腕時計の機能の1つであるGMT。用語単体よりも、ロレックスのGMTマスターが真っ先に思い浮かぶ方も多いのではないでしょうか?
名前はよく聞くけれども実際のところ、使い方も含めてGMTについてあまり知らない方もいるかもしれません。そこで今回はこのGMTについて深掘りしていきたいと思います。
併せておすすめの搭載モデルについてもご紹介しますので、腕時計選びにお役立てください。
ロレックス GMTマスターII Ref.126711CHNR。第三時間帯時刻まで文字盤上に表示できるGMT機能を持つ
GMTは略称で、正式には「Greenwich Mean Time(グリニッジ・ミーン・タイム)」といい、「世界標準時」を指します。
イギリス・ロンドン郊外にあるグリニッジ天文台を子午線とし、国際的な基準時刻として採用されています。この世界標準時とセシウム原子の振動数を基準にした時系「原子時」がありますが、地球の自転速度の変動で誤差が生じるため、うるう秒で調整をしたのが協定世界時ことUTC(Coordinated Universal Timeの略)です。
腕時計に機能として付加されるGMTは主に第二時間帯もしくは第三時間帯の時刻を文字盤上で表示させるものとなります。ベゼルもしくは文字盤にある24時間目盛りを時針と異なるデザイン、カラーのGMT針が他の国(都市)の時刻を指します。
多くの機械式時計においては、短針、長針、秒針に加えて24時間針が付加されているモデルがGMT時計となりますが、技術革新、デザインの進化により、文字盤内に第二時間帯、第三時間帯を設けるモデル、ひと目でその都市名の時刻が分かる「ワールドタイム機能」も存在します。
ロレックス GMTマスター Ref.16700。後継機のGMTマスターIIの登場により、GMTマスターは生産終了となる。こちらはその最終型番であるGMTマスター
特に海外へ足を運ぶ機会が多いビジネスマンや旅行好きな方にとってはGMTは重宝する機能ですが、意外とその使用法については知らない方も多いのではないでしょうか?そこで、ここではロレックスのGMTマスターを例に取ってGMTの利用法について簡単に解説します。
24時間針と長針、回転ベゼルの組み合わせで同時に2つのタイムゾーンの時刻表示と新たなタイムゾーンの時刻が表示可能
①まずは予め時針と24時間針を同期させておく。りゅうずを2段引きして分針を回し、連動するGMT針を24時の位置とする。りゅうずを1段引きにして、時針も0時に合わせる(これで両方が同じ時間となります)。
②りゅうずを2段引いた状態で分針を回し、現在の日本時刻に合わせる。
③時差の分だけ回転ベゼルを動かす。例えばアメリカであれば日本と14時間時差があるため、左にベゼルを14時間回す。24時間針が指し示した数字が第二時間帯の数字になる。
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2013年のバーゼルワールドで発表された黒青のツートーンベゼルが印象的なRef.116710BLNR。歴代GMTマスターの中で初めて登場した黒青ベゼルは通称バットマンと呼ばれており、登場時から現在まで人気モデルとしてラインアップがされていました。
2019年に後継モデルのRef.126710BLNRが登場したことにより生産終了となりました。短針が独立して可動をするため、回転ベゼルの併用により3タイムゾーンGMTモデルとしての機能を備えます。
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チューダー(チュードル)のGMTモデルでおすすめしたいモデルとしてピックアップしたのは、ロレックス GMTマスター譲りのヘリテージブラックベイGMT。
退色した雰囲気のバーガンディ×ブルーのアルマイト加工ディスク、リベット付きのブレスレットなど、GMTマスター・1stモデルことRef.6542、2ndモデルのRef.1675あたりを彷彿とさせるヴィンテージ色が強いモデルです。ムーブメントは自社製MT5652クロノメータームーブメントを搭載しています。
赤いスノーフレーク型の24時間針と回転ベゼルを使用することで、2タイムゾーンGMTモデルとしての機能を備えます。
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ハミルトンを代表するミリタリーコレクション「カーキ」に属するパイロットモデルがこちらのカーキ パイロットGMTオート。第二時間帯は文字盤内周の赤いスケールに記載され、その中で時刻を判断する珍しい表示方法となります。
回転ベゼルにはカウントダウン式の表示が入り時刻の計測を行うのに適したモデルとなっております。
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ブライトリングのフラッグシップモデル、クロノマットにラインアップがされているGMTモデルはこちら。47mmという大型のケースに、クロノグラフ、GMT、日付表示が備わる多機能モデルです。
搭載する自社開発ムーブメント、cal.B04は秒針を停止させず、ローカルタイムを調整することができる画期的なモデルとなります。
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オリスを代表する都会派ダイバーズ時計アクイスに初めてGMTモデルがラインアップ。先述したハミルトンと同様に文字盤内周に第二時間帯を表示させ24時間表示付きのセラミックベゼルを併用すれば3タイムゾーンの時刻が読み取れます。
300m防水ものスペックを備えた実用性に優れたモデルです。
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オメガ独自の認定規格であるマスタークロノメーターをパスした信頼性の高いムーブメント、cal.8500をベースとしたcal.8605を搭載したシーマスターアクアテラのGMTモデル。
こちらも上記のアクイスGMTデイトと同様に文字盤内周に第二時間帯を表示する仕組みとなっています。
回転ベゼルが装備されていないため、2タイムゾーンGMTモデルとなります。軽量なチタンケースを使用しているため、着用感も◎
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当店で高い人気を誇るタグ・ホイヤー・カレラ・キャリバー5 Ref.WAR211A.BA0782のGMTモデルがカレラ キャリバー7 ツインタイム Ref.WAR2010.BA0723。その後継モデルとして2021年に誕生したのが、カレラ キャリバー7 ツインタイム デイト Ref.WBN201A.BA0640です。
カレラらしいシャープなデザインに赤い24時間針が洒落たアクセントになっています。24時間表示は文字盤外周にさりげなく配置。回転ベゼルが装備されていないため、2タイムゾーンGMTモデルとなります。
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体操選手の内村航平選手が、日本人初のエレガンスアンバサダーに就任したことでも大きな話題となったロンジン。多種多様なコレクションが展開される中、スポーツウォッチとしてラインアップされているのがコンクエストです。
42mmのステンレススチールのラウンドケースにブラック文字盤が映える逸品。アプライドのアラビア数字とバーインデックスが視認性を高めています。こちらも回転ベゼルが装備されておらず、2タイムゾーンGMTモデルとなります。
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ケース径が40.5mmのコンパクトスポーツモデル、Ref.SBGE253。精悍なブラックの文字盤はマットなテイストに仕上げられており、艶感のあるベゼルとの絶妙なコントラストを堪能できます。
4時位置のりゅうずは、アクティブに活動する時にも手首のスムーズな動きを妨げないように、全体のボリュームを考慮して配置。まさに実用性を重視したデザインです。
24時間で一周して2つ目のタイムゾーンを示すレッドのGMT針がブラックダイヤル上でアクセントになっています。
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いかがでしたか?
今回は腕時計の第二時間帯を示すGMTについてまとめてみました。
当店ジャックロードでは今回ご紹介したブランド以外にも多数のGMT搭載モデルを取り揃えております。
これを機に、あなただけのお気に入りを見つけてみてはいかがでしょうか?
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ジャックロードJACKROAD
東京都中野区中野5-52-15 中野ブロードウェイ3F
JR中野駅北口徒歩5分
電話 [店舗]
03-3386-9399
[通販]
03-3389-1071
営業時間 11:00~20:30
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業界最大手!全国屈指の品揃えを誇るメンズブランド腕時計専門店ジャックロード。創業30年以上の実績と信頼を誇る、並行輸入店の草分け的存在です。東京・中野ブロードウェイ3Fに店舗があり、ブランドジュエリー&バッグ店舗、姉妹店であるレディース腕時計専門店ベティーロードも併設されているため、ご家族やご友人同士でご来店いただいてもみなさまにお楽しみいただけるラグジュアリー空間となっております。
半個室の商談スペースもあり、小さなお子さま連れのお客さまもゆったりとご覧いただけます。お近くにお越しの際はぜひお立ち寄りください。
店内の在庫は常に変動しております。来店にて見たいモデルが決まっている場合、事前に店舗へ在庫を確認の上お越しいただくことをおすすめしております。