2023年に誕生60年目の節目を迎えたコスモグラフ デイトナ。ロレックスのプロフェッショナル ウォッチを代表するカリスマであり、クロノグラフの代名詞ともいえる存在です。数年前からコスモグラフ デイトナは新型に切り替わる、生産終了になるとロレックス愛好家から囁かれていましたが、満を持して新型に生まれ変わりました。
その一方で、今まで生産されていたコスモグラフ デイトナは全て生産が終了(ディスコン)されました。バリエーションを見ると従来モデルを引き継いでおりますが、中には引き継がれず生産終了したモデルも存在します。今回は新型モデルの内容と、生産を終えたコスモグラフ デイトナについて詳しく解説していきたいと思います。ぜひ、最後までご覧ください。
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コスモグラフ デイトナ Ref.116500LN
生産終了によって価格の上昇に変化が見られるのか？
誕生から60年目を迎えたコスモグラフ デイトナは大きな転機を迎えました。2000年にロレックス自社開発ムーブメントcal.4130を搭載して以来、さまざまなバリエーションの追加を行ってきました。大きなアナウンスはされていないものの、ヒゲぜんまいが耐磁性と耐衝撃に強いブルーパラクロムに変更される小改良を施し現在まで生産されてきました。
2023年新作モデルはそのcal.4130に改良を施したcal.4131が新たに搭載されています。ムーブメントを刷新したことで、型番も全て変更されており、新世代のコスモグラフ デイトナへと生まれ変わりました。
コスモグラフ デイトナ Ref.116520
2000年に誕生したRef.116520。ロレックス自社製ムーブメントを搭載したことでも話題に
デザイン面においては細部のアップデートが随所に行われています。オイスターケース、インデックス、インダイヤルの変更と、遠目からその違いは分かりにくいものの、細かな改良を加えていくロレックス伝統のモデルチェンジの手法がコスモグラフ デイトナにも適応されたといっていいでしょう。
それにより気になるのがメーカー希望小売価格の設定です。新旧モデルでどのくらい値上げされているのか確認してみましょう。
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ステンレススチール Ref.116500LN ￥1,757,800(税込) ↓ Ref.126500LN ￥1,795,200(税込) ￥37,400の値上げ |
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コンビ(イエローロレゾール) Ref.116503 ￥2,270,400(税込) ↓ Ref.126503 ￥2,319,900(税込) ￥49,500の値上げ |
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エバーローズゴールド Ref.116505 ￥4,951,100(税込) ↓ Ref.126505 ￥5,051,200(税込) ￥100,100の値上げ |
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エバーローズゴールド Ref.116515LN オイスターフレックス ￥3,741,100(税込) ↓ Ref.126515LN オイスターフレックス ￥3,815,900(税込) ￥74,800の値上げ |
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ホワイトゴールド Ref.116509 ￥4,951,100(税込) ↓ Ref.126509 ￥5,051,200(税込) ￥100,100の値上げ |
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ホワイトゴールド Ref.116519LN オイスターフレックス ￥3,741,100(税込) ↓ Ref.126519LN オイスターフレックス ￥3,815,900(税込) ￥74,800の値上げ |
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イエローゴールド Ref.116508 ￥4,602,400(税込) ↓ Ref.126508 ￥4,701,400(税込) ￥99,000の値上げ |
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イエローゴールド Ref.116518LN オイスターフレックス ￥3,566,200(税込) ↓ Ref.126518LN オイスターフレックス ￥3,642,100(税込) ￥75,900の値上げ |
※プラチナ素材は要問い合わせのため記載しておりません。画像は旧型モデルです。
メーカー希望小売価格において、最も上がり幅が少なかったのがステンレススチールモデル。約4万円の値上げに抑えられています。その一方で、素材の価格高騰が著しいゴールドモデルは約10万円値上げされています。今後、当店ジャックロードに入荷した場合は、どのような価格になるのでしょうか。
フルモデルチェンジによって引き継がれる従来のラインアップもあれば、その一方で引き継がれず生産終了しているモデルも存在します。今までの歴史を見ると、生産終了されたモデルは概ね価格が上がる傾向にあります。それが元々、生産数が少ないバリエーションであれば顕著に現れます。
そんなプレミア化が予想される(すでに価格が上がっている)モデルをご紹介していきましょう。
2021年にゴールドモデルに追加されたのがメテオライト文字盤です。宇宙から飛来した隕石として知られ、ウィドマンシュテッテン構造と呼ばれる特殊な網目模様が特徴です。天然石であることから、個体差によって表情が異なります。
コスモグラフ デイトナには2003年に生産されていたRef.116519のレザーストラップモデルで初登場。翌年にブレス仕様のRef.116509に装備されています。
従来のメテオライト文字盤はローマンインデックスにクロノグラフ針、インダイヤルの針はレッドカラーが施されていましたが、2021年に登場したメテオライトはブラックインダイヤルの通称パンダ仕様と、大きく雰囲気が異なっています。
生産期間が短く、特殊な文字盤であり生産数も少ないことから、現在市場では2千万円に迫る価格で流通しています。
2016年にイエローゴールド素材のRef.116508のみにラインアップされたのがグリーン文字盤のコスモグラフ デイトナです。通称デイトナグリーンと称されるメタリックなグリーンカラーにレッドの差し色が入るのが特徴です。
コーポレートカラーのグリーンが使用されたことで、その人気は高く、現在では1千万円を超える価格での流通も珍しくありません。
イエローゴールド素材のコスモグラフ デイトナを代表する文字盤として人気を博しましたが、新型ではラインアップされていません。そのため、今後更なる価格上昇が見込まれるでしょう。
上記のロレックスグリーンと同様にホワイトゴールドのみにラインアップされていたのがブライトブルー文字盤です。レーシングムードを高める、赤い差し色がインダイヤルに入るのが特徴です。こちらも新型にはラインアップされず、生産を終えています。
現時点ではメテオライト、ロレックスグリーンまでの価格上昇はしていませんが、いずれ価格が上がる可能性が高い文字盤といえます。
ロレックスグリーン、ブライトブルーと同じく、エバーローズゴールドのみにラインアップされていたのが、ブラウン文字盤にブラックのインダイヤルが備わる通称チョコレートです。落ち着いたカラーリングで人気の文字盤でしたが、こちらも今後プレミア化が予想されます。
最後は通称レインボーこと、レインボーカラーのダイヤモンドが装飾されたコスモグラフ デイトナです。ベゼルに36個、文字盤インデックスに11個のバケットカットカラーサファイアが装飾されたラグジュアリー仕様のコスモグラフ デイトナは上記モデル以外にも数パターンのラインアップが生産されています。
コスモグラフ デイトナの人気を受けてか、パテック フィリップ、ウブロ、ピアジェからもレインボーが発表されています。今後、コスモグラフ デイトナでも復活する可能性はあるのでしょうか？
いかがでしたか？
今回は新型コスモグラフ デイトナの詳細と今後プレミア化が予想されるコスモグラフ デイトナをご紹介いたしました。
今年ラインアップされなかった文字盤は来年以降に登場するのか期待したいところですね。
新型のコスモグラフ デイトナに関しては入荷次第、改めてご紹介いたしますのでぜひともご期待ください。
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