20年のベテランミドル。時計好きが高じて入社しているためマニアックな視点で時計を見てしまいがち。飽きっぽい性格であることから好みの時計は日替わりで変わってしまう。個人X(旧twitter)にて、いろいろとポストしています。ぜひ、フォローをお願いします。

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21世紀初となる、パテック フィリップの新コレクション

20世紀最後のコレクションが1999年に発表された、Twenty~4。その後、四半世紀を経過した2024年。ついにパテック フィリップは新コレクションのキュビタスを発表しました。

すなわち、21世紀に初めて新設されたコレクションでもあります。その姿はご覧の通り、既存のパテック フィリップには存在しないスクエアデザインが採用されています。

このデザインが採用された背景には、パテック フィリップ社長のティエリー・スターン氏の意向も大きく影響しているようです。ティエリー・スターン氏は「スクエア型の時計をいつか作らなければならない」と長年にわたり思い描いていたとコメントを残しています。

そんなキュビタスコレクションですが、まずは3型が登場しました。以下にまとめましたのでご覧ください。

着用することでより映える、キュビタスの魅力

早速、撮影ブースへと登場したキュビタスとご対面。ケースサイズが45mmと記載があったことから、それなりの大きさを想像していましたが…。腕に載せてみると思っていたほどの大きさには感じませんでした。薄いケースが大きさを感じさせなかったのかもしれません。ケースの薄さは、裏ぶたから覗く、マイクロローターの恩恵によるところでしょう。

幅広のストラップによる腕元への装着感も心地よく感じられる一方で、プラチナ素材ならではの重量感もかなりのものでした。コンポジット素材のストラップのため、ヘッド周りがより重さを感じたのかもしれません。

最上位に位置するキュビタス Ref.5822P-001のみ、専用の仕様が装備されます。12時位置に大型の日付表示。8時位置にはサブダイヤル表示で、ポインター式の曜日表示とムーンフェイズ。4時位置にはスモールセコンドが備わります。

文字盤の背景にはノーチラスやアクアノートでお馴染みの水平エンボス・パターンが入ることから、スポーティーな雰囲気が演出されています。

立体的なインデックスには中央に夜光塗料が入り、暗所での視認においても問題ありません。

スクエアケースの6時位置には、パテック フィリップのプラチナモデルではお馴染みのダイヤモンド(例外もあり)が埋め込まれています。既存のパテック フィリップでは1粒のダイヤモンドでしたが、キュビタスには、初めてバケット型のダイヤモンドが入りました。

目立つ場所ではないものの、やはりダイヤモンドには特別感があります。

ケースのサイドはノーチラスと同様のデザインが施されています。防水は現在のパテック フィリップの法則に則り、3気圧の防水性を誇ります。

サテンとポリッシュを巧みに使い分けた仕上げに目を奪われます。

キュビタスのプラチナモデルのみに採用されているのが、新開発されたcal.240 PS CI J LUです。自動巻きローターは薄型ケースを採用するために、小型のマイクロローターが配置されました。大型の日付表示はどの時間帯でも調整が可能な機構が導入されているのも見逃せないニュースです。

キュビタスに実際に触れてみた感想

今までなかったデザインでありながらも、一目でパテック フィリップのモデルであることが分かるキュビタス。世界最高峰の腕時計メーカーらしい上質な仕上げが愉しめるモデルです。

また腕に載せたときの着用感も心地よく感じられました。価格さえ許せば、このすばらしさを多くのユーザーにも堪能してもらいたい。そんな印象を受けたモデルです。

まとめ

いかがでしたか？

本日はパテック フィリップ待望の新作コレクション キュビタスをご紹介しました。

まだ登場間もないことから市場流通が少ないですが、当面の間はプレミア価格で流通することは間違いありません。

パテック フィリップがスクエアケースを登場させたことで、時計業界に"スクエアブーム"が訪れるのかも注目しておきたいところですね。

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半個室の商談スペースもあり、小さなお子さま連れのお客さまもゆったりとご覧いただけます。お近くにお越しの際はぜひお立ち寄りください。

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