BLOG CATEGORY
時計
2019/12/24

妻、夫へ誕生日プレゼントに贈る時計、ジュエリーはどう選ぶ?~ジャックロードに19年間通い続けるお客様に伺いました!

  • Twitter
  • Facebook
  • hatena
  • pocket
  • line
妻、夫へ誕生日プレゼントに贈る時計、ジュエリーはどう選ぶ?~ジャックロードに19年間通い続けるお客様に伺いました!

1987年に創業したジャックロード、ベティーロード。

以来30年以上、東京・中野ブロードウェイの一角で、誕生日や結婚記念日、クリスマスなどのプレゼントに当店で腕時計を選び贈り合う、カップルたちの心温まるストーリーを見守ってきました。

ここ数年はジュエリーや、今年はブランドバッグの取り扱いも開始し、長年ご贔屓にしてくださるお客様だけでなく、初めて当店にいらっしゃったお客様からも「プレゼントの選択肢が多くてうれしい」とのお声をいただいています。

さて、長年営業を続けていると、当店に通い続けてくださるお客様との間に“特別な絆”を感じる場面も多くあります。

たとえば、10回目の結婚記念日に奥様へ贈られた時計、その数年後に旦那様の昇進のお祝いで購入された時計、さらにその数年後ご子息の成人式に合わせてご夫婦で選ばれた時計…お客様にとって節目となる特別な日のための時計選びを通して、ご家族の歴史を見守っているような、そんな気持ちになるのです。

今回は特別に、当店をご愛顧いただいて19年、毎年お互いの誕生日プレゼントを当店でお選びになっているS様ご夫妻からお話を伺うことができました。

結婚する前から始まった、お互いへの腕時計やジュエリーの贈り物。毎年のプレゼント選びはいったいどのようにしているのでしょうか?

■この記事の監修;
ジャックロード(JACKROAD)
業界最大手!新品・中古・アンティークの時計が常時5000本以上という全国屈指の品揃えを誇るブランド腕時計専門店ジャックロード。創業30年以上の実績と信頼、豊富な知識で人気ブランド商品について分かりやすく解説します。

■SHOP INFORMATION;
店舗(東京・中野ブロードウェイ3F)案内は こちら
オンラインストアは こちら

 

1.プレゼント選びはお互いにサプライズ!今年は何をくれるのかが毎年の楽しみに

12月某日。お話を伺うために待ち合わせたレストランの窓からふと外を覗くと、黄色のイルミネーションが夕闇の冷え切った空気にほんのりとした温もりを灯していました。その時背後でドアベルの音が響き、スラリと背の高い旦那様と、その傍に寄り添うほっそりとした奥様の姿が。ブラックでまとめたシックな装いがとても上品なご夫妻です。

贈りあった時計が一面に並べられたテーブルのイメージ

ご一緒した当店店長の阿部が持ち運び用のケースを開け、テーブルのトレーへと並べていく数々の腕時計とジュエリーに、筆者は目を奪われました。合わせて30点以上も並べられたその絵は圧巻で、ご夫妻で積み重ねてこられた19年間という年月の重みを目の当たりにしたようでした。

「なんでも聞いてくれていいですよ」

優しく声をかけてくださったお二人のお言葉に甘え、腕時計を贈り合うようになったきっかけについてお話を伺いました。

※以降、赤は奥様青は旦那様の会話として表記しています。

S様ご夫妻のイメージ

「私たちは2人とも誕生日が7月。だから自然と毎年7月にプレゼントを贈り合うようになりました。プレゼントを渡す日はお互いの誕生日当日とかなんだけど、別途、“大お誕生日会”と称して毎年同じレストランで食事をすることにしていて。その時にその年贈り合った時計やジュエリーを身に着けて記念写真を撮るんです」

「そう。ちょうど1年の半分を過ぎたあたりだから“これで今年の後半ももっと頑張ろう!”という気持ちになる。この19年の間に結婚もしましたが、結婚する前もした後も変わらずに続けています。もう、一種の儀式のようなものですね」

お二人の誕生月が同じであったこと、それをお祝いするのがご結婚前からの習慣だったことで、今でも結婚記念日ではなく、誕生日をご夫婦のメインイベントにされているのだそう。それでは、ジャックロード・ベティーロードへ最初に来店されたきっかけは?

「出会って1周年の時に、2人で一緒にジャックロードへ行きました。当時はまだ、今みたいに広々とした専門店じゃなくて、小さな雑貨屋さんみたいな感じだった。中野ブロードウェイは面白い場所で時々足を運んでいましたから、時計屋さんがあるのはもともと知っていたんです。こんなに長いお付き合いになるとは思わなかったけれど…(笑)」

「その時初めて、ロレックスのヨットマスターロレジウムを彼女へプレゼントしました」

「それでその年のクリスマスにまたジャックロードへ行って、私からもお揃いのヨットマスターを彼に贈ったんです」

「全くのペアウォッチはこの時だけでしたね。そのあとは最初に申し上げたとおり、7月の誕生日に合わせてプレゼントを贈り合うようになりました」

ロレックス ヨットマスター ロレジウム

たしかに、並べられた時計を拝見するとペアとなる時計はヨットマスターロレジウムだけで、あとはバラバラのブランドです。旦那様から奥様へのプレゼントは腕時計とジュエリー、奥様から旦那様へのプレゼントは全て腕時計。お互いへのプレゼントはいったいどのように選んでいるのでしょうか?

「お互いに“このブランドのこれがほしい”とか、そういうリクエストは基本的にしないんですよ。いつかほしいと伝えたのは、私はグランドセイコーくらいじゃないかな?私の場合は、直接お店に足を運んで、ベティーロードの店長さんと相談しながらどれにするか決めてます。ベティーロードでブランドジュエリーを扱うようになってからは、ジュエリーを選ぶようになりましたね。なんていうか、レディースウォッチってやっぱりメンズに比べるとメーカーもデザインも選べる種類が少ないから、自分にとって魅力的に感じられるものを毎年選び続けるのって、なかなか難しいんですよね。だから、ジュエリーも扱ってくれるようになって助かりました(笑)」

自分が良いと思ったものを奥様に身に着けてもらいたい、というこだわり派の旦那様ならではのご意見。ちなみに旦那様は、奥様の右手、左手の指輪のサイズもばっちり把握しているそうですよ!

プレゼントされたジュエリーのイメージ

「ベティーロードで扱ってる商品は、中古でもすごくきれい。だから新品じゃなきゃイヤとか、そういうこだわりは全然ないんですよ。何を選んでくれてもうれしい」

心の広い奥様にも頭が下がります。それでは奥様のほうは、幅広い選択肢のあるメンズウォッチを旦那様のためにどのように選んでいるのでしょうか?

「毎年春過ぎに、スイスで時計の大きな展示会があるでしょう?それに合わせて、新聞や百貨店からの新作の案内がちょうど5、6月頃にかけて自宅に届くんです。私の場合、それを彼に見せてみて、密かに反応をうかがってたりするの。今年はどういうのがほしい気分なのかなって。あとは革ベルトものや、長方形(レクタンギュラー)の時計はあまり好きじゃないっていう基本的な好みは知ってるから、最終的にはやっぱりお店に行って顔なじみの店員さんたちと相談しながら決めてます」

パートナーが今何をほしいのか、聞いてしまうのが一番確実ですし、あれこれと迷わなくて済むぶん効率的でもあります。それをあえてせず、毎年ご自身の頭をひねって考えるS様ご夫妻。相手のことを想ってプレゼントを選ぶ時間、そのものを楽しんでらっしゃる様子が伝わってきます。

ロレックス エクスプローラ―Ⅰとオイスターパーペチュアルのイメージ

「それでも最初はペアっぽい感じでまとめようとはしていたのよね。このロレックスとか」

「そう。2年目に贈ってもらったのがこのロレックスのエクスプローラーⅠだったんだけど、レディースにエクスプローラーはないから、同じロレックスから黒のオイスターパーペチュアルを選びましたね」

「始めの頃はわりと定番のブランドから選んでいたけど、最近は自分の好みが入ってきちゃってるかも。文字盤の色が綺麗だなとか、デザインが素敵だなとか、こういう意外性のある時計つけてたら面白いなとか。あと“レア”、“限定”の言葉に2人とも弱くって、おススメされるとつい選んじゃう」

「中には箱開けてみて、何これ!?でかっ!!重っ!!っていうのもありましたけどね(笑)でもたとえ自分の好みじゃなくても、選んでもらった時計を着けてみて“意外といいな”とか、新鮮な発見みたいなものはありますよ。なんでその時計を選んだのかとか、彼女に聞く時間もすごく楽しい」

「店員さんにいろいろ教えてもらって蘊蓄を覚えて帰るんだけど、“この時計は限定でね…”って言うと“どこの部分がどういう風に限定なの?”とか詳しく聞きたがるんです。それが大変。しまいには、自分で調べなさい!ってなる(笑)」

2.女性から男性へ贈る腕時計とは?

女性から男性へ腕時計を、しかも毎年贈るというのはかなり稀なことかもしれません。それだけに、どのような視点で腕時計を選んでいるのか、とても気になりますよね。

奥様が旦那様へ選ばれた時計の中で、筆者が何といっても心惹かれてしまったのは、オメガのスピードマスタープロフェッショナル ファーストスペースウォーク Ref.3565.8。

オメガ スピードマスタープロフェッショナル ファーストスペースウォーク Ref.3565.8

オメガの最もアイコン的なモデルのひとつであるスピードマスター。中でも1969年にバズ・オルドリン博士が月面に着陸した際に身に着けていたことから“ムーンウォッチ”と呼ばれるようになったスピードマスタープロフェッショナルは、当時の偉業を語り継ぐために、自動巻き全盛の現在でも手巻きムーブメントを搭載し続けているという、メーカーのこだわりが詰まったモデル。

さらに、このRef.3565.8は2005年に宇宙遊泳40周年を記念して発売された世界2005本限定モデルで、地球をイメージしたブルー文字盤とシルバーのインダイアルが美しいデザイン。文字盤に赤文字で記載された「1965-2005」、そして話題となるオメガの限定モデルではお馴染みのディティールである、アプライド化されたΩマークやインデックスがポイントになっています。

オメガ スピードマスタープロフェッショナル ファーストスペースウォーク Ref.3565.8

オメガ スピードマスタープロフェッショナル ファーストスペースウォーク Ref.3565.8

赤く塗られたケースバックには宇宙遊泳を成功させたジェミニ4号と乗組員の名前入り。

ちなみに「スピードマスター プロフェッショナル 東京 2020 リミテッド エディションズ」の1モデルとして同一のブルーモデルが登場しましたが、文字盤に入る赤文字の「1965-2005」の記載は入っておりません。

オメガ スピードマスタープロフェッショナル ファーストスペースウォーク Ref.3565.8
左が2005年の限定モデル、右が東京 2020 リミテッド エディションズ

「このスピードマスターは、第一印象で文字盤の色がすごく綺麗だなと思ったの。いつも黒とか白が多かったから、たまにはこういう色もいいかなって。オメガはいろいろなスポーツの大会でスポンサードしているから私にとっても馴染みやすいし、ビジネスの場で着けていても角のたたないメーカーだから、プレゼントには選びやすいのかも」

心の赴くまま、このようなセンスのいい時計を選ぶことのできる奥様に脱帽です。

■関連商品はこちら
オメガ スピードマスター プロフェッショナル

さて、ここからは奥様こだわりのプレゼント・セレクション、その一部を公開!ちなみに、奥様はジャックロードへ来店する前にホームページをチェックして、予め商品の見当をつけているそうですよ。

「詳細検索機能で、大体の希望価格帯に絞って今どんなものがあるか調べてるの。同じ型番でも新品と中古でどのくらい価格差があるか調べて、どちらにするか検討したり。あと、プレゼントだからメーカー純正ボックスがあるかどうか、国際保証書付きかどうかも重視してます!」

ロレックス エクスプローラーⅠ Ref.114270

ロレックス エクスプローラーⅠ Ref.114270
2001年から2010年まで生産されていたロレックス・エクスプローラー。当時のロレックス・ブームをデイトナ、サブマリーナとともに牽引していたモデルとなります。このRef.114270の後継モデルとなるRef.214270はケースサイズが39ミリと3ミリ大きくなるため、最後の36ミリケースモデル。日本人の手首にしっくりとくるケースサイズゆえに、生産終了してからも高い人気を維持し続けているモデルと言えます。搭載するムーブメントは48時間パワーリザーブを備え、テンプ受けがツインブリッジ仕様となるCal.3130となります。

■関連商品はこちら
ロレックス エクスプローラ―

ブルガリ ディアゴノ プロフェッショナル スクーバ Ref.SD40SSD

ブルガリ ディアゴノ プロフェッショナル スクーバ Ref.SD40SSD
1977年に発表された「ブルガリブルガリ」の大ヒットから約11年後に登場したスポーツ・コレクションが「ディアゴノ」です。逆回転防止ベゼルへと変更された「ディアゴノ・プロフェッショナル」は200メートルの防水スペックを備えていました。マイナーチェンジ後のモデルとなる「Ref.SD40SSD」は300メートル防水、ケースサイズも40ミリへとスペックアップし、ブルガリの本格ダイバーズモデルとしての地位を確立しています。

■関連商品はこちら
ブルガリ ディアゴノ

タグ・ホイヤー リンク タイガー・ウッズモデル Ref.WJF211D
普段からゴルフが好きだというご主人のために選んだモデル

タグ・ホイヤー リンク タイガー・ウッズモデル Ref.WJF211D
F1レーサー・アイルトン・セナが愛した「S/el(セル)」モデルの後継機として1999年に誕生したタグ・ホイヤーのリンク。「スポーティ×エレガンス」というコンセプトを持つリンクは、有機的なブレスレットのデザインで大人気を博しました。当時アンバサダーを務めたタイガー・ウッズとのコラボレーションは、バーガンディにカラーリングされた6時位置のスモールセコンド、サインとシリアルが入ったケースバックなど、世界5000本限定モデルとして販売されました。

■関連商品はこちら
タグ・ホイヤー リンク

セイコー ベラチュラ クロノグラフ Ref. SRQ001J1
その大きさと分厚さでご主人の度肝を抜いたベラチュラ。2人の間では「ガンダムの時計」と呼ばれている

セイコー ベラチュラ クロノグラフ Ref. SRQ001J1
セイコーの海外向けコレクション「ベラチュラ」の逆輸入モデル。国内で展開していないコレクションということもあり、デザイン、ケースサイズなど海外ユーザーに向けた大胆なモデルが多いのが特徴です。こちらの「SRQ001J1」もケースサイズ48ミリとかなり大型で、圧倒的な存在感を誇ります。クロノグラフの作動に優れるピラーホイール方式のCal.8R28を搭載。文字盤、ベゼルにカーボンを装備した世界2000本限定モデル。

■関連商品はこちら
セイコー ベラチュラ

コルム アドミラルズカップ Ref.082.960.20/F371
バブルの時に流行っていたコルムの旗のマークの時計を思い出し、今はこんなデザインになってるんだ…という感慨を込めて選んだモデル

コルム アドミラルズカップ Ref.082.960.20/F371
1960年にコルムのスポーツコレクションとして誕生した「アドミラルズカップ」。以来現在に至るまで、コルムのフラッグシップモデルとして君臨するコレクションです。現行モデルは1983年に人気を博した「アドミラルズカップ」をモダンにアップデートしたデザインを採用。国際海洋信号旗のインデックス、12角形のベゼル、コルムのロゴが入るセンターセコンドなど、個性的なデザインが魅力のスポーツウォッチです。

■関連商品はこちら
コルム アドミラルズカップ

オメガ コンステレーションC Ref.168.017
意外性を狙って選んだヴィンテージモデル。おじいちゃんになってからも着けてくれることを期待しているそう

オメガ コンステレーションC Ref.168.017
1970年代に数多くの時計デザインを行ってきたデザイナー・ジェラルド・ジェンタ。こちらの「Cライン」と呼称されるコンステレーションのデザインも彼が手掛けたと言われています。特徴的なオーバル型のケースデザインは、当時のトレンドになったほどでした。1952年に誕生したオメガ・コンステレーションの歴史を語る上では欠かせない歴史的な名品と言えます。

■関連商品はこちら
オメガ コンステレーション(アンティーク)

セイコー グランドセイコー Ref.SBGA099
ご主人の念願かなって贈られたグランドセイコー

セイコー グランドセイコー Ref.SBGA099
4年の開発期間を経て誕生したスプリングドライブのスタンダード・ムーブメント「Cal.9R65」を搭載したRef.SBGA099。ホワイトの文字盤は手首の角度によってはシルバーにも見え、さらにブルーの針が上品な印象を演出してくれます。グランドセイコーとしては珍しいルミブライト(夜光塗料)のアワーインデックスが備わるのも特徴です。グランドセイコーのグローバル化に伴い、こちらの文字盤はディスコンとなりました。

■関連商品はこちら
セイコー グランドセイコー

モンブラン 1858 マニュアル スモールセコンド Ref.112639
モンブランのボールペンを愛用しているご主人のために、筆記具だけではないモンブランの時計をチョイス

モンブラン 1858 マニュアル スモールセコンド Ref.112639
筆記具のイメージが強いモンブランが時計業界に参入したのは1997年。2006年には名門マニュファクチュールブランド「ミネルバ」を傘下に収め、ニコラ・リューセックなどの複雑モデルを精力的にリリースしています。こちらのモンブラン1858は、そのミネルバの精神を受け継ぐモデル。12時位置に入るクラシカルなモンブランマーク、大型のアラビアインデックスにスモールセコンド、そしてコブラ針という組み合わせがヴィンテージな雰囲気を演出しています。

■関連商品はこちら
モンブラン

3.プレゼントの腕時計やジュエリー、どう使い分けてる?

さて、お二人ともこれだけ腕時計やジュエリーをお持ちだと、その日どれを着けるか迷ったりはしないのでしょうか?普段どのように使い分けているかを教えていただきました。

「私は、時計はいつもロレックスのオイスターを着けてます。一番洋服を選ばないから。仕事で家を出る時に着けて、職場に着いたら外してポーチにサッとしまって、帰る時にまた着けて…というのが、もう私の中のルーチンになっているの。行き帰りに着けてるだけなんだけど、ないと落ち着かない。カルティエやシャネルの時計は、クラス会とかよそ行きの場で着けてます。ジュエリーは、一度着けたらしばらく同じものを着け続けることが多いかもしれない…」

奥様の手元コーディネート

旦那様も普段はそれと同じようですが、ビジネスシーンでは商談する取引先などによって、その日着ける腕時計を選ぶこともあるそうです。

旦那様の手元コーディネート

「私も、このブルガリの時計が一番収まりがよくて落ち着くので、プライベートではだいたいこれを着けてますね。ただ、仕事で商談や会議がある時などは、その場に合わせて何を着けていくか考えます。例えば日本国内がメインプラットフォームの企業の方であれば、国産の時計のほうが技術的な話につなげやすいな、とか。逆に海外赴任の多い商社系の方とお会いする時は、あえてちょっと派手めのブランドを選ぶとか」

商社の方に派手なブランド腕時計を好む方が多いのは、海外の赴任先で万が一危険な目に遭遇した場合、腕時計を差し出して納得してもらうためなのだとか。わかりやすく価値のあるロレックスなどの人気モデルを選ぶのは、自身の命の代わりになるからなんですね。

「あとはオメガの時計をしている役員が多いので、役員会がある時は自分もさりげなくそれに合わせてみたり。実際はあまり腕時計について話題にすることはないんですが、時計に限らず何を身に着けているかはけっこう見られているもの。腕元の時計選びも、大人の嗜みのひとつだと思っています」

ビジネスの場においては、腕時計は実用的なだけでなく、自身のアイデンティティーや立場を示すツールにもなるようです。

「そうそう、意図したわけじゃないと思うけど、彼女からもらった時計は全部、機械式時計なんですよ。だから久しぶりに引っ張り出した時計でも、いざという時に電池切れで使えなかったということがない。それに、今のところ進みや遅れで困ったこともないし、自分は運がいいのかなと思ってます(笑)」

ここで旦那様が、ご自身が社会人として駆け出しだった頃の素敵な思い出を教えてくださいました。

S様ご夫妻のイメージ

「私は20代の時、営業成績で会社からもらった報奨金を元にしてロレックスのデイトジャストを買いました。好きなものを頑張って買ったその経験は、今思えば、自分を社会人として成長させた1つのターニングポイントだったなと。若い時はファッション、ファッションした時計でもいいけど、年を重ねるにつれて、だんだんメーカーのこだわりや職人魂みたいなものを感じられるものを持ち物に選びたくなる。そして年齢とともに志向もまた変わってくる。…50歳を超えた今でも、思い出のデイトジャストをたまに着けてみることがあります。若かったあの時の自分と相対して、今の自分を顧みる大事なひと時ですよ。最近の若い人はあまり腕時計に興味がない人も多いみたいだけど、時間はスマホでみればいいから、だけじゃない魅力が腕時計にあるんだって、もっと知ってほしいですね」

4.まとめ

普段はなかなか聞くことのできない、貴重なお話をきかせてくださったS様ご夫妻。

「今日のためにひとつひとつ時計やアクセサリーを出していたら、プレゼントと一緒にもらった手紙なども出てきてつい読み返しました。そういえばあの時そんな風に言ってくれていたなと胸が熱くなったり…思いがけず、今までの2人の歴史を振り返るいい機会になりましたよ」

「これからも、7月の誕生日プレゼントだけは絶対に続けていこうと思ってます!ジャックロードにバッグという選択肢も増えたことだし…」

そう言っていたずらっぽく微笑まれた奥様と、慌てたような素振りの旦那様。当店にとって19年もの間、お二人の思い出となる時計やジュエリーを選ぶお手伝いができたことは大変光栄なこと。そして20年目となる来年以降も、ご夫妻とお会いするたびに、今年もまた眩しい太陽の季節が巡ってきたのだと感じることでしょう。

そしてもちろん、当店にとっては1年365日、毎日が誰かにとっての特別な日。お客様の想いを込めたプレゼント選びを、ジャックロード、ベティーロードスタッフ一同、誠心誠意お手伝いさせていただきます。わからないこと、迷っていることなどがあれば、ぜひお気軽にお申し付けくださいませ。

取材ロケーションにご協力いただいたお店:
 

ビストロ アンド グリル ミー アット パーク

ビストロ アンド グリル ミー アット パーク
bistro & grill me at park

熟成肉やジビエ等、それぞれの肉質に合わせたシェフこだわり「火入れの極み」で楽しめるビストロ。外は香ばしく、中は肉汁を閉じ込めた絶妙の焼き加減の肉料理を提供。ミネラル分が豊富な天然塩を使用し、本来の味を最大限に引き出された極上の肉料理をご堪能いただけます。

東京都中野区中野4-10-2 セントラルパークサウス1階
お問い合わせTEL 03-5942-9829

【記事内に登場した商品が見られる!買える!店舗&オンラインショッピング案内】

新品・中古・アンティークの時計が常時5000本以上という国内最大級の品揃えを誇るジャックロード店内

ジャックロード(JACKROAD)

東京都中野区中野5-52-15 中野ブロードウェイ3F
JR中野駅北口徒歩5分
電話 [店舗] 03-3386-9399  [通販] 03-3389-1071
営業時間 11:00~20:30
店舗案内は こちら
オンラインストアは こちら

業界最大手!全国屈指の品揃えを誇るメンズブランド腕時計専門店ジャックロード。創業30年以上の実績と信頼を誇る、並行輸入店の草分け的存在です。東京・中野ブロードウェイ3Fに店舗があり、ブランドジュエリー&バッグ店舗、姉妹店であるレディース腕時計専門店ベティーロードも併設されているため、ご家族やご友人同士でご来店いただいてもみなさまにお楽しみいただけるラグジュアリー空間となっております。

半個室の商談スペースもあり、小さなお子さま連れのお客さまもゆったりとご覧いただけます。お近くにお越しの際はぜひお立ち寄りください。

店内の在庫は常に変動しております。来店にて見たいモデルが決まっている場合、事前に店舗へ在庫を確認の上お越しいただくことをおすすめしております。

CATEGORY カテゴリー

PICK UP ピックアップ

  • オートバイレーサー山中琉聖選手とスポンサー契約を締結しました

  • ビジネスシーンで使うロレックスなら?最適なモデルをご紹介!

  • 喜平ネックレスとは?金やプラチナの人気種類や選び方をご紹介