2024年のロレックス新作発表も、例年通りWatches & Wonders Genevaとロレックス公式サイトを舞台に行われます。日程は2024年4月9日(火)から4月15日(月)までとロレックスファンのみならず、多くの時計ファンが待ち望む時期です。
2023年はコスモグラフ デイトナの全てが新型に切り替わり、特別モデルの
ル・マン
が登場と予想を大きく超えるスペシャルモデルが市場に投入されました。
2024年においても衝撃的なモデルを発表するのか?2024年に登場する新作モデルを含めたロレックスの動向について独断で予想してみたいと思います。
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ロレックスは2005年にセラクロムベゼルを開発して以来、GMTマスターIIに対しあらゆるカラーリングのセラミックベゼルを装備させてきました。現在では代表的なカラーである青/赤のペプシを筆頭に、黒/青のバットマン。左側にりゅうずを備えた黒/緑のスプライト。コンビモデルでは黒/茶のルートビア(カフェオレ)と、多彩なカラーバリエーションが展開されています。
ところが、GMTマスターIIの歴史において、重要なカラーリングが登場していません。それは黒/赤のカラーリングで人気を博した通称コークベゼルです。GMTマスターIIの初代に設定されていたコークベゼルは、それまでのGMTマスターには設定されていなかったカラーでした。それゆえに、新時代を感じさせるカラーリングであったといえるでしょう。
技術的な面においても、赤と黒のカラーはセラミックベゼルで再現済みです。となると、登場はタイミング次第ともいえます。ステンレススチールと差別化を図るため、ホワイトゴールドモデルのみの展開が予想できますが、果たして結果はどうなるでしょうか。
また、コンビモデルにおいても、新モデルが追加されそうです。2018年に登場した、18Kエバーローズゴールドとステンレスのツートーン仕様である、Ref.126711CHNR。2023年に18Kイエローゴールドとステンレスのツートーン仕様のRef.126713GRNRにそれぞれ、3連オイスターブレスと5連ジュビリーブレスが追加されることです。
ステンレススチールモデルにおいても前例があるため、コンビモデルの商品力アップを高めるために追加されるでしょう。場合によってはコンビ仕様のレフティが登場しても話題性があるかもしれません。
ペプシ
青/赤ベゼルのカラーを用いた全てのGMTマスターシリーズに共通で使われる。
バットマン
黒/青ベゼルのカラーを用いた全てのGMTマスターシリーズに共通で使われる。
スプライト
黒/緑ベゼルのカラーを用いた全てのGMTマスターシリーズに共通で使われる。
ルートビア(カフェオレ)
黒/茶ベゼルのカラーを用いた全てのGMTマスターシリーズに共通で使われる。
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2024年の新作モデルに大きな話題がないことから、1年遅れでサブマリーナーに新機種が登場することを予想します。そのモデルとは当ブログにおいて、 2023年新作ロレックスで予想 した、ボーイズサイズのサブマリーナーです。
2023年はサブマリーナー誕生70周年であったにも関わらず、コスモグラフ デイトナ、エクスプローラー 40の登場が重なったこと。さらにサブマリーナーは2010年に新型に切り替わったばかりであったことから、大きな変化はありませんでした。
2023年の新作ロレックスは目玉が多かったことから、1年スライドさせ満を持して投入するのがボーイズサイズのサブマリーナー。そもそもヨットマスターにボーイズサイズの設定があるため、サブマリーナーへのボーイズサイズの設定は自然の流れとも考えられます。
腕元が細い男性ユーザーのみならず、女性ユーザーに対しての販売戦略も考えられるでしょう。女性ユーザー向けのプロフェッショナルモデルは現在、ヨットマスター 37のみと選択肢が少なく、女性ユーザーへの裾野を拡げるためには、サブマリーナーのボーイズは必須ともいえます。
現行サブマリーナーのボトムラインである、Ref.124060のメーカー希望小売価格が131万8900円(※2024年1月時点)であることから、100万円前後のサブマリーナーが誕生するかもしれません。
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ミルガウスの新世代モデルは2024年に登場すると予想します。個人的希望としてはセラミックベゼルやカーボン文字盤と、他のロレックスには存在しない装備が採用されれば話題を集めると思いますがいかがでしょうか?
2023年のロレックス新作発表時に公式サイトから、その姿を消したミルガウス。2007年に復活して以来、ロレックスの耐磁時計として孤高な存在のコレクションでした。生産終了後は他のロレックスと同様に価格が上昇したことも記憶に新しいでしょう。
2024年は満を持して新型ミルガウスが登場すると予想します。新世代ミルガウスにはチューダーで先行している、マスタークロノメーター化されることが最大のトピックになるのではないでしょうか?
マスタークロノメーターは精度をはじめ、耐磁、防水を含めた検査を外部機関で行うもの。合格基準が高いことから、品質が確保されていないと合格することが難しい検査です。チューダーは3つのムーブメントが認定されており、将来的には全てマスタークロノメーター化が想定されます。
チューダーはこのマスタークロノメーター化により、耐磁性能は1,200,000A/m(15,000ガウス)を達成。ミルガウスの80,000A/m(1000ガウス)を大きく超えたスペックが備わります。ライバルブランドのオメガもほぼ全てのモデルがマスタークロノメーター化されていることを考えると、ミルガウスはその耐磁性能を大幅に上回るスペックを備えて登場する可能性が高いといえるでしょう。
コストをかけて完成した「RLX チタン」を今後増やしていくことは間違いないでしょう。2024年の予想として挙げるのが、ディープシー チャレンジ以外のシードゥエラーに新たにラインアップされることです。
2022年に脅威の11,000m防水の性能を備えて誕生したシードゥエラー ディープシー チャレンジ。同年に6,000m防水のスペックを備えた、オメガのシーマスター プラネットオーシャン ウルトラディープが市販化されて間もなかったことから、予想だにせず衝撃を受けた人も多かったことでしょう。
防水性能ばかりがクローズアップされてしまいますが、ケース&ブレスレットはロレックスが自社開発したRLX チタンが採用されています。剛性と軽量を両立した新しい素材は、グレード5チタンに近く、一見するとステンレススチールに見える色味が特徴です。
そんな新素材であるRLX チタンはシードゥエラー ディープシー チャレンジ以外では、ヨットマスター 42のみに採用されています。
軽量なRLX チタンを採用するのであれば、ロレックスのなかでも大型ケースを使用する、シードゥエラー ディープシー(44mm)、シードゥエラー 43(43mm)にラインアップするのが自然の流れともいえます。
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2007年に誕生したヨットマスターIIは新型に切り替わるかディスコン(生産終了)と予想します。もしくはそのまま生産が続けられる可能性も少なからずあります。スカイドゥエラー、エクスプローラーⅡのモデルチェンジのように、デザインを継承したまま、ムーブメントのみが新世代に切り替わる可能性もゼロではないでしょう。
ロレックス唯一の機構であるカウントダウン機能(レガッタ クロノグラフ)を備えるコレクションは、近年ステンレススチール、コンビ、イエローゴールドの3型のみのラインアップと寂しい状況です。
ヨットマスターIIに搭載されているcal.4161のベースはコスモグラフ デイトナに搭載されていたcal.4130。2023年にコスモグラフ デイトナがcal.4131にアップデートされたことからも、ヨットマスターIIのムーブメントが置き換わるのは時間の問題といえるでしょう。
その一方で、新型ムーブメントが搭載されない場合はディスコンの可能性も否めません。長年にわたりロレックスは需要と供給のバランス(コスモグラフ デイトナに代表されるプロフェッショナル系)が伴っていないといわれています。そのため生産効率を考えるとヨットマスターIIを残しておく必要性は少ないといえるでしょう。
新型に切り替わるのか、ディスコンになるのか。それともこのまま残るのか注目ですね。
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例年通り、オイスター パーペチュアルに新型文字盤が登場するのは間違いないでしょう。カラフルな文字盤が続いたため、落ち着いたホワイト系の定番カラーの登場に期待したいところです。もしくはアラビアやローマンインデックスも大きな反響を呼ぶでしょう。
ロレックスの歴史を振り返ると、時にセンセーショナルでモダンなモデルを発表することは少なくありません。直近でいえば、このセレブレーションモチーフダイヤルが当てはまるのではないでしょうか。他にもコスモグラフ デイトナ レパード、コスモグラフ デイトナ ビーチ…が思い浮かびます。
2024年のオイスター パーペチュアルにおいても何かしらの文字盤が登場することは間違いないでしょう。セレブレーションモチーフを超えるユニークな文字盤が登場するかもしれません。
レパード文字盤
2004年に登場。コニャックサファイアベゼル、豹柄のストラップをあしらった唯一無二の仕様。
グリーンクリソプレーズ文字盤
2000年に登場した天然石グリーンクリソプレーズを使用する特別モデル。
ターコイズ文字盤
2000年に登場した天然石ターコイズを使用する特別モデル。
ブラックフェライト文字盤
酸化鉄を主成分とする磁性酸化物であるフェライトを使用。
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いかがでしたか?
2023年はコスモグラフ デイトナ、エクスプローラーと節目になるコレクションが存在しましたが、2024年は存在しません。
そのため新作予想は難しい1年ともいえます。
また、最近のロレックスは多くの新作を発表することも珍しくありません。2024年の新作はどのような時計が発売されるのか今から期待したいですね。
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また、ジャックロードは店舗に直接ご来店いただくことが難しいお客さまにも快適なショッピング体験をご提供するべく、オンラインストア事業に力を入れております。オンラインストア限定のサービスやクーポンもございますので、ぜひあわせてご利用ください。
当店の大手ショッピングモールにおける受賞歴は
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1955年に誕生したGMTマスターは、現在生産されているGMTマスターIIのルーツともいえる存在。2025年に誕生70周年を迎えますが、その前年となる2024年に待望のコークベゼルモデルの復活を予想します。