2025年の新作ロレックスは2025年4月1日の日本時間の午前7時に公開されました。2024年は15時30分に公開されたことを考えると、早いアンベールでした。
例年恒例のティザー動画は第1弾、第2弾の公開と、新作コレクションに対するロレックスの並々ならぬ思いを感じましたね。
2025年はGMTマスターII、デイトジャストのアニバーサリーイヤーだったこともあり、多くのロレックスファンは両コレクションに関する新作予想をしていましたが、その予想は当たっていたのでしょうか?早速、答え合わせをしていきたいと思います。
デイデイト 36 Ref.128239A
デイデイトで展開されているオンブレ(グラデーション)文字盤
私が予想したのは、「
誕生80年目を迎えるデイトジャストの記念モデルの登場、それとも新型モデルか?
」 でした。結果としては、レッドグラデーションが施されたオンブレ文字盤が登場となりました。
デイデイトをはじめ、オンブレ文字盤が増えているロレックスですが、満を持してデイトジャストにも採用されました。今回追加されたのは、デイトジャスト 31のなかでも18Kイエローゴールド、ホワイトゴールドを備えた上位モデル。このことからオンブレ文字盤はハイエンド向けの仕様であることが分かります。
来年以降はデイトジャスト 36、41にも採用されるかもしれません。
デイトジャスト オイスター50周年 Ref.1630
オイスタークオーツに採用されたデザインをまとう、希少な自動巻きモデル
そして、「それとも新型モデルか?」の予想に当てはまるのであれば、シードゥエラー、スカイドゥエラーに続く、ドゥエラーシリーズの最新作ともいえるランドドゥエラーの登場です。「海」、「空」に続き、「陸」を新たな名称に加えました。
デザインこそ、1970年代のオイスタークオーツを想起させるものの、その中身は全くの別物。7年に及ぶ開発を経て登場したランドドゥエラーは、紛れもなく新世代ロレックスの旗手ともいえます。
コスモグラフ デイトナ Ref.126506
シースルーバックを採用したプラチナ素材のコスモグラフ デイトナ
その理由は新開発のムーブメント。今まで2万8800振動/時で展開してきたロレックスですが、ランドドゥエラーでは、3万6000振動/時の高振動ムーブメントを搭載しています。
今まで高振動ムーブメントに対し慎重な構えを見せていたロレックスだけに、 新たな挑戦といっても過言ではありません。また、1908やコスモグラフ デイトナ アイスブルーと同様にシースルーバックを採用。新型ムーブメントの美しさが堪能できるのも魅力です。
チューダー ロイヤル Ref.28500-0005
チューダーの人気コレクションとお馴染みのロイヤル
ケースとブレスレットが一体化した、いわゆる"ラグスポ"のデザインをまとうランドドゥエラーは、 現在生産されているロレックスとは異なる独自のデザインが目を惹きます。
また、ブレスレットはランドドゥエラー専用となる「フラットジュビリーブレスレット」。その名の通り、フラットな形状のデザインは 腕元へのおさまりも期待できそうです。
ちなみに"ラグスポ"のデザインはチューダーが先行して生産しており、当店ジャックロードでも人気を集めています。ランドドゥエラーの登場で、来年以降にチューダー ロイヤルにも上位モデルが登場するかもしれません。
スカイドゥエラー Ref.28500-0005
ランドドゥエラーのバリエーションはスカイドゥエラーに近い
バリエーションはゴールドモデルとホワイトロレゾール(コンビ)が展開されており、サイズは36mmと40mm。デイトジャスト、スカイドゥエラーに通じるバリエーションといえるでしょう。メーカー希望小売価格は最もリーズナブルなモデルが¥2,115,300(税込)からとなります。
ちなみに私が予想したのはデイトジャストのバリエーションとして、オイスタークオーツデザインが復活するというものでした。その予想を大きく超えて、ニューコレクションが登場するとは思いませんでした。
ここに注目
新作ランドドゥエラーのポイント
・完全新設計の3万6000振動/時の高振動ムーブメント搭載
・プラチナ素材のアイスブルー文字盤を頂点に、ダイヤベゼル、ホワイトロレゾールと多彩な展開
・ケースサイズは36mmと40mmの2サイズ
・ランドドゥエラー専用のフラットジュビリーブレスレットを装備
2024年にブラック/グレーベゼルを備えたステンレススチールモデルが登場したGMTマスターIIですが、2025年はアニバーサリーイヤーであることから、記念モデルが登場することが予想されていました。
私も誕生70年目を迎えた特別モデルが登場するのでは?と予想していましたが、その結果GMTマスターIIから3種が登場しています。いずれもアニバーサリーイヤーにふさわしい特別なモデルです。
GMTマスターII Ref.116718LN
歴代GMTマスターIIで唯一のグリーン文字盤を採用していたRef.116718LN
2025年新作モデルとして登場したのは、18Kホワイトゴールド素材のグリーン文字盤カラーのレフティこと、Ref.126729VTNR。そして、タイガーズアイ、レッドジャスパー、ヘマタイトの3種類の鉱石を使用した、タイガーアイアン文字盤が、18KイエローゴールドのRef.126718GRNR、18KエバーローズゴールドのRef.126715CHNRでラインアップされました。
GMTマスターII Ref.16710
今年も登場しなかった赤/黒ベゼルのコーク。待ち望むユーザーも多いカラーではあるが…
予想していたコークベゼルこと、赤/黒ベゼルは登場しなかったものの、グリーン文字盤は登場したため、少なからず予想は当たっていたといえるでしょう。グリーン文字盤のRef.126729VTNRですが、文字盤の素材はロレックス初であるセラミック素材が使用されています。これにより、今後他のコレクションにもセラミック素材仕様が増えてくる可能性が高まりました。
ここに注目
新作GMTマスターIIのポイント
・ホワイトゴールドケース&ブレスレットを素材としたグリーンセラミック文字盤が登場
・タイガーズアイ、レッドジャスパー、ヘマタイトの3種類の鉱石を使用した、タイガーアイアン文字盤が登場
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コスモグラフ デイトナ Ref.116509
新型に移行した際にラインアップから消えたブライトブルー文字盤が復活
2023年にコスモグラフ デイトナの全てのモデルが新型に移行したことを覚えている方も多いのではないでしょうか。その際に、一部の文字盤はラインアップから外されてしまいました。その文字盤が2025年に復活をしています。
Ref.116509に設定されていたブライトブルー文字盤は、そのままのデザインで復活。
コスモグラフ デイトナ Ref.116505
チョコレート(ブラウン)&ブラック文字盤が復活。デザインは前型を踏襲
エバーローズゴールドにはチョコレート(ブラウン)&ブラック文字盤が復活しました。ほかにもオイスターフレックス仕様のコスモグラフ デイトナにはメテオライトが登場したことも大きなニュースといえるでしょう。
コスモグラフ デイトナ Ref.116508
グリーン文字盤も待望の復活。新型ではグリーンとゴールデン(ゴールド)のツートーンに
イエローゴールドは他の素材とは異なり、サブダイヤルがゴールデン(ゴールド)となる、グリーン文字盤が登場しました。従来のグリーンとは異なり、サンレイ仕上げのブライトグリーンが組み合わされたことで、より華やかな印象を腕元に与えてくれることでしょう。
オイスター パーペチュアル 36 Ref.126000
ティファニーブルーと呼ばれ人気を博す、ターコイズブルーのオイスター パーペチュアル 36
さらに新色として登場したのがターコイズブルー&ブラック文字盤です。今まで誰も想像していないカラフルな文字盤が登場しました。ターコイズブルーは現行であればオイスター パーペチュアルにラインアップされていますが、サブダイヤルを備えるコスモグラフ デイトナのターコイズは印象が大きく異なります。
コスモグラフ デイトナ ビーチ Ref.116519
天然ターコイズを文字盤に使用した通称ビーチのブルー文字盤
過去にはデイトナ ビーチやレパード文字盤がラインアップされていたことを考えると、今後のデイトナにもカラフルな文字盤が登場する可能性も高いと考えられます。
ここに注目
新作コスモグラフ デイトナのポイント
・ターコイズ&ブラックのツートーン文字盤、ブライトグリーン&ゴールデンのツートーン文字盤が登場
・ブライトブルー、チョコレート&ブラック文字盤がそれぞれ復活
オイスター パーペチュアル 36 Ref.126000
プレミア価格で流通していたセレブレーション文字盤は生産終了
ここ数年にわたりビビッドな文字盤をラインアップに据えることで、若年層を中心に需要を拡大してきたオイスター パーペチュアル。2025年ではパステルカラーに舵を切り、新しいユーザーの拡大を狙うようです。
オイスター パーペチュアル 41 Ref.124300
生産を終えたオイスター パーペチュアル 41 Ref.124300
オイスター パーペチュアル 41は型番が新たに、従来のRef.124300からRef.134300と変更されました。スペック上のサイズはそのままに、新デザインのケースとスリムになったオイスタークラスプが採用されています。
ここに注目
新作オイスター パーペチュアルのポイント
・ピスタチオ(グリーン)、ラベンダー、ベージュのパステルカラーが新たに追加
・オイスター パーペチュアル 41の型番がRef.124300からRef.134300に変更。ケースとオイスタークラスプに小変更が施された
スカイドゥエラー Ref.336934
サンレイ仕上げのミントグリーン文字盤
ロレックスのコンプリケーションウォッチとして、確固たる地位を確立しているスカイドゥエラー。市場での人気も高いことから、毎年のようにさまざまなバリエーションがラインアップされています。2025年は18Kイエローゴールド素材にプレミアムなグリーン文字盤が追加されました。
ホワイトロレゾールですでに展開しているミントグリーン文字盤とは異なる、メタリック調のブライトグリーンは腕元の印象が大きく変わるでしょう。スカイドゥエラーの象徴的なモデルとして人気を博すに違いありません。
ここに注目
新作スカイドゥエラーのポイント
・スカイドゥエラーに初めてブライトグリーンが追加。18Kイエローゴールドのみ
1908 Ref.52508
チェリーニの後継コレクションとして登場した1908
ロレックスの新しいドレスウォッチコレクションとしてラインアップされているのが1908です。2024年はライスグレインモチーフが施されたアイスブルー文字盤のプラチナモデルがラインアップされましたが、2025年は18Kイエローゴールドに7連ブレスレットが登場しました。1908のために開発されたセッティモブレスレットは、クラスプにつなぎ目が分からないコンシールドタイプが採用されています。
薄くしなやかな動きを魅せるセッティモブレスレットは、ジュビリーブレスレットとは異なる装着感が得られそうです。2025年は、18Kイエローゴールドのみに追加されましたが、来年以降は18Kホワイトゴールド、プラチナにも展開される可能性も少なくありません。
シードゥエラー ディープシー チャレンジ Ref.126067-0001
新型ではシードゥエラーの表記が文字盤から消える
大きなアナウンスもなく小改良を施すロレックスですが、2025年はシードゥエラー ディープシー チャレンジがその対象となりました。文字盤上からシードゥエラーの表記がなくなり、すっきりとした印象です。これにより、ディープシーとシードゥエラーのすみ分けがなされたといえます。
ここに注目
新作ディープシー チャレンジのポイント
・文字盤からシードゥエラーの表記がなくなる
いかがでしたか?
今年は全くのブランニューコレクションである、ランドドゥエラーが登場しましたね。ロレックス製の"ラグスポ"は人気が出るのかどうか要注目となります。
他にも、グリーン文字盤の追加も多く見られたこともポイントといえるのではないでしょうか。
今回発表されたロレックスが当店ジャックロードに入荷した際はいち早くご紹介しますのでご期待ください。
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※店内の在庫は常に変動しております。来店にて見たいモデルが決まっている場合、事前に店舗へ在庫を確認の上お越しいただくことをおすすめしております。
また、ジャックロードは店舗に直接ご来店いただくことが難しいお客さまにも快適なショッピング体験をご提供するべく、オンラインストア事業に力を入れております。オンラインストア限定のサービスやクーポンもございますので、ぜひあわせてご利用ください。
当店の大手ショッピングモールにおける受賞歴は こちら からご覧いただけます。