世界三大時計の雲上ブランド、オーデマ ピゲ。
衝撃的なデビューを果たした同ブランドの代名詞とも言えるロイヤルオークはラグジュアリースポーツウォッチの先駆けとして他多数のブランドの方向性にも多大な影響を与えました。そんなロイヤルオークをベースにさらに進化を遂げたロイヤルオークオフショア。
今回はロイヤルオークならではのエレガンスを宿しつつも、より大胆なデザインで人気を博しているロイヤルオークオフショアの豊富なラインアップについてご紹介したいと思います。
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1972年に登場したロイヤルオークは世界最高峰のブランドが送り出したスポーツウォッチとして喝采を浴びました。
後に他社も追随する ”ラグジュアリースポーツ” という新たなジャンルの礎として、ロイヤルオークは現在も確固たる地位を築いています。
登場から約20年後となる1992年 (バーゼルワールドでの発表は1993年)にロイヤルオークオフショアが誕生します。迫力のあるデザインはオーデマ ピゲ内部でも賛否両論だったようですが、大きなセールスを記録し、現在もオーデマ ピゲの主要コレクションとして人気を博しています。
ロイヤルオークオフショアのデザインを担当したのは当時若手の社内デザイナーであったエマニュエル・ギュエで、ジェラルド・ジェンタが生み出した初代ロイヤルオークをベースに迫力のあるデザインを構築しました。エマニュエル・ギュエは後に独立しロレックスのチェリーニ、新生アイクポッドのデザインを手掛けることになります。
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ロイヤルオークに次ぐ豊富なラインアップを誇るロイヤルオークオフショアですが、オフショアの中でもよく見ると細かい違いがあることに気が付くはずです。ここではその細かな違いを比較していきましょう。
ロイヤルオークとオフショアをご検討されている方はぜひご参考ください。
左:オーデマ ピゲ ロイヤルオーク オフショア クロノグラフ Ref.26480TI.OO.A027CA.01
右:オーデマ ピゲ ロイヤルオーク オフショア クロノグラフ Ref.26470ST.OO.A028CR.01
同じロイヤルオークオフショアとは言え、搭載するムーブメントが異なることにより、ご覧のようにインダイヤルの配置がまったく異なることでだいぶ印象は変わって見えます。
インダイヤルが横目配置のRef.26480TI.OO.A027CA.01には、オーデマ ピゲが自社開発したCal.2385を搭載。これはロイヤルオーククロノグラフにも搭載されているものと同一で、クロノグラフ機構を備えていながら厚さ5.5ミリという薄型のムーブメントです。
対して、インダイヤルが縦目配置のRef.26470ST.OO.A028CR.01に搭載されているCal. 3126/3840は、オーデマ ピゲの基幹ムーブメントであるCal.3120をベースにクロノグラフモジュールを追加したもの。
日付の位置も3時位置、4時位置と異なり、同一コレクションながらだいぶ雰囲気が異なって見えます。
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左:オーデマ ピゲ ロイヤルオーク オフショア クロノグラフ Ref.26170ST.OO.1000ST.09
右:オーデマ ピゲ ロイヤルオーク オフショア クロノグラフ Ref.26401PO.OO.A018CR.01
ロイヤルオークオフショアのキャラクターを考えると視認性を高めるために採用されることが多いアラビアインデックスがしっくりとくることでしょう。
太いゴシックフォントのアラビアインデックスは文字盤の範囲をかなり占めているため、ロイヤルオークオフショアの魅力であるメガタペストリー装飾の範囲が若干狭まっていたりします。
対して、バーインデックスは初代ロイヤルオークの雰囲気を継承しており、メガタペストリー装飾の範囲は広くとられています。
スポーティなテイストを求めるか、あるいはクラシカルな雰囲気を求めるかで選択肢は変わってくることでしょう。
ロイヤルオークの派生コレクションとして誕生したロイヤルオークオフショア。そのラインアップ数は実に42モデル(2020年5月現在)と、全ロイヤルオークの約50%にも登ります。
ここではその中でも腕時計専門店である当店ジャックロードで購入できるモデルを中心にご紹介していきます。
ロイヤルオークオフショアの迫力のあるフォルムを実現させていることに貢献しているのがクロノグラフです。
りゅうずを含めた3つのボタンが備わり、さらに3つのインダイヤルが文字盤へ絶妙に配置されているスタイルが魅力です。
ロイヤルオーク オフショア 44ミリ
オーデマ ピゲ ロイヤルオーク オフショア クロノグラフ Ref.26400IO.OO.A004CA.01
トゥールビヨン、限定モデルを除けば、ロイヤルオークオフショアでは最大の44ミリケースサイズのレギュラーモデル。
2011年にロイヤルオークオフショアのラインアップに加わりました。
42ミリモデルと差別化を図るため、クロノグラフボタンの形状をスクエア型とし、りゅうずガードの造形もエッジが鋭くなったものに変更されています。
ロイヤルオーク オフショア 42ミリ
オーデマ ピゲ ロイヤルオーク オフショア クロノグラフ Ref.26470ST.OO.A820CR.01
ロイヤルオークオフショアの基幹バリエーションが42ミリ。現行モデルは14モデル(2020年5月現在)をラインアップしています。
クロノグラフボタンをラバー(後にセラミック)素材、八角形のベゼルも同様にラバー、セラミックなど、斬新な素材使いを積極的に行ってきたモデルと言えます。
ロイヤルオーク オフショア 37ミリ
オーデマ ピゲ ロイヤルオーク オフショア クロノグラフ Ref.26231ST.ZZ.D002CA.01
ロイヤルオークオフショアには、42ミリよりひと回り小さい37ミリケースが用意されています。
ロイヤルオークの象徴ともいえる八角形のベゼルにダイヤモンドがふんだんに装飾されたラグジュアリーなモデルです。
40時間のパワーリザーブを備える自動巻きムーブメントCal.2385搭載。
現行モデル(2020年5月現在)でロイヤルオークオフショアのセンターセコンドモデルを狙うならば、ダイバーモデルとなるでしょう。
防水性能は300m、ダイバーズ時計としての本格的なスペックが与えられています。
オーデマ ピゲ ロイヤルオーク オフショア ダイバー Ref.15710ST.OO.A002CA.01
ロイヤルオーク初の本格派ダイバーズモデルがロイヤル オーク オフショア ダイバーです。42ミリのケースサイズはそのままに文字盤外周に回転ベゼルを備え、300mの防水性能が与えられました。
ロイヤルオークの象徴ともいえる八角形のベゼルをそのまま残したことにより、ロイヤルオークのテイストは継承されています。
10時位置のりゅうずを操作することで、インナー式の回転ベゼルを操作可能。ダイバーズ時計のため逆回転防止式となります。
ロイヤルオークオフショアには、これまでコラボレーション限定、ブティック限定など様々なタイプが販売されてきましたが、ここではオフショア愛好家にとっては垂涎アイテムとも言える限定モデルをピックアップしました。
オーデマ ピゲ ロイヤルオーク オフショアクロノ アリンギポラリス Ref.26040ST.OO.D002CA.01
海のF1とも呼称されている国際ヨットレース「アメリカスカップ(アメリカズカップ)」に出場していた「チーム・アリンギ(Alinghi)」とのコラボレートモデル。
文字盤には「チーム・アリンギ(Alinghi)」のマークが入り、フライバック、レガッタタイマーが搭載されたアリンギ専用のCal. 2326/2847を搭載。世界2000本限定で販売されました。
オーデマ ピゲ ロイヤルオーク オフショア ダイバー クロノグラフ Ref.26703ST.OO.A051CA.01
コラボレートモデルと同様に展開されているのがブティック限定モデル。レギュラーモデルにはラインアップされていない特別なカラーリング・仕様のモデルが販売されています。
入手困難モデルのため、見かけたら即買いすることをおすすめいたします。
いかがでしたか?
迫力抜群のロイヤルオークオフショア。
ロイヤルオークもいいけれど、よりインパクトと特別感を求めるのであればロイヤルオークオフショアがおすすめです。
当店ジャックロードでも、入荷するや否やすぐに注文が入るほどの人気っぷり。
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