「レベルソ(Reverso)」とはラテン語で「反転する」という意味。英語では「リターン(Return)」に当たる言葉です。
ちなみに古い時計雑誌などを見ていると、1990年代当時の日本語でのモデル名は「リバーソ」とされていました。ジャガー・ルクルトの名が日本でもよく知られていく過程で呼び方もレベルソに変化していったのでしょうね。ローレックスやカルチェと同じような感じでしょうか。
さて、話を戻しましょう。
ジャガー・ルクルトのレベルソはその名の通り、ケースを横にスライドさせて完全に裏返しにできる独創的な機構を備えているのが特徴。その誕生のきっかけは1930年代初め、イギリス軍のある将校が、実業家のセザール・ド・トレーに「ポロの競技にも耐えられる時計が欲しい」というリクエストをしたことに始まります。
日本ではあまりなじみがありませんが、ポロは19世紀にイギリスがヨーロッパ中へと広めた、馬に乗って行う団体球技です。1930年代当時はオリンピックでもポロの試合が行われており、人気のスポーツだったことがうかがえます。ポロの競技に着用するシャツ=ポロシャツの語源といえば、少し身近に感じられるでしょうか。
乗馬技術の軍事訓練としての役割も担っていたポロは、英国紳士の優雅なスポーツというよりも、激しく駆ける馬の蹄で芝が捲れ上がるような非常にダイナミックな競技。1940年代に入ってプラスチック(樹脂)風防が登場するまで、腕時計に使用されていたガラスは非常に脆く、扱いには注意が必要なものでした。ポロの激しいぶつかり合いの中で身に着けていたら、確かに傷がついたり、最悪の場合割れてしまったことでしょう。
グランドレベルソ ウルトラシン トリビュート1931 Ref.Q2788570
夜光塗料にも1931年に製造されていたモデルと同様の塗料とカラーを採用している。レベルソ誕生80周年を記念して発売された
「ポロの競技にも耐えられる丈夫な時計」、この難題をクリアすべくド・トレーが時計の製造を依頼したのが、当時から確かな技術力を誇っていたジャガー・ルクルトでした。
ルクルトはケースを反転させて保護するというアイデアを得て、その実現に向けて試行錯誤を繰り返します。そして苦心の末、1931年にレベルソの第一号を発表したのです。
反転するケースばかりが注目されがちですが、レベルソは真鍮製のケースが当たり前だった当時としては非常に新しかったステイブライト(12%のクロムを含む、ステンレススチールの先駆け)を素材に使用していました。加工の難しさを押してでも丈夫で錆びにくいステイブライトをレベルソに採用したことからも、ジャガー・ルクルトがこの難しい依頼に対していかに真摯に取り組んだかが伝わってきますよね!
逆にいえば「じゃあポロの試合中は身につけなければいいじゃないか」と真剣に取り合わなければ、この歴史的傑作は存在していなかったのです。
レベルソの端正なレクタンギュラー(縦長の長方形)ケースとその上下を飾る象徴的なゴドロン装飾は、古き佳きアール・デコの薫りを纏い、スポーツウォッチとしての出自を感じさせないほど優雅で洗練されていました。そして構造などに変化はあったものの、90年近く経った現在もそのデザイン的意匠をほとんど変えることなく受け継いでいるところも素晴らしい点。
レベルソの成功を受け、追随する形で他メーカーも反転ケースを備えた時計を発売しましたが、長く続いたモデルはなく次第に淘汰されていきました。レベルソの仕組みは初期から高いレベルで完成されており、それを凌駕するモデルはついぞ誕生しなかったということでしょう。
ジャガー・ルクルトと歴史的な繋がりの深いカルティエが発表した反転時計、タンク バスキュラント。レベルソと違い、縦に反転するケース構造を採用していた
レベルソは長い歴史のなかで反転した裏面がクラシカルな鏡面仕上げのもの、サファイアガラス製のシースルーバックで中の機械が見えるようになっているもの、別の意匠を凝らした文字盤が現れるものなど、さまざまなモデルが誕生していきました。
現在ではレベルソならではの楽しみの広がる腕時計として、高級時計界においてまさに唯一無二の存在感を放っています。
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ジャガー・ルクルトは時計に対する造詣が深い人ほど高く評価するブランドであり、その歴史的背景や実力たるや、世界3大腕時計ブランドに次ぐといっても過言ではない名門中の名門です。そのブランドを代表する時計であるレベルソは、腕時計専門店スタッフとしてぜひともおすすめしたい魅力に溢れています。
ここではそのおすすめポイントをまとめてみましょう。
1833年、アントワーヌ・ルクルトがスイスのル・サンティエ村に時計製造の小さなアトリエを開いたのがルクルト社の始まり。その創設当初は、自身の名を冠する時計メーカーではなく「部品供給メーカー」でした。
1ミクロンという単位で正確な部品を製造することができたルクルト社製のハイクオリティーな機械式ムーブメントは、世界3大高級腕時計ブランドであるパテック フィリップ、ヴァシュロン・コンスタンタン、オーデマ ピゲをはじめ、IWCやカルティエなどの超有名ブランドがこぞって採用したほど。
ムーブメントは腕時計に息吹を吹き込む最も重要な心臓部です。創設から80年以上もの間ムーブメントの供給メーカーとして音に聞こえた有名ブランドの要望に応え続けてきたルクルトは、超名門ブランドたちの歴史の一翼を担い、高級腕時計の歴史を裏から支えてきたといっても過言ではないのです。
1940年代のルクルト社ヴィンテージウォッチ。トリプルカレンダーとムーンフェイズという当時としては非常に複雑といえる機構が小ぶりな角型ムーブメントに絶妙にレイアウトされており、ルクルト社の技術の素晴らしさを感じさせる銘品
その後、部品供給メーカーから自身も時計メーカーとして参入したのは少し遅めで、ジャガー・ルクルトの名を冠する時計を発表したのは1920年代半ばのことでした。そして1931年に生み出された「レベルソ」を皮切りに、一方では他ブランドへのムーブメントの供給を続けながら、優れた自社ブランド独自の時計を次々と発表していくことになるのです。
ルクルトの時計は常にその時代の最高の技術を誇るもの。その信念は時を超えて現在へと受け継がれ、高級時計製造業におけるお手本的存在とされるに至っています。2000年からは、カルティエを筆頭とする巨大コングロマリットであるリシュモン※(Richemont)グループの傘下ブランドとして名を連ねることになりました。
※リシュモングループにはカルティエのほか、ピアジェ、ボーム&メルシェ、ヴァシュロン・コンスタンタン、パネライ、ヴァンクリーフ&アーペル、IWC、ランゲ&ゾーネ、ロジェ・デュブイなどが名を連ねます。(2020年5月現在)
知る人ぞ知る、時計通向けブランドの印象があるジャガー・ルクルト。
たしかにロレックスやオメガのような知名度はありませんが、上質を知る大人はその魅力を知っています。むしろジャガー・ルクルトを愛好する人は、例えばウブロが展開するような派手なマーケティングは歓迎しないでしょう。
ほかの人は知らないその良さを自分は知っている、所有することにそんな密かな喜びを感じさせてくれるのが超実力派ブランド、ジャガー・ルクルトのタイムピースなのです。
そして、ジャガー・ルクルトを代表するアイコニックピースであるレベルソは、時計通にとって素通りすることのできない独特な誘引力のある時計。
上質なつくり、極上の使い心地とともに多様なシーンに寄り添ってくれるレベルソは、ジャガー・ルクルトというブランドの魅力を知る上で、さらなる扉を開く鍵になる存在であることは間違いありません。
ジャガー・ルクルトのすばらしさについては次の記事で詳しく解説していますので、ぜひ合わせてお読みください。
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理由1で述べたように、衝撃から脆く壊れやすい風防を守り、傷や錆びにも強いという「実用性」に重きをおいて誕生したレベルソ。
“必要は発明の母”という言葉通り、ジャガー・ルクルトの時計は必要とされる機能性を徹底的に追求した結果としての美しさ、すなわち“機能美”を備えており、その点で“高級時計は装飾品”という概念のメーカーとは一線を画した存在です。
レベルソの“横にスライドして反転するケース”は時代を超えて受け継がれていますが、構造的には改良を重ねており、現行のラインアップは技術的にも円熟の域に達しています。
ケースを裏返す際の滑らかな操作感、カチリと音をたててケースがあるべきところに収まる小気味のいいクリック感は、レベルソを手にした多くの人がその魅力として挙げるところ。
また、レベルソと言えば手巻きムーブメントが主流ですが、りゅうずを回した時に手に伝わる感触なども実に素晴らしく、巻き上げるその時間を“手間”ではなく、愛しむような心の余裕すら与えてくれるのです。まさに大人のための逸品…!
装飾品や芸術品としての高級時計はもちろんそれはそれで素晴らしいものですが、レベルソに宿るのはあくまで“実用の美”。「腕時計=時を正確に刻むツール」だからこそ、ツールとしてのその感触のすばらしさに感銘を受ける男性は少なくないはずです。
初代から受け継がれる、アール・デコの直線的で象徴的なレベルソの意匠。普遍的で端正なデザインは完成度の高さを感じさせます。
実はレベルソはその設計とデザインに“黄金比”が用いられています。黄金比とは古来より人間が最も美しいと感じる比率のことで、1:(1+√5)/2となる比(近似値は1:1.618)のことです。
黄金比はパルテノン神殿、ピラミッド、パリの凱旋門などの歴史的建造物や、ミロのヴィーナス、レオナルド・ダヴィンチのモナ・リザの顔などの芸術作品にも用いられており、身近なところでは一般的な名刺サイズなどもそれにあたります。
レベルソはさまざまなケースサイズを展開していますが、その基本比率は横1:縦1.618(レベルソ・ワン、正方形のレベルソ・スクアドラは除く)、またはそれに近い値となっています。ラグの傾きの角度なども、黄金比をもとに決めているそうですよ!
飽きのこないデザインの秘密は、そうした緻密な計算に裏打ちされたメゾンの叡智の結晶といえるでしょう。
レクタンギュラーウォッチとは縦長の長方形のケースを採用した時計のこと。ラウンドウォッチ(丸型)と比べるとクラシカルでドレッシーなイメージです。
性別を問わず、腕もとに形よく収まる様はとても上品で、メンズであればダンディーな大人の男の色気を漂わせ、レディースであれば知的なオーラで包んでくれる、ラウンドモデルにはないデザイン的な魅力を秘めています。
実は機械式時計といえばラウンド型が基本。というのも、円運動する運針や中に収めるムーブメントなどを考慮すると、歯車の配列の自由度が高く構造的に最も適しているのがラウンド型だからです。
レベルソ セプタンティエム Ref.Q3002420。サファイアクリスタル製の裏ぶたから美しい手巻きのムーブメントを覗くことができる
逆にいうと、ラウンド以外の形の時計において、それと同等の精度や技術水準をクリアするには高い技術力が必要になります。実際には角形の時計の中に丸型のムーブメントを流用してそのまま載せている例も多く、それゆえレクタンギュラーウォッチは「デザイン優先の時計」といわれることもあります。
機械式ではなく、クオーツムーブメントが主流のレディースウォッチでは、メンズよりも種類豊富に各ブランドから四角い時計がリリースされていますよね。
ですがそこは比類なき技術力を擁するジャガー・ルクルト。各モデルに最も相応しい自社製キャリバーが収められたレベルソは、妥協なきモノづくりこそがマニュファクチュールの証であるジャガー・ルクルトの真骨頂!
さらに、ジャガー・ルクルトの全ての時計は“精度”“気温耐性”“気圧耐性”“耐衝撃性”“耐磁性”“防水性”の6項目を1000時間かけて検査し、それをクリアした時計だけが市場に出荷されるという点も絶対的な信頼を勝ち得る理由です。
レベルソは数あるハイブランドのレクタンギュラーウォッチを押し並べても、その多くを凌駕する角形時計の最高峰なのです。
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優れたデザインでファッショナブルな腕もとを演出するレクタンギュラーウォッチ。どちらかといえば細身の腕に似合う形とされ、欧米に比べて骨格が華奢な日本人には実は合わせやすい時計とも言えます。
その弱点といえば、サイズ選びが難しい点にあるかもしれません。腕に対して少し大きくても小さくても何となく様になるラウンド型と違って、レクタンギュラー型は縦の長さが腕に対して大きすぎるとどうも決まりません。
時計に限らず“好きなデザインと似合うデザインは違う”とはよくいわれますが、気に入った時計ならばできれば格好よく着けこなしたいですよね!
レベルソは歴史の長いタイムピースだけに、実にさまざまなサイズが展開されています。生産終了モデルを含めればきっとピッタリのサイズが見つかるはずです。
展開サイズについてはラインアップの項で詳しく説明します。
ジャガー・ルクルトの時計はセレブや芸能人が多く愛用していることで知られています。
メンズであれば嵐の大野智さん・櫻井翔さん・二宮和也さん、俳優の加瀬亮さん、長谷川博己さん、水谷豊さんなど。品があってどことなく育ちの良さを感じさせる男性や、浅野忠信さん、木梨憲武さんなど、自分なりのスタイルに強いこだわりのありそうな男性から愛されているようです。
嵐の櫻井翔さんが愛用しているのは
グランド レベルソ 976 Ref.Q3738420
嵐の二宮和也さんの時計は
グランド レベルソ ナイト&デイ Ref.Q3808420
2016年に受賞した日本アカデミー賞主演男優賞の副賞として贈呈された時計だそう!
レディースであれば中谷美紀さん、松嶋菜々子さん、石田ゆり子さん、佐々木希さん、田丸麻紀さん、滝川クリステルさんなどがジャガー・ルクルトの時計を愛用していることで知られています。知的で透明感に溢れる大人の女性に選ばれるブランドであることがよくわかりますね!
佐々木希さんが愛用しているのは
レベルソ クラシックミディアム デュエット Ref.Q2578420
田丸麻紀さんが愛用しているのは
グランドレベルソ レディー ウルトラスリム Ref.Q3204422
ほかにも数種類のレベルソをお持ちのようです
最後に、もしかしたら最も重要かもしれないレベルソの価格について触れましょう。
歴史あるハイブランドのアイコニックピースといえば、どうしても価格が高額になりがちですよね。
ですが、なんと!
“雲上”の存在とも呼ばれる世界3大高級時計ブランドからも一目置かれる存在でありながら、ジャガー・ルクルトのレベルソはベーシックなモデルであれば50万円程度~、100万円以下で手に入るモデルも数多くラインアップしているのが特徴なのです。
もちろん決して安価ではありません。それでも時計自体のつくりの素晴らしさや、その歴史的背景を鑑みればレベルソはかなり良心的な価格設定であり、腕時計専門店スタッフの目から見ても非常に「良い買い物をした」感があります。
さらに、当店ジャックロードの並行輸入価格であれば、新品にも関わらず定価よりもグッとお安くなります。
そして当店で随時開催中の
ショッピングローン無金利キャンペーン
を利用すれば、名機レベルソを購入することもかなり現実的になるはずです。
そこで、筆者が本気で憧れているという個人的な理由で、レベルソ トリビュート デュオ Ref.Q3988482 を例に試算してみたいと思います。
レベルソ トリビュート デュオ Ref.Q3988482
2019年新作。ダイアル両面に2つの時間帯を配した2タイムゾーンモデル。実用的なデイ/ナイト表示も備えている。ブエノスアイレスにある工房で今でも手作業によるレザー製ポロブーツを製造しているカーサ・ファリアーノが特別にデザイン・製造したレザーストラップを纏うレベルソのルーツと最新の技術が融合した逸品
まずは定価とジャックロード並行輸入価格の比較から。
2021年3月24日現在のメーカーの定価は1,210,000円(税込)。
さすがにケースの両面に異なる文字盤を備えるデュオだけに、100万円オーバーという価格。個人的には7桁を超えると途端に精神的なものも含めハードルがグンと高く感じ、あきらめの溜息が漏れそうに…。
ですが、めげずにジャックロード価格を調べてみましょう。
同型番のジャックロード新品価格は1,028,000円(税込)。
100万円を切りました!その差額はなんと182,000円!
同じ新品にも関わらず、20万円近い価格差は正直大きいですよね!
当店、ジャックロードで扱う時計は並行輸入品のため、このように定価より大分お安くなります。並行輸入品の価格がこれほど安くなる理由は下記の記事をご参照ください。
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さて、ここからいよいよジャックロードのショッピングローン無金利キャンペーンを利用して月々の支払い額を試算してみます。
しつこいようですが筆者は本気であるため、ローン審査が通りやすいよう今回は15万の頭金を用意するとして、ボーナス払い3万円を想定してみます。
◆商品金額:1,028,000円(税込)/48回払い・ボーナス併用(30,000円×年2回)・頭金150,000円の場合
月々のお支払額:13,200円
初回のお支払額:17,600円
お支払総額:1,028,000円
金利手数料:0円※
※通常金利価格より約89,556円お得!
お支払い金額・回数を変えてローンシミュレーションしてみる
何と月々の支払いは1万円台前半という、かなり心が動く結果に!
48回払いは長い道のりですが、そこは一生ものといえる時計のため。
そして何よりも、普通であればショッピングローンを利用する購入者側が負担するはずの高額な分割払い手数料をジャックロードが代わりに負担するため、自分が払う金利手数料は0円で済むというのは、手前味噌ですがかなり有難い…!
頭金やボーナス払いなど違うパターンもシミュレーターを使ってぜひ試してみてくださいね!
ジャックロードの無金利ショッピングローンについては
こちら
をご覧ください。
さて、ここからはレベルソの代表的なモデルをご紹介していきましょう。
レベルソは長い人気を誇ってきただけに、今までにリリースされたモデルの数が非常に多く、ビック レベルソ、レベルソ グランド、レベルソ デュエット クラシック、レベルソ デュエット デュオなど、パッと聞いただけではどれが何だか腕時計専門店のスタッフですら混乱するという状態でした。それがレベルソ誕生85周年となった2016年頃を境に一新されはじめ、現行のラインアップはかなりわかりやすく整理されたのです。
生産終了となった過去モデルも魅力的なものが多いので別の機会にくわしくご紹介したいと思いますが、今回は現行モデルに焦点を当てたいと思います。
レベルソといえばこれ、という伝統的かつ普遍的人気モデルがレベルソクラシックです。
サイズは大きく分けてスモール(女性用サイズ)、ミディアム(男女兼用サイズ)、ラージ(男性用サイズ)の3つ。
その中でも機能などによって若干ケースサイズに違いがあります。
女性用サイズのレベルソ クラシック スモール。ケースサイズは35.78mm×21mmで、裏面はレベルソのルーツともいえるシンプルな鏡面仕上げが施されたモデルです。クオーツムーブメントと手巻きムーブメントから選ぶことができますが、クオーツに比べると手巻きは価格が若干高くなります。
女性用サイズのレベルソ クラシック スモール デュエット。ケースサイズは34.2mm×21mmです。
ケースを反転させた裏面にもう1つ別のダイヤルが現れ、“昼の顔”と“夜の顔”という二面性を持つ時計です。ビジネスライクな昼の顔から、夜はダイヤモンドの装飾が施されたブラックフェイスへ反転させて華やかなイブニングパーティーに出かけるような、粋で洗練された女性像を感じさせます。
このように表裏に2つの文字盤を持つモデルでレディースをターゲットにしたものには“デュエット”、メンズをターゲットにしたものには“デュオ”の名が入ります。デュエットやデュオにはクオーツ搭載モデルがなく、1つのムーブメントが2つのダイヤルを動かし、それぞれのダイヤルでは針が逆方向に回転します。こちらのスモール デュエットは手巻きモデルのみとなっています。
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男女兼用サイズのレベルソ クラシック ミディアム スリム。ケースサイズは約40mm×24mmです。スリムの名の通りケースの厚みはスモールとほとんど変わらない7.56mmと薄型で、袖口にスマートに収まるサイズ感から人気が高いのがこのミディアムサイズです。
裏面はシンプルな鏡面仕上げで、クオーツムーブメントと手巻きムーブメントから選ぶことができます。
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男女兼用サイズのミディアムサイズで、ケースサイズは約40mm×24mmです。こちらは女性をターゲットとしたレベルソ クラシック ミディアム デュエット。クラシック スモール デュエットと同じく反転させると華やかな夜の顔が現れます。
クオーツタイプがないデュオ/デュエットモデルですが、こちらは手巻き以外にも自動巻きムーブメントを搭載したモデルをラインアップしているのが特徴。ジャガー・ルクルトは2015年にレベルソの手巻きから自動巻きへムーブメントの置き換えを推進しようとしましたが、「レベルソ=手巻き」というファンの根強い声が大きく、自動巻きは現行モデルとしてはこちらのクラシック ミディアム デュエットのみとなりました。
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裏面がシンプルな鏡面仕上げのクラシック ミディアムの6時位置にスモールセコンドを配したモデル。ケースサイズは42.9mm×25.5mmで、同じミディアムでも若干サイズが大きいモデルとなります。
アラビア数字のインデックスに割って入る特徴的な四角いスモールセコンドが、コンテンポラリーな印象の中にも生粋のアール・デコ様式を感じさせます。こちらは手巻きのみのラインアップです。
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ケースを反転させた裏面にもう1つ別のダイヤルが現れるメンズ向けのデュオで、さらに6時位置にスモールセコンドを配したモデルです。ケースサイズは42.9mm×25.5mm。
裏側はサークル上の分目盛りにインデックス部分に施されたクル ド パリのギョーシェ仕上げがクールなブラック文字盤。6時位置にはナイト&デイ表示を備え日中か夜間かが一目で分かるようになっています。
こちらは手巻きのみのラインアップです。
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かなりの存在感があるラージサイズ。ケースサイズは45.6mm×27.4mmです。裏面はシンプルな鏡面仕上げで、6時位置にスモールセコンドを配したモデルになります。
こちらは手巻きのみのラインアップです。
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ケースを反転させた裏面にもう1つ別のダイヤルが現れるメンズ向けのデュオで、さらに6時位置にスモールセコンドを配したモデルです。ケースサイズはクラシック ラージ スモールセコンドより若干大きい47mm×28.3mm。
裏側はサークル上の分目盛りにインデックス部分に施されたクル ド パリのギョーシェ仕上げがクールなブラック文字盤。6時位置にはナイト&デイ表示を備え日中か夜間かが一目で分かるようになっています。
こちらは手巻きのみのラインアップです。
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レベルソ ワンは2016年にジャガー・ルクルトの85周年を記念して発表された女性のためのレベルソで、1930年代当時の女性用レベルソに採用されたケースの形から着想を得た細長いシルエットが特徴です。伝統的なレベルソのデザインコードを踏襲しながらまるでジュエリーのような印象を醸し出します。
レベルソ ワンの最もベーシックなモデルで、サイズは40.1mm×20mmです。表側はブリリアントカットのダイヤモンドが2列に配され美しい光を放ちます。放射状のギョーシェの上にプリントされたアラビアインデックスはまるで手描きのような風合いで、クラシカルな印象を与えてくれます。裏面はシンプルな鏡面仕上げです。
こちらはクオーツまたは手巻きのラインアップとなります。
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ケースを反転させた裏面にもう1つ別のダイヤルが現れるレベルソ ワン デュエット。両面にダイヤモンドがライン上に施され、華やかな雰囲気のあるモデルです。サイズはレベルソ ワンと同じく40.1mm×20mmになります。
裏面は控えめなグリッターを散りばめたミッドナイトブルーのダイヤルで、まるで夜空を再現しているよう。ほかにもマザー オブ パール製のムーンフェイズが配されたレベルソ ワン デュエット ムーンがあり、とてもロマンチックなタイムピースとなっています。
こちらは手巻きのみのラインアップとなります。
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1930年代当時の女性用ヴィンテージウォッチを彷彿とさせるレベルソ ワン コルドネ。コルドネとはフランス語で細い紐のことを指し、その名の通り細いコード状のブレスレットがクラシカルな印象を醸し出します。
ケースサイズはレベルソで最も小さい33.8mm×16.3mmながら、ケースが反転する機構はもちろん健在。ピンクゴールドとステンレスのコンビモデルはクールさの際立つ他モデルに比べ、女性らしい可愛らしさを感じさせてくれます。
こちらはクオーツのみのラインアップとなります。
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レベルソ クラシックの上位モデルとして位置付けられているのがレベルソ トリビュート。レベルソ第一号に倣ってアラビアインデックスではなくアプライドのバーインデックスが採用されています。ディティールに至るまでより手の込んだ印象で、ワインレッドやブルーなどのカラーリングも特徴的です。
デュオモデルのほか、カレンダーモデル、ムーンフェイズモデル、ジャイロトゥールビヨンモデルなど高機能なラインアップも展開しています。
1931年に誕生したレベルソ第1号モデルにインスパイアされた文字盤のデザインにそのルーツを感じることができるレベルソ トリビュート スモールセコンド。
ポリッシュ仕上げとロジウムコーディングが施されたアプライドのバーインデックス、シルキーなサンレイ仕上げの上に透明ラッカーが施された文字盤、外周に配された分目盛りなど、レベルソ クラシックとは異なるディティールが光るモデルです。
ストラップはアルゼンチンの最高峰のブーツメーカーの1つであるカーサ ファリアーノ社製。今でも手作業によるレザー製ポロブーツを製造している同社のストラップは「ポロの試合中にしていても壊れない時計」というレベルソのルーツをより際立たせてくれる存在です。
ケースサイズは45.6mm×27.4mmで、手巻きのみのラインアップとなります。
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トリビュートのコンセプトを最もわかりやすく体現するのが、レベルソ トリビュート デュオ。反転式ケースの上部にはレバースイッチが隠されており、裏面の時針だけを1時間単位で調整することが可能。ホームタイムは表側、セカンドタイムは裏側の文字盤という快適な使い心地を実現するモデルです。
手作業によるハンマー仕上げで作られた月の姿が特徴的なカレンダーモデルなども展開しています。
ケースサイズはレベルソ トリビュート スモールセコンドより若干大きい47mm×28.3mmで、手巻きのみのラインアップとなります。
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いかがでしたか?
今回はジャガー・ルクルトのアイコンウォッチ、レベルソの魅力を取り上げながら、その代表的なモデルをお伝えしました。
ジャガー・ルクルト以外にもジャックロード、ベティーロードでは数多くのブランド腕時計を取り揃えています。これを機にあなただけの1本を探してみてはいかがでしょうか?
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ジャックロード(JACKROAD)
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業界最大手!全国屈指の品揃えを誇るメンズブランド腕時計専門店ジャックロード。創業30年以上の実績と信頼を誇る、並行輸入店の草分け的存在です。東京・中野ブロードウェイ3Fに店舗があり、ブランドジュエリー&バッグ店舗、姉妹店であるレディース腕時計専門店ベティーロードも併設されているため、ご家族やご友人同士でご来店いただいてもみなさまにお楽しみいただけるラグジュアリー空間となっております。
半個室の商談スペースもあり、小さなお子さま連れのお客さまもゆったりとご覧いただけます。お近くにお越しの際はぜひお立ち寄りください。
店内の在庫は常に変動しております。来店にて見たいモデルが決まっている場合、事前に店舗へ在庫を確認の上お越しいただくことをおすすめしております。