その知名度と人気は時計業界随一を誇るロレックス。憧れの高級時計として、時計好きならば一度は購入を夢見るブランドの1つではないでしょうか。そんなロレックスの中でもデイトナと並び高い人気を誇るのが、ロレックスきってのダイバーズウォッチ、サブマリーナーです。
今回はサブマリーナーの中でも特に高い人気を誇るグリーンサブに焦点を当て、その魅力を深堀り!ロレックス、あるいはスポーツモデルの購入を検討されている方はぜひご覧ください。
1965年のヴィンテージ サブマリーナー Ref.5513。歴史が長いこともあり、サブマリーナーには貴重なヴィンテージモデルが多数存在する
まずは改めてロレックスのサブマリーナーについておさらいです。ロレックスのサブマリーナーの歴史は他モデルと比較すると古く、1953年に誕生しました(同年には同じく人気モデルのエクスプローラーが誕生)。モダンダイバーズウォッチの礎を築いたモデルでもあり、近年ではロレックスの中でも異常とも言えるほどの価格高騰を見せるなど、その人気ぶりは健在です。
ダイバーズウォッチならではの高い防水性と、逆回転防止ベゼルを備えているのが特徴です。デザインに関してはロレックスらしい実用性に重きを置いたデザインで、プライベートなどでの利用はもちろん、ビジネスシーンでも違和感の無い普遍性の高いデザインとなっています。
そんな人気の高いサブマリーナーの中でも、ひときわ目を惹く通称グリーンサブと呼ばれるモデル。サブマリーナー誕生50周年を記念したモデルとしてデビューを果たしました。
ロレックスのコーポレートカラーであるグリーンがあしらわれたグリーンサブ。今では一目でロレックスのサブマリーナーと分かるアイコニックな存在となっています。ちなみにロレックスのサブマリーナーには、カラーに基づいた分類では赤サブ、青サブ、そして今回のグリーンサブといった呼び名が存在します(ノーマルのサブマリーナーは黒)。
現在ロレックスのグリーンサブと呼ばれるモデルは2型番存在します。ここではそれぞれの特徴を掘り下げてみましょう!
ロレックス サブマリーナー デイト 16610の派生モデルとして2003年のバーゼルワールドにて登場したロレックス サブマリーナー デイト 16610LVこと通称「グリーンサブ」。5桁の型番の後ろに付くアルファベット「LV」はフランス語で「Lunette Vert」、すなわちグリーンベゼルを指しています。
当初は限定モデルのみに付けられる名称かと思われていましたが、次世代となるセラミックベゼル搭載モデルからは、ベゼルのカラーを問わず型番の後ろにアルファベットが付くようになりました。
ケースサイズ、自動巻きムーブメントのCal.3135クロノメーターなどのスペックはロレックス サブマリーナー デイト 16610と共通ながらも、いくつかの専用部品が使用されています。その1つが逆回転ベゼルで、ロレックスのコーポレートカラーとなるグリーンが使用されています。
この逆回転防止ベゼルにはレアポイントがあり、2003年から2004年に生産された初期モデルの一部に薄いカラーのグリーン(通称ライムベゼル)が使用されているようです。しかしながら、使用環境によってベゼルの退色が見られるケースもあるため、実際にはライムベゼルの判断は付きにくいところ。さらにもう1つのレアポイントはベゼルの「40」と記された部分が初期モデルは後年モデルとフォントが異なります。
左:フラット4 「4」の頂点の部分が台形かつ幅広 / 右:後年のもので、「4」の形が尖ったフォルム
「4」の頂点の部分が初期モデルは台形かつ幅広の形をしており、後年は尖ったものとなります。明らかに形が異なるので見分けが付く部分で、これが「フラット4」と呼称されているものとなります。
文字盤もロレックス サブマリーナー デイト 16610と一部異なります。その1つが針とインデックスで、ロレックス サブマリーナー デイト 16610LVはひと回り大きいサイズのものが装着され、視認性が格段に向上しています。逆回転防止ベゼルと同様にレアポイントに数えられるのが、6時位置にある「SWISS MADE」表記(下記参照)です。
左:ビックスイス ミニッツインデックスの28分と32分から「SWISS MADE」の表記がはみ出す / 右:スモールスイス ミニッツインデックスの28分と32分に「SWISS MADE」の表記が収まる
こちらはビックスイスとスモールスイスなるものが存在します。ビックスイスはミニッツインデックスの28分と32分からはみ出しているものとなり、28分と32分に収まっているものがスモールスイスと呼称されています。先ほどの「フラット4」、「ビッグスイス」、「ライムベゼル」の組み合わせでマーク1などとロレックスファンの間では認知されています。
その他に他のロレックス スポーツモデルと同様に2007年頃から「ROLEX」の文字が文字盤外周に入った「ルーレット刻印」が入る、マイナーチェンジが行われています。
ロレックス サブマリーナー デイト 16610LV は2003年から2010年までの約7年近くにわたって生産されました。当初は短期間、もしくはこの世代で終了すると思われていましたが、市場での需要が大きかったことから後継モデルとなるロレックス サブマリーナー デイト 116610LVが登場することになります。ロレックス スポーツモデルは生産終了からプレミア化するという法則はこのロレックス サブマリーナー デイト 16610LVも例外ではなく、先述したレアモデルはいずれもプレミアモデルとして流通しています。
■関連商品はこちら
ロレックス サブマリーナー 一覧
ロレックス サブマリーナー デイト 116610LN (Lunette Noir=黒ベゼル)のフルモデルチェンジに合わせて「グリーンサブ」も新型である116610LVが2010年バーゼルワールドで登場しました。ロレックス サブマリーナー デイト 16610LVのように追加されたモデルでなく、バリエーションとしての登場となるためロレックス サブマリーナー デイト 116610LNとの相違点は文字盤、ベゼルのそれぞれカラーが異なり、メーカー希望小売価格は4万円高になります。
自動巻きムーブメントは従来と同じCal.3135クロノメーターとなりますが、その中身は進化しており、パラクロムヒゲぜんまいを採用したことで耐磁性・耐衝撃性が向上しています。さらにスイス公式クロノメーター検査協会(COSC)はもちろんのこと、2015年に設定したロレックス社自社基準である「高精度クロノメーター(Superlative Chronometer)」を通過したムーブメントは精度が平均日差+2~-2秒となります。
Ref.16610LVから継承されたグリーンカラーの逆回転ベゼルはセラミック製(セラクロム)へと進化。耐蝕性に優れたセラミックは傷はもちろんのこと、退色することも無くなりました。ベゼルの動きもカチカチと噛み合うような動きとなり、高級感が向上しています。なお、刻印されている目盛りにはプラチナコーティングが施されています。
今回のモデルチェンジで最も大きなトピックスの1つがブレスレットの進化です。工具を使わずにクラスプ部分をスライドさせることで、簡単にブレスレットの長さが調節可能である「グライドロックエクステンション」機構が装備されました。これにより2mmから最大20mmまで簡単にブレスレットの長さを調節することが可能となります。
さらにケースの形状(特にラグ)、りゅうずガードの作りが変わり骨太な印象に変更されている点もロレックス サブマリーナー デイト 116610LVの特徴となります。
■関連商品はこちら
ロレックス サブマリーナー 一覧
先述の通り当店でも高い人気を誇るグリーンサブ。「人気が高いのは分かったけど、実際はどの点がいいの?」と気になる方もいますよね。ここでは実際にグリーンサブをご購入いただいたお客様から当店ジャックロードに寄せられたグリーンサブのレビューをご紹介。ぜひ検討の参考されてくださいね!まずはRef.16610LVからみていきましょう。
お客様からのレビュー
評価:★★★★★
3ヶ月前に初めてのロレックスとしてエクスプローラ1を買ったばかりだったのですが我慢できずにグリーンサブも買ってしまいました。
エクスプローラ1もジャックロードさんで購入しました。
サブマリーナーノンデイトとサブマリーナーデイトとグリーンサブとで迷いに迷ったのですが元からグリーン系の色が好きだったのと人とかぶってしまうのが嫌だったのグリーンサブにしました。
オフはもちろんオンのスーツの時も全く問題ありません。
噂通りにスーツの時も違和感ありませんでした。
お通夜などの時以外はオンオフ共に適度な存在感がある時計です。毎日時計を見ながらニヤニヤしてしまってます。
評価:★★★★★
円高も終わりが見え始め、底値だと判断して購入しました。
ノンデイトやロレジウムと悩みましたが、緑のベゼルに惹かれてグリーンサブを選択しました。
緑が派手ではないかと不安でしたが、実際に届いてみると、想像以上に落ち着いていて、本当に満足しています。
初めての機械式時計ですので、大切に使っていきたいと思います。
評価:★★★★★
30代に突入し、自分へのご褒美に高級腕時計をと決断しました。
ロレックスコーポレートカラーのグリーンがベゼルに光る、唯一無二の逸品。
しかも緑が明るすぎず、渋い感じの仕上がりに大満足です。サブマリーナーはなんだかんだでブラックダイヤルが主流?の中、周りとの差別化を図る意味でも最高のモノを買ったと大満足です。
評価:★★★★★
10年以上サブマリーナーデイトを愛用しておりましたが、今回ジャックロードさんの円高還元価格のグリーンサブマリーナーに買い替えました。
写真でみるより薄めのグリーンでスーツやブレザーにとても合います。
また、注文してからの対応はとても丁寧で早く、ベルトの調整はジャストフィットでした。
付属品以外にも取り扱い注意の説明書などもちゃんと入っていました。
評価:★★★★★
グリーンサブのベゼルの色調はいろんなところで熱く語られているようなので割愛します。(製造時期によっても若干色目が違うとか…)私の購入したグリーンサブのベゼルは深い森を思わせる深緑ではなくて、若葉を連想させるすがすがしい新緑でした。これはこれで栄えますが心配な方は実際に店頭で確認することをお勧めします。よくカジュアルすぎでフォーマルに合わない、なんて声を聞きますがなかなかどうして、スーツにも意外と合いますよ!
続いては現行モデルのRef. 116610LV。
お客様からのレビュー
評価:★★★★★
満足です。
少し高い買い物でした。ロレックスは2本目になります。グリーンが派手かな??と思っていましたが、着けてみると良い感じです。
スーツ着用のビジネスでも問題無く使えそうです。(会社環境などはあると思いますので、あくまでも個人的見解です。)
並行物なので、せめてメーカー希望小売価格以下で購入出来たら言うこと無しでした。まっ、欲しい、買いたいと感じた時が出会いなので、大切にしたいと思います。
私もおじさんですが、何歳になってもグリーンサブが似合う?男でいたいと思います。カミさんも「カッコいいね。」と言ってくれました。
評価:★★★★★
普段用とビジネスの兼用で購入。以前のモデルよりも質感も含めて高級感のある雰囲気でよかったです。
ビジネスには目立ちすぎるとコメントもありますが全然問題ありません。合うスーツを着用すれば最高の取り合わせになりそうです。
輸入販売とのこともあり日本ロレックスで買うより10万円ほど安くで購入できたのも◎
評価:★★★★★
ROLEXカラーでもあるグリーンがぐっと来ます。最高の買い物しました。
評価:★★★★★
Hulk最高
念願のグリーン文字盤
光の当たり方で多様に変化して、鮮やか過ぎ。
お高く付きましたが価値は有り
大事にガンガン使っていきます。
やはりどちらもグリーンカラーに惹かれて購入と言った声が目立ちます。特徴的なカラーだけに他となかなかかぶりにくいといった点も魅力のようです。そして気になる着用シーンですが、グリーンと少し派手な印象を持たれる方もいらっしゃるようですが、実際に着用してみると何ら違和感がないといった声が目立ちました。初めての機械式時計として購入される方から、2本目以降のロレックスあるいはサブマリーナーとして購入される方まで、グリーンサブがいかに幅広い層に支持を得ているのがよくわかりますね!
2010年の登場からちょうど10年が経過するロレックス サブマリーナー デイト 116610LVだけに、フルモデルチェンジの噂が予想されています。その要因にあげられているのが2018年にモデルチェンジされたシードゥエラー ディープシー、およびデイトジャスト36の存在です。同一ムーブメントを搭載していたシードゥエラー ディープシー、デイトジャストがひと足早く新型ムーブメントCal.3235に進化しているため、節目の10年目に新型が登場すると考えても不思議ではありません。
果たして、フルモデルチェンジが行われるのか、もしくはグリーンサブが生産終了になるのか。仮にグリーンサブが生産終了となった場合は現時点ですでに価格高騰している状況のため、ロレックス サブマリーナー デイト 16610LVと同様にプレミアモデルの仲間入りになるのは明白です。その答えは2020年のバーゼルワールド(2020年04月30日 ~ 2020年05月05日開催)にて明らかになるでしょう!
いかがでしたか?
ロレックスの中でもひときわその存在感を放つグリーンサブ。一時期に比較するとややその価格の高騰ぶりは落ち着きましたが依然としてリセールバリューが高いのは事実。もちろん普段使い用としてもぴったりですが、資産価値が高いのも魅力的なポイントですよね。
当店ではグリーンサブはじめ数々のロレックスや他高級ブランド腕時計を取り揃えております。これを機にあなただけの1本を探してみてはいかがでしょうか?
■関連商品はこちら
ロレックス サブマリーナー 一覧
ジャックロードJACKROAD
東京都中野区中野5-52-15 中野ブロードウェイ3F
JR中野駅北口徒歩5分
電話 [店舗]
03-3386-9399
[通販]
03-3389-1071
営業時間 11:00~20:30
店舗案内は
こちら
オンラインストアは
こちら
業界最大手!全国屈指の品揃えを誇るメンズブランド腕時計専門店ジャックロード。創業30年以上の実績と信頼を誇る、並行輸入店の草分け的存在です。東京・中野ブロードウェイ3Fに店舗があり、ブランドジュエリー&バッグ店舗、姉妹店であるレディース腕時計専門店ベティーロードも併設されているため、ご家族やご友人同士でご来店いただいてもみなさまにお楽しみいただけるラグジュアリー空間となっております。
半個室の商談スペースもあり、小さなお子さま連れのお客さまもゆったりとご覧いただけます。お近くにお越しの際はぜひお立ち寄りください。
店内の在庫は常に変動しております。来店にて見たいモデルが決まっている場合、事前に店舗へ在庫を確認の上お越しいただくことをおすすめしております。