ロレックスというとスポーツモデルのデイトナやサブマリーナー、エクスプローラーやGMTマスターが大変な人気を博していますが、もう1つ忘れてはならないのがラグジュアリースポーツモデルとして打ち出されたヨットマスターです。
今回はヨットマスターに着目、同じくラグジュアリースポーツに位置する他ブランドのモデルや同ブランドの他モデルとも比較してみてみましょう!
ロレックス初のラグジュアリースポーツモデルとして1992年に登場したヨットマスター。当初はオールゴールド(18Kイエローゴールド)のみの素材、そしてメンズ、ボーイズ、レディースという3種のバリエーションで展開していました。
その後、イエローロレゾール(コンビ)が追加され、1999年にはプラチナベゼルを備えたステンレススチールモデル、「ロレジウム」が登場したことで、ヨットマスターの人気に火が付きました。
現在はホワイトゴールドケースのヨットマスター42、ヨットマスター40、ヨットマスター37という3種のバリエーションで、ロレックスのラグジュアリースポーツモデルという地位を確立しています。
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ロレックスが初めてラグジュアリースポーツというジャンルに足を踏み入れた1990年代は機械式時計が復興した時代でした。それまではクオーツ時計隆盛の時代で、機械式時計はいわば冬の時代でした。
多くの時計ブランドが新たなジャンルの確立を模索している頃、ロレックスはパテック フィリップ、オーデマ ピゲなどがすでに着手していたラグジュアリースポーツというジャンルに打ってでます。それがヨットマスターの登場と相成るわけです。
ここからはそんなヨットマスターのライバルに該当するモデルを独断でピックアップ。その違いと魅力について解説していきましょう。果たして、ヨットマスターにはライバルが存在するのでしょうか?
今回ヨットマスター42のライバルに挙げたのは雲上5大ブランドに数えられる名門ブレゲのマリーン。
どちらもホワイトゴールドケース、そしてラバーストラップという組み合わせ、そして同等の価格帯、ヨットマスター42は3,052,500円(税込)、マリーンは3,410,000円(税込)ということでピックアップしてみました。
ロレックス最後の出展となった2019バーゼルワールドで登場した新作モデルがヨットマスター42 Ref.226659です。それまでのヨットマスターは40mmのケースサイズが最大でしたが、他ブランドのラグジュアリースポーツモデルと肩を並べる迫力を持たせるため、ついに42mmのケースサイズがラインアップされました。
さらにケースの素材は18Kホワイトゴールドを採用。マットブラック仕上げのセラミック製ベゼルとの組み合わせは、大人のラグジュアリースポーツを体現するデザインが与えられたと言っても過言ではないでしょう。
ヨットマスターとデイトナのみ(2020年現在)に装備されているオイスターフレックス(ラバー)ストラップも、ブレスレットモデルにはないラグジュアリーでアーバンな雰囲気を演出するのに一役買っている部分と言えます。
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2018年にフルモデルチェンジを果たした第三世代のマリーンがRef.5517系です。それまでのマリーンらしいラグジュアリーな雰囲気は継承しつつも、よりスポーティーな雰囲気に方向転換したデザインへと進化しています。
今回はそんなマリーンの中でも、ホワイトゴールドケース、そしてラバーストラップという、ヨットマスター42と同一構成となるRef.5517BB/Y2/5ZUをピックアップ。
ヨットマスター42のサブマリーナーデイトを継承する回転ベゼル(両方向)にドットインデックスという組み合わせはロレックス伝統のフェイスであり、ダイバーズ時計の雰囲気が強調されています。
対して、ブレゲマリーンは回転ベゼルが装備されていないことで、文字盤全体が大きく表現されたモダンな雰囲気と言えるでしょう。それ故に文字盤のセンターに「波」をイメージした装飾を入れることで、文字盤全体を引き締めています。
同じラグジュアリースポーツというジャンルに属するも、そのブランドイメージから両者はだいぶ方向性が異なるようです。実用性を最重視しているロレックスと気品を感じさせるブレゲ。双方のそれぞれの魅力が十分凝縮されたモデルと言えるのではないでしょうか?
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ヨットマスター40のライバルにピックアップしたのは同門となるサブマリーナーデイト。そもそもヨットマスターはサブマリーナーデイトをベースとして登場したという歴史があるため、その見た目はよく似ていると言えます。
見方を変えればサブマリーナーデイトを華美にしたのがヨットマスターと言ってもいいでしょう。両モデルそれぞれの魅力を解説していきましょう。
プラチナベゼル×ステンレススチールという組み合わせで1999年に登場したのがロレジウムです。サブマリーナーの黒ベゼルがプラチナベゼル(シルバーカラー)に変更されたこと、ケースのラグ、ブレスレットのセンター駒がポリッシュ仕上げになることで、ダイバーズ時計が一気にラグジュアリースポーツへと変化したと言えるでしょう。
カラーリングを変えるだけでここまで変化させることができるのもロレックスの完成されたデザインならではとも言えます。さらに秒針、モデル名は赤い色(ダークロジウム文字盤はスカイブルー)とし、スポーティーな雰囲気がさりげなく演出されています。
現行モデルはブルーとダークロジウムの2色展開。ロレジウムの代表的なカラーリングであったシルバー(プラチナ)文字盤は生産終了となりましたが、中古市場で多く流通しているので、気になる方はチェックしてみてはいかがでしょうか。
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ロレックス ヨットマスター40 ロレジウム Ref.126622 一覧
1953年から生産されているダイバーズ時計の始祖とも言うべきサブマリーナー(通称ノンデイト)、および1965年には日付付きのサブマリーナーデイトが登場しました。現行モデルであるRef.116610LNはサブマリーナーデイト初となるセラミック製(セラクロム)ベゼルを装備して2010年に登場。
ヨットマスター40との大きな違いはやはりベゼルの質感。サブマリーナー デイトのそれまでのアルミニウムベゼルはスポーティーな雰囲気が強調されていましたが、セラミック製へと進化したことで、高級ダイバーズ時計へと大幅に質感が向上したと言えるでしょう。
ケースサイズはともに40mmとなりますが、サブマリーナーデイトはケースラグが大型化されたことで、ガッチリとした印象となります。同一サイズでありつつも、その装着感は異なると言えるでしょう。ダイバーズ時計らしいガッチリとした装着感を求めるのであればサブマリーナーデイトという選択肢となるのではないでしょうか?
さて、気になる価格差は定価で見ると、ヨットマスター40が1,265,000円(税込)、サブマリーナーデイトが943,800円(税込)と、その差は約30万円とだいぶ開きがあります。ところが並行輸入店での価格はどうでしょうか? 当店ジャックロードの価格で比較してみましょう。※価格表記はすべて2020年7月21日現在。
ロレックス ヨットマスター40 Ref.126622 文字盤カラー・ブルー
ジャックロード価格1,498,000円(税込)
ロレックス ヨットマスター40 Ref.126622 文字盤カラー・ダークロジウム
ジャックロード価格1,580,000円(税込)
ロレックス サブマリーナー デイト Ref.116610LN 文字盤カラー・ブラック
ジャックロード価格1,428,000円(税込)
ロレックス サブマリーナー デイト Ref.116610LV 文字盤カラー・グリーン
ジャックロード価格1,838,000円(税込)
ヨットマスター40のブルー文字盤とサブマリーナーデイトのブラック文字盤の価格差は7万円。ダークロジウムとは約15万円の価格差です。これがサブマリーナーデイトのグリーン文字盤だと逆転現象が起きている状況なので、ヨットマスター40が随分お買い得なことがお分かりいただけると思います。
知名度を考慮すると1953年から生産されているサブマリーナーに分が上がりますが、見た目の高級感はヨットマスター40に軍配があがることでしょう。
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いかがでしたか?
今回はヨットマスターを他モデルとの比較の観点から考察してみました。
腕時計専門店である当店ジャックロードにはヨットマスターを始め、今回比較対象として挙げたサブマリーナー デイトやブレゲのマリーンなど多数の本格ブランド腕時計を取り揃えております。これを機会にあなただけのお気に入りを探してみてはいかがでしょうか?
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ジャックロードJACKROAD
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営業時間 11:00~20:30
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業界最大手!全国屈指の品揃えを誇るメンズブランド腕時計専門店ジャックロード。創業30年以上の実績と信頼を誇る、並行輸入店の草分け的存在です。東京・中野ブロードウェイ3Fに店舗があり、ブランドジュエリー&バッグ店舗、姉妹店であるレディース腕時計専門店ベティーロードも併設されているため、ご家族やご友人同士でご来店いただいてもみなさまにお楽しみいただけるラグジュアリー空間となっております。
半個室の商談スペースもあり、小さなお子さま連れのお客さまもゆったりとご覧いただけます。お近くにお越しの際はぜひお立ち寄りください。
店内の在庫は常に変動しております。来店にて見たいモデルが決まっている場合、事前に店舗へ在庫を確認の上お越しいただくことをおすすめしております。