シンプルながらも洗練されたクラシカルなスタイルが魅力のインターナショナル・ウォッチ・カンパニーことIWC(アイ・ダブリュー・シー)。ポルトギーゼをはじめ、パイロットウォッチのマークシリーズなど、各種モデルとも高い人気を誇っています。
今回はそんなIWCについて2024年1月~2024年12月の期間における当店ジャックロードのWEB注文(受注本数)をベースに2024年の年間人気ランキングをご紹介いたします。
IWCのご購入を検討されている方はぜひ参考になさってください。
こちらの記事もおすすめです▼
腕時計人気ランキング メンズ編【最新版】
今回は2024年の総まとめとして、腕時計専門店である当店ジャックロードにおける2024年1月~2024年12月までのWEB注文(受注本数)をベースにメンズ腕時計の人気ラ… 続きを読む
【パイロットウォッチ】おすすめの人気モデルから特徴や歴史まで総ざらい
プロ仕様のスペックやデザインに惹かれる方が多く、腕時計の中でも高い人気を誇るパイロットウォッチ。 パイロットウォッチは飛行機の操縦者用腕時計を指します。… 続きを読む
ランキングの発表の前にIWCについて改めて振り返ります。
IWCの歴史は古く、創業は1868年にまで遡ります。アメリカ・ボストン生まれの時計職人であるフロレンタイン・アリオスト・ジョーンズによって時計大国スイスのシャフハウゼンに誕生しました。
以来、スペシャル・パイロット・ウォッチを初代とするパイロット・ウォッチ、ポルトガル商人のリクエストから誕生した大人気モデルのポルトギーゼ、耐磁モデルのインヂュニアや防水時計のアクアタイマー。スリムなケースがスタイリッシュなポートフィノ、レオナルド・ダ・ヴィンチにインスパイアされたダ・ヴィンチなど、これまで数々の名作を世に送り出しています。
1936年 ・・・軍用パイロットウォッチを発売
1939年 ・・・懐中時計用ムーブメントを搭載したポルトギーゼ
1948年 ・・・パイロット・ウォッチのマーク XI
1955年 ・・・IWCの耐磁モデルであるインヂュニア
1967年 ・・・ダイバーズモデルのアクアタイマー
1969年 ・・・クオーツ式時計のダ・ヴィンチ
1984年 ・・・クラシカルなポートフィノ
それぞれのシリーズはその時代にとどまることなく、時の流れと共に大きく進化し、新たな作品を次々に世に生み出しています。また1868年以降に製造した腕時計は全て修理及びメンテナンスを受け付ける自社製品の永久保証など、腕時計にかける軒並みならぬクラフツマンシップを貫いている点も、多くの時計好きが熱狂する所以です。
こちらの記事もおすすめです▼
【IWC】質実剛健 シャフハウゼンのクラフトマンシップが光るIWCを徹底解剖
時計大国スイス。数多くの腕時計ブランドが本拠地をジュネーブのスイスをはじめとしたフランス語圏に構える中、その地をドイツ語圏のシャフハウゼンに構えるのがア… 続きを読む
そんな魅力あふれるIWCの人気の動向はどのような傾向なのでしょうか。ここでは2024年のIWCの人気コレクションをご紹介いたします。
堂々の1位はIWCの象徴ともいうべきパイロット・ウォッチが輝きました。
数々の高級時計ブランドが参入するパイロット領域。IWCのパイロット・ウォッチは、その代表格といっても過言ではありません。IWCらしいエレガンスと武骨なデザインを兼ね備えた同コレクションは、年齢問わず幅広い層から人気を博しました。
2位はIWCの最上位に位置するポルトギーゼです。クラシックなスモールセコンドモデルから、パーペチュアルカレンダーに代表されるコンプリケーションまで幅広くラインアップを展開するポルトギーゼ。
近年、力を入れているのがダウンサイジングモデルです。ポルトギーゼは懐中時計をモチーフとしていることから大きなケースサイズが特徴でしたが、市場の要望により小さなケースのポルトギーゼがラインアップされています。その代表がポルトギーゼ・オートマティック 40です。ジャケットスタイルの袖に収まりやすいサイズで、人気を集めています。
3位はIWCのエントリーグレードとして展開しているポートフィノです。ポルトギーゼと同様にクラシックなデザインをコンセプトに展開するポートフィノ。IWCのなかで最もドレッシーなコレクションとして、人気を集めました。
IWCを代表するダイバーズウォッチ コレクションのアクアタイマーが4位です。他のブランドとは異なる、インナーベゼル仕様の回転ベゼルが特徴的なアクアタイマー。高い防水性と安全性を備えているため、アクティブシーンでも活躍します。
5位は耐磁時計として誕生したインヂュニアです。初代モデルから長きにわたり耐磁時計を代表するコレクションとしてその名が知られていましたが、その後スポーツウォッチへとコンセプトを変更。メルセデスAMGとのコラボレートモデル、パーペチュアルカレンダーに代表されるコンプリケーションモデルも登場しています。
惜しくもランキング入りを逃したものの、ヴィンテージモデルも多くの人気を集めました。
定期的なメンテナンスを行えば、1950年代のモデルでも日常的に使用できる耐久性が魅力のヴィンテージIWC。価格帯においても10万円台後半から狙えるとあって、初めてのヴィンテージ時計として選ばれることも少なくありません。
1985年に誕生したダ・ヴィンチ・パーペチュアル・カレンダーに代表される、IWC屈指のコンプリケーションウォッチをラインアップしていた伝説的なコレクション、ダ・ヴィンチ。残念ながら現在は生産終了になりましたが、二次流通市場では高い人気を誇ります。
ここからは更に細分化して型番別のランキングを発表いたします。併せて実際にご購入いただいたお客さまのレビューもご紹介いたしますので、ぜひご購入する際の参考になさってください。
栄えある第1位に輝いたのはパイロット・ウォッチシリーズから、マーク XX Ref.IW328204。
クラシックウォッチの歴史を継承する定番モデルとして人気を集めました。心臓部に搭載しているIWC自社製ムーブメント、cal.32111は、120時間ものロングパワーリザーブを誇ります。
また、時分針とアラビアインデックスには夜光塗料が塗布。暗所においても抜群の視認性を発揮します。
お客さまからのレビュー
評価:★★★★★
ポルトギーゼと迷っており、こちらに縁があり購入に至りました。
営業という仕事柄あまり派手であったり、主張の強いモデルは着けにくいと言うこともあり最良の選択だったと思います。
IWCというブランドも品があり、昨今のラグスポに傾倒せず、昔からの伝統を時代に合わせてバージョンアップしている印象です。
質実剛健。
正にそれを体現しているモデルだと感じております。
評価:★★★★★
結論から申しまして、素晴らしい逸品だと思います。Markシリーズはオールドファンも多く、新作には色んな意見があると思いますが、自社ムーブメント搭載はやはり満足感があります。
XXの文字盤の質感も私は好きですね。決して商業主義に大きく振り切ってはいない、安心感とカッコよさは健在です。
2位にランクインしたのはポルトギーゼ オートマティック 40 Ref.IW358304。
時分針とアプライドインデックスにはブルースチールを採用。端正なホワイト文字盤とブラックのアリゲーターストラップとも相まって、落ち着いた大人の雰囲気を演出します。
ケースサイズは40mmと、ポルトギーゼのなかでは比較的小径のためスーツの袖元にも違和感なく収まります。
お客さまからのレビュー
評価:★★★★★
クロノグラフの時計は持っているのでシンプルな物を探していました。
高級感があり大満足です。
3位には2針+スモールセコンドの定番モデル、ポルトギーゼ オートマティック 40 Ref.IW358303がランクインしました。
シルバー文字盤にゴールドの時分針、アラビアインデックスを配したシンプルなモデル。癖のないデザインゆえに、さまざまな場面で着用できます。
心臓部には60時間パワーリザーブを誇る自社製自動巻きムーブメント、cal.82200を搭載しています。
お客さまからのレビュー
評価:★★★★★
シンプルで高級感があってとても良いです。
クロノグラフと迷いましたが、こちらにして良かったです。
第4位にランクインしたのは、無駄な装飾をなくした端正なフェイスが魅力のポートフィノ Ref.IW356501です。真円のポリッシュケースにリーフ針とバーインデックスが備わるシンプルなデザインで、末永く愛用することができます。
お客さまからのレビュー
評価:★★★★★
ステキな時計です新年で40歳になるので新たな気持ちに切り替える意味もあり購入しました!とてもキレイでステキな時計です(^^)
評価:★★★★★
シンプルなビジュアルで上品。大きさや厚みも自動巻きにしては大人しいとこが気に入ってます。
5位はマーク XX Ref.IW328203でした。サンレイ仕上げのブルー文字盤が美しいモデルです。
心臓部には自社製自動巻きムーブメントのcal.32111が搭載しており、パワーリザーブは120時間(5日間)と長時間を実現。耐久性も向上されています。
お客さまからのレビュー
評価:★★★★★
今のところほとんど遅れ、進みもなく正確に動いており、精度の良さに驚いてます。文字盤も美しい輝きがあり満足してます。
6位はマーク XX Ref.IW328201がランクイン。
5位のマーク XX Ref.IW328203のブラック文字盤仕様です。ラインアップに加わったのは2022年と比較的新しいモデルですが、すでに多くのファンを虜にしています。
文字盤、レザーストラップがブラックで統一されているため、武骨なパイロットウォッチでありながら、どこか上品な雰囲気も醸し出しています。
お客さまからのレビュー
評価:★★★★★
個人的にはマークシリーズの最高傑作だと思ってます。機能が大幅に向上したのはもちろんですが、デザイン面ではミリタリーな男らしさのなかに部分的なポリッシュ仕上で主張し過ぎない上品さがあり、このバランスがほんとうに絶妙です。
7位にはポルトギーゼ クロノグラフ Ref.IW371604がランクイン。こちらは2020年に発表されたモデルです。完成されたデザインはそのままにケースバックがシースルー仕様となりました。
また、ドーム型のサファイアクリスタル風防には両面反射防止コーティングが施されているため、あらゆる角度から安定した視認性を確保します。
同じく7位はポルトギーゼ クロノグラフ Ref.IW371605です。
心臓部には自社製自動巻きクロノグラフムーブメントcal.69355が搭載されています。ネイビーのレザーストラップは折り畳み式のDバックル仕様となっており、着脱も容易です。
同率7位にランクインしたのはアクアタイマー オートマティック Ref.IW328803。初代のアクアタイマーとオーシャン2000から着想を得てデザインされたモデルです。
ケース・ブレスレットの随所にポリッシュ仕上げとサテン仕上げが施されており、スポーティーなダイバーズウォッチでありながら、高級感も備えています。
心臓部には120時間パワーリザーブを誇るcal.32111を搭載しているため、実用面も安心です。
第10位にランクインしたのは、マーク XX Ref.IW328208。ホワイト文字盤にステンレスケースを備えたシンプルなデザインは、幅広いシーンで着用可能です。
ブラックのアワーマーカーやアラビアインデックスとのコントラストが目を惹く1本です。
ドイツ国境近くのシャフハウゼンに拠点を構え、スイス時計でありながらドイツ職人の質実剛健な物づくりの影響が反映されているIWC。その過剰ともいえる徹底した品質管理と過酷な検査体制を貫くスタイルが、時計愛好家から広く愛されている要因の1つでしょう。
そんなIWCから2024年のランキング外でも注目しておきたいモデルをピックアップしました。
IWCを代表するコレクションの1つに数えられるパイロットウォッチに近年、積極的に追加されている素材がカラーセラミックです。世界的なシェアを誇る色見本帳企業のパントンとの共同制作により実現したカラーリングは他のブランドには存在しない最大の特徴です。
カラーセラミックは、チタンとセラミックをIWC独自の配合で形成したセラタニウムに、カラーリングを施した唯一無二の素材。軽量であり剛性が高い素材がメリットであるものの、加工が難しく製造工程が複雑な点が懸念でした。その難問をIWCとパントンの技術提携によってクリアし商品化されました。
ムーブメントはIWC自社製であるcal.69380が搭載されています。クロノグラフを制御するパーツはコラム式が採用され、細かい制御が可能な仕様。IWCらしい堅牢性と耐久性が兼ね備えられた心臓部が備わります。
「ポルトガル人」を意味するポルトギーゼは、IWCのフラッグシップとしてその地位を確立しているコレクションです。クロノグラフ、パーペチュアルカレンダーをはじめ、豊富なカラー文字盤と素材が用意されています。
こちらのモデルは2020年にラインアップされた自動巻きモデル。1939年に登場した初代ポルトギーゼを彷彿とさせる、6時位置に大きなスモールセコンドを備えるドレスモデルです。モデル名にある通り、ケースサイズは40mmと、従来のポルトギーゼに比較するとひと回り小柄になり、腕元が細く購入の選択肢に入らなかったユーザーの裾野を拡大することに成功しました。
心臓部にはIWC自社製のcal.82200が搭載されています。大きく肉抜きされた自動巻きローターから見えるムーブメントはスイス伝統のコート・ド・ジュネーブ、ペルラージュの仕上げが施され、所有欲を満たす美しい装飾が堪能できます。
1967年にIWC初のダイバーズウォッチとして登場したアクアタイマー。頑強なケースに2,000m防水のスペックを備えるプロフェッショナルモデルの導入と、その人気を確立しているコレクションです。アクアタイマーが他のダイバーズと大きく異なる点はインナーベゼルを採用している点です。
一般的なダイバーズウォッチはベゼル上に回転ベゼルを備えています。ところがIWCでは文字盤内にベゼルを備えることで、ベゼル上の数値が読み取りやすいように工夫しています。実用性を重視するIWCらしい仕様といえるのではないでしょうか。
他にもベルトの交換が簡単に行えるクイック交換システムが装備されているため、気分に合わせて簡単にベルトを交換できるのも人気を集めている要因です。
IWCの基幹コレクションでもあるパイロット・ウォッチのマーク XX Ref.IW328206です。ブルー文字盤、ブラック文字盤がランクインしていますが、2023年に新たに加わったのがグリーン文字盤です。
サンレイ仕上げのグリーン文字盤は質実剛健のイメージが強いマーク XXを華やかな印象へと昇華させています。多くのブランドがラインアップに加えているグリーン文字盤がマーク XXにも追加されたことは大きな魅力に繋がりました。
120時間パワーリザーブ、100m防水と日常使用において頼もしいスペックは健在です。
2002年に復刻されたビッグ・パイロット・ウォッチは46mmの大型ケースを備え、オリジナルモデルを継承する歴史的なコレクションとして人気を集めています。その一方で、大ぶりなケースゆえに着用できるのは限られたユーザーのみであったことも事実。そこでIWCはより広くビッグ・パイロット・ウォッチの素晴らしさを伝えるために、ひと回り小さなビッグ・パイロット・ウォッチ43を発表します。
ケース幅が43mm、ケース厚は14.4mmとダウンサイジングされたボディーで、それまで大きすぎて着けられなかったユーザーのリクエストに応えました。
さらにこちらの外装にはブロンズ素材を採用。銅と錫を組み合わせたヴィンテージな雰囲気は軍用をルーツとするビッグ・パイロット・ウォッチによく似合います。着用することで経年変化するブロンズは自分好みにエイジングが可能です。
最後にピックアップするのはポルトギーゼと並ぶIWCのクラシックを体現するポートフィノ クロノグラフです。ビッグ・パイロット・ウォッチと同様にポートフィノにおいてもダウンサイジングが活発に行われています。
こちらのポートフィノ クロノグラフは従来の41mmからひと周り小さくなった39mmで登場。文字盤のレイアウトも41mmの3カウンタークロノグラフ、日付曜日表示から、縦2カウンターのクロノグラフのみとスッキリとしたフェイスになりました。
シンメトリーな文字盤のデザインと深いグリーンカラーのコントラストが腕元に品を添えてくれます。グリーン文字盤以外にもシルバー、ブラック、ブルーとラインアップも揃い、選ぶ愉しみが増えています。
いかがでしたでしょうか?
当店ジャックロードでは、今回ご紹介した各モデル以外にも新品・中古から貴重なパイロット・ウォッチの原点でもあるマークXIをはじめとした1点もののヴィンテージのIWCまで数多く取り揃えております。
ランキングを参考に人気モデルにするもよし、あえて人と被らないモデルを選択するもよし!これを機会にあなただけのお気に入りの1本を探してみてはいかがでしょうか?
ジャックロード(JACKROAD)
東京都中野区中野5-52-15 中野ブロードウェイ3F
JR中野駅北口徒歩5分
電話 [店舗]
03-3386-9399
[通販]
03-3389-1071
営業時間 11:00~20:30
店舗案内は
こちら
オンラインストアは
こちら
業界最大手!全国屈指の品揃えを誇るメンズブランド腕時計専門店ジャックロード。創業30年以上の実績と信頼を誇る、並行輸入店の草分け的存在です。東京・中野ブロードウェイ3Fに店舗があり、ブランドジュエリー&バッグ店舗、姉妹店であるレディース腕時計専門店ベティーロードも併設されているため、ご家族やご友人同士でご来店いただいてもみなさまにお楽しみいただけるラグジュアリー空間となっております。
半個室の商談スペースもあり、小さなお子さま連れのお客さまもゆったりとご覧いただけます。お近くにお越しの際はぜひお立ち寄りください。
※店内の在庫は常に変動しております。来店にて見たいモデルが決まっている場合、事前に店舗へ在庫を確認の上お越しいただくことをおすすめしております。
また、ジャックロードは店舗に直接ご来店いただくことが難しいお客さまにも快適なショッピング体験をご提供するべく、オンラインストア事業に力を入れております。オンラインストア限定のサービスやクーポンもございますので、ぜひあわせてご利用ください。
当店の大手ショッピングモールにおける受賞歴は こちら からご覧いただけます。