世界五大時計～時計界で確固たる地位を築く5つのトップブランド

皆さんは世界五大時計ブランドをご存じでしょうか？伝統や格式の高さを重んじる時計業界の最上位に位置し、確固たる地位を築いているブランドです。

数多くある中で、なぜ世界五大時計ブランドと呼ばれているのでしょうか？今回はそんな世界五大時計ブランドについてご紹介していきたいと思います。ぜひ、最後までご覧ください。

世界五大時計ブランドとは

世界五大時計に名を連ねるブランドは以下の5つになります。

これらのブランドに共通するのが歴史、希少性、王侯貴族との密接な関係に凝縮されるでしょう。一般の腕時計ブランドと大きく違う点は実用性ではなく、所有する喜びが感じられる贅を尽くした作りを重視している点にあります。

他にも時計ブランドにおいて、歴史の長さは重要な要素の1つ。例えば、ヴァシュロン・コンスタンタンにおいては260年以上にわたり、その歴史を築いてきました。一度も途絶えさせることなく、現在までその歴史を紡いできたヴァシュロン・コンスタンタンは時計界随一の存在といえます。

一般市場に向けた時計作りを重視していないことも共通点になるでしょう。生産数を多く販売することで収益を得る一般のブランドとは異なり、ブランドが築き上げてきた世界観を損なわず、最高品質の時計を生みだす労力を惜しまない点が世界五大時計が地位を築いている理由です。

世界五大時計のなかでも別格の世界三大時計

世界三大時計に名を連ねるのがパテック フィリップ、オーデマ ピゲ、ヴァシュロン・コンスタンタンです。歴史が長く、王侯貴族向けに最高級の時計作りを行ってきました。最高峰の職人が、最高級の素材を厳選し組み立てる逸品は、その全てが名品と讃えられているといっても過言ではありません。

パテック フィリップ

世界三大時計の頂点に位置するといっても過言ではないパテック フィリップ。大手コングロマリットに属さず、創業から現在まで独自の世界観で歴史を繋いできました。

そんなパテック フィリップが名手といわれている機構が、世界三大複雑機構の1つに数えられる永久カレンダーです。1925年に初めて永久カレンダーを搭載したことを皮切りに、数々の永久カレンダーを世に送り出してきました。パテック フィリップの神髄を知る上で、永久カレンダーモデルは外させないといえるでしょう。

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オーデマ ピゲ

パテック フィリップと同様に大手コングロマリットに属さず、創業から現在まで創業者一族で歴史を歩んでいる世界的にも珍しい企業がオーデマ ピゲです。同社も複雑機構の名手であり、トゥールビヨン、ミニッツリピーター、永久カレンダーの開発において、時計業界をリードする技術力を誇ってきました。

機構以外においても、加工が難しいといわれているセラミック素材の導入をはじめ、老舗でありながらも斬新な施策を積極的に行うこともオーデマ ピゲの特徴といえるでしょう。

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ヴァシュロン・コンスタンタン

パテック フィリップ、オーデマ ピゲより、はるかに古い創業を誇るのがヴァシュロン・コンスタンタンです。多くのブランドが世界大戦やクオーツショックによって、その歴史を終えているなか、同社は歴史を途絶えさせることなく時計業界の第一線を歩み続けている稀有なブランドです。

そんなヴァシュロン・コンスタンタンが得意とするのが、継承され続けるメティエ・ダールと呼ばれる技法。彫金、エナメル細密画、ギョーシェを駆使した、芸術作品としての価値をもたせたタイムピースを生み出し続けています。

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世界三大時計に2ブランドが加わり世界五大時計に

一般的に世界五大時計は世界三大時計にブレゲ、A.ランゲ&ゾーネを加えたブランドが、世界五大時計といわれています。では、なぜ、ブレゲとA.ランゲ&ゾーネが世界三大時計に含まれなかったのでしょうか？

それは、ブレゲとA.ランゲ&ゾーネの歴史です。ともに一時的にブランドが休眠をしており、歴史が途絶えていることが上げられます。それ以外においては世界三大時計に引けを取らない技術と実績を誇ります。その素晴らしさを解説していきましょう。

ブレゲ

時計界の父と称されるアブラアン-ルイ・ブレゲの名を継承するブレゲ。現在生産されている多くの時計の仕組みを遡ればブレゲに辿り着くといわれているほど、多くの発明を残した偉人です。その精神は現在生産する同社のコレクションにも脈々と受け継がれています。

現在ではラグジュアリースポーツのマリーンやパイロットウォッチのタイプXXのイメージが強いものの、ブレゲの真骨頂といえば最上位に位置するクラシック・コンプリケーションです。トゥールビヨンやパーペチュアルカレンダーに代表される複雑機構のモデルを多数取り揃えています。

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A.ランゲ&ゾーネ

1994年に復興して以来、わずか数年でそのブランドバリューを世界五大時計ブランドへと昇華させたA.ランゲ&ゾーネ。それまで見たこともなかったアシンメトリーな文字盤の配置と大型のアウトサイズデイトは多くの時計ブランドに影響を与えました。その見た目もさることながら、細部にまで行き届いた高級時計ならではの哲学が投影された作りは、多くの時計通を唸らせるほどです。

A.ランゲ&ゾーネの特徴の1つが美しいムーブメントです。複雑にデザインされた古典的な仕上げ、言葉で説明する必要がないほどの美しさは他の時計ブランドの追随を許さないほど。自動巻き、手巻きが生産されていますが、ムーブメントの美しさを最大限まで愉しむのならば、手巻きを選択するのがベターです。

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ロレックス、オメガ、カルティエが世界五大時計ブランドに含まれない理由

高級時計で最もその名が思い浮かぶのがロレックス、オメガ、カルティエではないでしょうか。当店ジャックロードにおいても、売り上げ上位にランクインする常連ブランドですが、世界五大時計ブランドには含まれていません。その理由はなぜでしょうか？

人気・知名度ともに抜群のロレックスなのになぜ？

ロレックスは創業が1905年と、世界五大時計ブランドに比較すると歴史が浅いのが1つ。そして現在においても揺るがないコンセプト、最高の実用時計を標榜している点が挙げられます。世界五大時計ブランドはその顧客に王侯貴族の名を連ねていますが、ロレックスは一般のユーザーに向けた時計作りを行ってきたことから、世界五大時計ブランドには含まれないのです。

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創業1848年と歴史の長いオメガなのになぜ？

世界三大ブランドに属するオーデマ ピゲよりも古い1848年創業と長い歴史を誇るオメガですが、初めての高級時計として選ばれることも多い間口の広さゆえ、世界五大ブランドに含まれることはありません。しかしオメガもロレックスと同様に実用性を主軸に多くの素晴らしい時計を生み出してきました。

その技術力は世界の上位に位置しており、さらにその品質を維持しながら大量生産ができるのもオメガの特徴です。現在生産されているオメガの全てのモデルに対し、手間とコストがかかるマスタークロノメーター化を行っています。このような試みを行えるのは現在ではオメガのみといえるでしょう。

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世界初のメンズ腕時計を生み出した偉業を持つカルティエなのになぜ？

世界初の男性用腕時計として語り継がれているサントスを生み出したカルティエ。王侯貴族の顧客も多く持ち、1847年創業と歴史も長いブランドですが、カルティエは宝飾店を創業したところから歴史が始まることから、時計ではなく世界五大ジュエリーブランドに名を連ねています。そのため、世界五大時計には含まれません。カルティエはジュエラーとしての実力が、より評価されているといえるでしょう。

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まとめ

いかがでしたか？

今回は世界五大時計についてご紹介しました。時計好きならばいつかは手に入れたい珠玉のブランド。ぜひいつか手に取ってその素晴らしさを実感したいですね。

ジャックロードでは今回ご紹介した時計以外にも数多くのブランド時計を取り揃えています。ぜひあなたにとってベストなアイテムを探してみてください。