BLOG CATEGORY
時計
2020/1/26

ロレックス デイトナ Ref.116520を徹底解説!

  • Twitter
  • Facebook
  • hatena
  • pocket
  • line
ロレックス デイトナ Ref.116520を徹底解説!

ロレックスきってのクロノグラフモデル、コスモグラフ デイトナ。時計界の王者とも言えるロレックスの中でも最も人気の高いモデルの1つです。

近年はリセールバリューの高騰も相次ぎ、常に話題に事欠かないデイトナですが、今回はそんなデイトナのロングセラーモデルであるRef. 116520にフォーカス。現行モデルや歴代のデイトナモデルと比較しながらRef. 116520の魅力を味わってみましょう!

■この記事の監修;
ジャックロード JACKROAD
業界最大手!新品・中古・アンティークの時計が常時5000本以上という全国屈指の品揃えを誇るブランド腕時計専門店ジャックロード。創業30年以上の実績と信頼、豊富な知識で人気ブランド商品について分かりやすく解説します。

■SHOP INFORMATION;
店舗(東京・中野ブロードウェイ3F)案内は こちら
オンラインストアは こちら

ロレックス コスモグラフデイトナ Ref.116520とは?

まずはRef. 116520についておさらいです。

自動巻きクロノグラフムーブメントを搭載したコスモグラフデイトナの2世代目モデルとして誕生したのがRef.116520。前型のRef.16520はエル・プリメロをベースとしたCal.4030を搭載していましたが、6年の歳月をかけてついにロレックス悲願の自社製自動巻きクロノグラフムーブメントCal.4130が完成しました。2世代目となるコスモグラフデイトナ Ref.116520に搭載されることになったのです。

ロレックス コスモグラフデイトナ Ref.116520は2000年に登場し、その後2016年まで生産されたロングセラーモデル。他のロレックス スポーツモデルと同様に、細かいマイナーチェンジが行われているのも特徴です。

手巻きデイトナから自動巻きデイトナ(Ref.16520)にモデルチェンジを果たした際には、大きなデザイン変更が行われました。手巻きデイトナにはベゼルがプラスチックとメタルの2種類があったことも要因と言えるでしょう。

しかしながら、Ref.16520からRef.116520へのモデルチェンジはデザイン面においてはキープコンセプトとなり、一見したところではその違いは分かりにくいものでした(その違いについては後述致します)。

ロレックス コスモグラフデイトナ Ref.16520(エル・プリメロ)との違い

左から順にRef.16520(ブラック文字盤)、Ref.116520(ブラック文字盤)、Ref.16520(ホワイト文字盤)、Ref.116520(ホワイト文字盤)

左から順にRef.16520(ブラック文字盤)、Ref.116520(ブラック文字盤)、Ref.16520(ホワイト文字盤)、Ref.116520(ホワイト文字盤)

ロングセラーを誇ったRef.116520。ここでは1999年まで生産されていたデイトナ・エル・プリメロことRef.16520と比較しながらそのその違いを細かくみていきましょう。

まずはデザイン面。文字盤上ではインデックスが大型化されたことにより、夜間での視認性が向上しています。なお40ミリのケースサイズ、100mの防水性能は継承されています。

また3時位置と9時位置の中心点がRef.16520は平行に対し、Ref.116520は上に若干移動しています。インデックスもRef.116520は大型化され、ケースとブレスレットの接合部(フラッシュフィット)が変更となりました。

またインダイヤルのレイアウトも変更されており、6時位置にスモールセコンド、9時位置に12時間積算計と入れ替わっています。パワーリザーブは52時間から一気に72時間へと延長が施されました。現在は72時間という数値は一般的となりますが、当時としては異例で、ロレックスの先見性が見て取れます。

そして先述したCal.4130。自動巻きクロノグラフムーブメントCal.4130は、ロレックスならではの工夫が施されています。

その1つがメンテナンス性の行い易さ。駆動輪列の配置を簡潔にしたことで、オーバーホール、メンテナンスが容易にできるような設計となっています。これはロレックスが製造するムーブメント哲学が凝縮されていると言っても過言ではありません。

左/Ref.16520(エル・プリメロ)、右/Ref.116520。クラスプの作りが異なり高級感が増しています。

左/Ref.16520(エル・プリメロ)、右/Ref.116520。クラスプの作りが異なり高級感が増しています。

他のロレックス スポーツモデルと同様にブレスレット(主にクラスプ)が大きく進化しています。それまでのシンプルなクラスプから、微調整が可能となるイージーリンク機構を装備。これにより簡単にブレスレットのサイズが変更できる、ロレックスらしい実用的な装備が採用されました。

■関連商品はこちら
ロレックス コスモグラフデイトナ Ref.16520 一覧

ロレックス コスモグラフデイトナ Ref.116500LNとの違い

左から順にRef.116520(ブラック文字盤)、Ref.116500LN(ブラック文字盤)、Ref.116520(ホワイト文字盤)、Ref.116500LN(ホワイト文字盤)

左から順にRef.116520(ブラック文字盤)、Ref.116500LN(ブラック文字盤)、Ref.116520(ホワイト文字盤)、Ref.116500LN(ホワイト文字盤)

続いては2016年のバーゼルワールドで登場したロレックス コスモグラフデイトナ Ref.116500LNとの比較。型番の後ろに付くアルファベット「LN」はフランス語で「Lunette Noir」、すなわちブラックベゼルを指しています。ロレックス サブマリーナデイト Ref.116610LNなど、最近のセラミックモデルでお馴染みですね。

Ref.116520からの変更点はベゼルがついにセラミック化されたことになります。目盛り部分がプラチナコーティングされたセラミックベゼル(セラクロム)は、耐蝕性に優れ、傷はもちろんのこと、退色することも無くなりました。

素材変更に合わせ、目盛りのデザインもゴールドモデルのデイトナと同様のものに変更されています。

ホワイト文字盤はインダイヤルの縁取りのカラーが変更されており、ブラックに変更されたことでデイトナ・エル・プリメロを彷彿とさせるデザインになっています。

■関連商品はこちら
ロレックス コスモグラフデイトナ Ref.116500LN 一覧

デイトナ Ref.116520の歴代シリアル番号

16年間生産されたロングセラーモデルとなったロレックス コスモグラフデイトナ Ref.116520。ここでは歴代シリアル別にモデルを一挙に紹介していきたいと思います。

※2010年以降はランダムでの構成となったため生産年が特定することができなくなりました。

Pシリアル 2000年
Kシリアル 2001年
Yシリアル 2002年
Fシリアル 2003年~2004年
Dシリアル 2005年
Zシリアル 2006年
Mシリアル 2007年~2008年
Vシリアル 2009年
Gシリアル 2010年
以降はランダムシリアル
※ロレックス社が正式に公表しているものではありません。

ロレックス コスモグラフデイトナ Ref.116520 Pシリアル 2000年生産

ロレックス コスモグラフデイトナ Ref.116520 Pシリアル

ロレックス コスモグラフデイトナ Ref.116520 Pシリアル

ロレックス コスモグラフデイトナ Ref.116520 Kシリアル 2001年生産

ロレックス コスモグラフデイトナ Ref.116520 Kシリアル

ロレックス コスモグラフデイトナ Ref.116520 Kシリアル

ロレックス コスモグラフデイトナ Ref.116520 Yシリアル 2002年生産

ロレックス コスモグラフデイトナ Ref.116520

ロレックス コスモグラフデイトナ Ref.116520 Yシリアル
この年代あたりでベゼルが変更となりました。

ロレックス コスモグラフデイトナ Ref.116520 Fシリアル 2003年~2004年生産

ロレックス コスモグラフデイトナ Ref.116520

ロレックス コスモグラフデイトナ Ref.116520 Fシリアル
この年代あたりで針が太くなります。白文字盤は旧針で細く、黒文字盤は新針で太くなっています。

ロレックス コスモグラフデイトナ Ref.116520 Dシリアル 2005年生産

ロレックス コスモグラフデイトナ Ref.116520 Dシリアル

ロレックス コスモグラフデイトナ Ref.116520 Dシリアル

ロレックス コスモグラフデイトナ Ref.116520 Zシリアル 2006年生産

ロレックス コスモグラフデイトナ Ref.116520

ロレックス コスモグラフデイトナ Ref.116520 Zシリアル
ルーレット刻印が施されました。

ロレックス コスモグラフデイトナ Ref.116520 Mシリアル 2007年~2008年生産

ロレックス コスモグラフデイトナ Ref.116520

ロレックス コスモグラフデイトナ Ref.116520 Mシリアル
ブルーパラクロム・ヒゲゼンマイが採用されますが、外見上での判断はできません。またバックル部分が穴の開いたホールディング型から板の形状に変更されています。

ロレックス コスモグラフデイトナ Ref.116520 Vシリアル 2009年生産

ロレックス コスモグラフデイトナ Ref.116520

ロレックス コスモグラフデイトナ Ref.116520 Vシリアル

ロレックス コスモグラフデイトナ Ref.116520 Gシリアル 2010年生産

ロレックス コスモグラフデイトナ Ref.116520

ロレックス コスモグラフデイトナ Ref.116520 Gシリアル

ロレックス コスモグラフデイトナ Ref.116520 ランダムシリアル 2011年~2016年生産

ロレックス コスモグラフデイトナ Ref.116520

ロレックス コスモグラフデイトナ Ref.116520 ランダムシリアル
2013年以降に生産されたRef.116520は夜光塗料が青く光る「クロマライト」に変更されています。また2015年頃に生産されたRef.116520はバックル中板がそれまでの艶消しから鏡面仕上げに変更されました。

ロレックス コスモグラフデイトナ Ref.116520のレアモデル、アイボリー(クリーム)文字盤

左から順にRef.116520(Pシリアル)、Ref.116520(Pシリアルのアイボリー)、Ref.116520(Yシリアルのアイボリー)

左から順にRef.116520(Pシリアル)、Ref.116520(Pシリアルのアイボリー)、Ref.116520(Yシリアルのアイボリー)

型番が5桁のヴィンテージ・ロレックスに多く見られるレアモデルですが、型番が6桁となるロレックス コスモグラフデイトナ Ref.116520の初期モデルにもレアモデルが存在していました。それが「アイボリーダイヤル」、もしくは「クリームダイヤル」と呼称されている白文字盤のみに存在するレア文字盤です。

明らかに文字盤全体がアイボリー(クリーム)色に変色されているもので、経年での変化なのか、塗料の問題なのか謎に包まれている文字盤となります。

レア文字盤であることが認められてからは、価格高騰しているモデルに数えられます。

まとめ

いかがでしたか?

現行のデイトナももちろん人気ですが、Ref.116520は既に生産終了となっていることもあり、年々その価格は高騰を続けています。

当店ジャックロードではロレックスの新品に加えて中古やアンティークもラインアップ。ロレックス中古の仕入れも積極的に行っておりますので憧れのRef.116520に出会えるかも?!

新入荷情報は当店Twitterアカウント( @JACKROAD1987 )でも発信しておりますのでぜひフォローをお願い致します!

■あわせて読みたい 関連記事
ロレックス コスモグラフ デイトナ~相棒はロレックスの王様「デイトナ」~[スタッフ愛用腕時計 vol.7]

■関連商品はこちら
ロレックス コスモグラフデイトナ Ref.116520 一覧

ロレックス コスモグラフデイトナ 一覧

【記事内に登場した商品が見られる!買える!店舗&オンラインショッピング案内】

新品・中古・アンティークの時計が常時5000本以上という国内最大級の品揃えを誇るジャックロード店内

ジャックロードJACKROAD

東京都中野区中野5-52-15 中野ブロードウェイ3F
JR中野駅北口徒歩5分
電話 [店舗] 03-3386-9399 [通販] 03-3389-1071
営業時間 11:00~20:30
店舗案内は こちら
オンラインストアは こちら

業界最大手!全国屈指の品揃えを誇るメンズブランド腕時計専門店ジャックロード。創業30年以上の実績と信頼を誇る、並行輸入店の草分け的存在です。東京・中野ブロードウェイ3Fに店舗があり、ブランドジュエリー&バッグ店舗、姉妹店であるレディース腕時計専門店ベティーロードも併設されているため、ご家族やご友人同士でご来店いただいてもみなさまにお楽しみいただけるラグジュアリー空間となっております。

半個室の商談スペースもあり、小さなお子さま連れのお客さまもゆったりとご覧いただけます。お近くにお越しの際はぜひお立ち寄りください。

店内の在庫は常に変動しております。来店にて見たいモデルが決まっている場合、事前に店舗へ在庫を確認の上お越しいただくことをおすすめしております。

この記事に関するタグ

CATEGORY カテゴリー

PICK UP ピックアップ

  • オートバイレーサー山中琉聖選手とスポンサー契約を締結しました

  • ビジネスシーンで使うロレックスなら?最適なモデルをご紹介!

  • 喜平ネックレスとは?金やプラチナの人気種類や選び方をご紹介