セイコー ツナ缶(TUNA-CAN) 世界中で愛されているダイバーズウォッチとは！？

人気の腕時計にはメーカーが付けた正式名称の他に、ファンから親しみを込めて愛称で呼ばれているケースが少なくありません。例えば、グリーンのベゼルを備えるサブマリーナー デイトは「グリーンサブ」、青赤ベゼルの歴代GMTマスターは「ペプシ」と、腕時計好きならば一度は耳にしたことがあるのではないでしょうか。

そんな中でも、ひときわユニークなものが「ツナ缶」です。セイコーを代表するダイバーズウォッチに付けられた「ツナ缶」のネーミングは、現在のプロスペックスコレクションに属するマリーンマスター プロフェッショナルの愛称です。

2017年のエイプリルフールではセイコー公式自ら、ツナ缶をネタにしてしまうほどで、いわばメーカー公式の愛称といっても過言ではありません。

今回はそんなセイコー ツナ缶ことマリーンマスター プロフェッショナルについての解説と、おすすめモデルを紹介していきたいと思います。ぜひ、最後までご覧ください。

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セイコーツナ缶(TUNA-CAN)とは？

時計業界でのツナ缶(TUNA-CAN)とは、セイコーを代表するプロフェッショナルモデル、マリーンマスター プロフェッショナルに外胴プロテクターを装着したモデルの総称です。時計ケースの外側に付けられた武骨なプロテクターが、ツナの缶詰によく似ているのがその理由です。

由来はアメリカのセイコー愛好家が名付けたとされており、その愛称は瞬く間に拡がりを見せました。現在では、ひと回りケースサイズが小さいダイバースキューバはベビーツナ(Baby Tuna)と呼ばれていて、そのバリエーションは増えています。画像をご覧いただければ、たしかにツナ缶(TUNA-CAN)に似ているのが分かりますよね。

ツナ缶(TUNA-CAN)のルーツは国産初のダイバーズウォッチ

セイコー ツナ缶(TUNA-CAN)のルーツは1975年まで遡ります。1965年に国産初のダイバーズ時計といわれている150mダイバーズ、1968年にメカニカルハイビートの300m防水ダイバーズと防水性能を向上させてきたセイコー。そしてついに1975年に完成したのがメカニカル ダイバー プロフェッショナル600mです。

ワンピース構造のケースの外側にはチタン素材のプロテクター(外胴)を用い、耐久性を極限まで高めたダイバーズウォッチとして誕生しました。海外メーカーも目を見張る性能を誇り、セイコーの技術力を大きくアピールする結果となりました。

海外で人気に火が点いたツナ缶(TUNA-CAN)

ツナ缶(TUNA-CAN)がブレイクした要因の1つが、アメリカを代表する俳優のアーノルド・シュワルツェネッガーさんが愛用したことです。

自身が主演する映画やプライベートでも使用していたセイコー ダイバー Ref.H558-5000は外胴、すなわちセイコー ツナ缶(TUNA-CAN)のボディーを備えたモデルでした。

ツナ缶ケースにデジタル+アナログ表示が施された、ハイブリットダイバーは通称「セイコーアーノルド」、「アーニー」と呼称されています。このモデルは2019年に当時のデザインを踏襲して復刻。当時、憧れたオールドファンや、ファッション感度に敏感な若い世代に人気を博しました。

他にも数々のブランドとの別注コラボで名前が知られるLOWERCASE(ローワーケース)とのプロスペックス カジュアルダイバー クロノグラフも、時計をあまり知らない層へのアピールに繋がりました。

タウンユース向けにターゲットを絞るため、メンテナンスに手間のかからないソーラームーブメントを採用。外胴プロテクターの素材にはプラスチックを使用することで、軽量化にも貢献しています。

これにより自動巻きモデルと比較し、日常使用においても使いやすいユーザーフレンドリーに仕上げられています。

セイコーツナ缶(TUNA-CAN)のおすすめモデル

半世紀近くにわたりセイコーのダイバーズウォッチを牽引してきたセイコーツナ缶(TUNA-CAN)は、現在までさまざまなバリエーションが展開されてきました。

ここからは今まで販売されてきたセイコーツナ缶(TUNA-CAN)のおすすめモデルをご紹介していきます。

メタルブレスを装着するツナ缶(TUNA-CAN)

ポリウレタン、現在ではシリコンストラップを装着しているイメージが強いセイコーツナ缶(TUNA-CAN)の中で、異端な存在がRef.SBBN049です。ステンレス素材の3連メタルブレスの装着で迫力のスタイルが実現されています。

1,000m防水の偉業から35年を祝した記念モデル

1986年に1,000m防水を実現してから35年の節目を祝した記念モデルがRef.SBBN051です。プロスペックスを象徴するイエローを差し色に使用し、文字盤は専用のブルーグラデーションが施されている特別仕様です。

アーノルド・シュワルツェネッガーさんが愛したモデルが復刻

俳優のアーノルド・シュワルツェネッガーさんが愛用した「セイコーアーノルド」、「アーニー」が当時のデザインで復刻。アナログとデジタルを併記した往年のデザインは現在においてもモダンな雰囲気です。

こちらは世界最大のダイビング教育機関PADI(パディ)とのコラボモデル。6時位置に入るロゴが誇らしげです。ソーラームーブメントを搭載しているため、気兼ねなく着用できます。

セイコーツナ缶(TUNA-CAN)のトップレンジに位置する最高峰

現行セイコーツナ缶(TUNA-CAN)のトップモデルがRef.SBDX038です。セイコー上位モデルのムーブメントが製造される、雫石高級時計工房で組み立てられたcal.8L35を搭載。防水は驚異の1,000mを誇ります。

ベゼルには世界最高レベルの耐食性を備える、エバーブリリアントスチールを採用。ケース幅52.35mmの迫力のボディーにセイコー ダイバーズウォッチの風格が備わります。

まとめ

いかがでしたか？

今回はセイコーツナ缶(TUNA-CAN)についてご紹介いたしました。

ユニークな愛称が付けられている、世界中で愛されているダイバーズウォッチであることが分かりましたね。

5万円台から購入することができるセイコーツナ缶(TUNA-CAN)。一度はその魅力に触れてみるのはいかがでしょうか。

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