ロレックス デイトジャストの魅力を知る～第5世代編～

1945年から生産されているロレックスの主力コレクション、デイトジャスト。長きにわたり生産されているデイトジャストのなかでも、未だに熱狂的なファンが多いのが第5世代のデイトジャストです。

5桁型番の最終型でもある第5世代は生産終了から20年が経過した現在でも、その人気は衰えておらず、未だ多くの人々から支持を集めています。

では、なぜ第5世代のデイトジャストが人気なのか？今回はその人気の理由についてご紹介していきます。ぜひ最後までご覧ください。

■あわせて読みたい 関連記事
ロングセラーの系譜～ロレックス デイトジャスト編～

■この記事の筆者；
腕時計専門店ジャックロード WEBサイト運営スタッフ 菅原

業界歴15年以上、トータル30本以上の時計を所持してきた自他共に認める時計好き。休みの日はポタリングやドライブをしたり、プロレス観戦をしたりの趣味人。個人X(旧twitter)にて、いろいろとポストしています。ぜひ、フォローをお願いします。

■SHOP INFORMATION；
店舗(東京・中野ブロードウェイ3F)案内は こちら
オンラインストアは こちら

デイトジャスト第5世代とは

1988年～2004年まで生産されていたデイトジャストが第5世代に該当します。16年にわたって生産されていた「Ref.162**」からはじまる第5世代は、生産終了してから20年が経過した現在でも人気の世代です。

心臓部には毎時／2万8800振動数を誇るcal.3135クロノメーターが搭載されており、デイトジャストをはじめサブマリーナー デイト、シードゥエラー、ヨットマスターとロレックスの主力コレクションを支えた名機として知られています。

バブル真っ只中に生産されていた第5世代で、特に人気を博したのがステンレススチール／18Kイエローゴールドの素材を使用したRef.16233のシャンパンゴールドモデルです。「高級時計=ロレックス」を多く知らしめた立役者といっても過言ではありません。

生産期間も長く、販売本数も多かったことから、現在でも2次流通市場においても手に入れやすい世代です。

■あわせて読みたい 関連記事
ロレックスのコンビは大人の品格を上げる おすすめモデルや着用イメージもご紹介

第5世代がいまなお支持される理由

第5世代は最後の5桁の型番です。後継機種の 第6世代 は型番が1桁増えて6桁になり、ケース＆ブレスの作りがボリュームアップされています。堅牢性が向上したことにより時計本体の重量が増し、この世代までにあった手軽に着けられる感覚は失われたともいえます。そのため、昔のロレックスを好む方からは5桁までを推す声も少なくありません。

先述している通り、搭載するムーブメントはcal.3135クロノメーターです。後継機種の第6世代にも使用されているほど完成されたムーブメントであり、その耐久性は折り紙付き。さらに第4世代では風防の素材がプラスチックだったものの、第5世代からはサファイアクリスタルに変更。これにより100m防水が実現し、実用性がはるかに向上しています。

完成された心臓部と日常使用しやすい実用性が兼ね備えられている第5世代。価格がお手ごろな点も、いまなお指名買いされている要因といえるでしょう。

デイトジャスト第5世代のバリエーション

デイトジャスト第5世代のメンズサイズは36mmのみ。それを軸に文字盤カラー、アワーインデックス、ベゼル、ブレスとそれぞれの種類がラインアップされています。

素材においてもステンレススチール、コンビ、金無垢のみとシンプルな展開がされていました。下記にメンズサイズのみ型番別にまとめましたのでご覧ください。

※SSはステンレススチール、18KWGは18Kホワイトゴールド、18KYGは18Kイエローゴールドの略です。

デイトジャスト

型番：16200　素材：SS
型番：16220　素材：SS
型番：16234　素材：SS／18KWGベゼル
型番：16233　素材：SS／18KYG
型番：16238　素材：18KYG

デイトジャスト第5世代の型番の読み方

デイトジャストを知る上で覚えておきたいのが型番の読み方です。型番にはデイトジャストのバリエーションが一目で分かる法則があります。他のロレックスにも応用が利くため、覚えておくと便利です。年式が古いコレクションには該当しない場合もありますので、あらかじめご了承ください。

デイトジャスト Ref.16233G

型番の末尾：ケース素材

ロレックスの素材は型番末尾の数字で判断できます。「0」～「8」まで存在しており、第5世代のデイトジャストは以下の4種類が使用されています。例えば16200の場合、末尾が「0」のため、ステンレススチールであることが分かります。

「0」：ステンレススチール

Ref.16200

「3」：ステンレススチール／イエローゴールド

Ref.16233

「4」：ステンレススチール／ホワイトゴールドベゼル

Ref.16234G

「8」：イエローゴールド

Ref.16238

型番の後ろから2番目：ベゼル素材

ベゼルの種類も型番で判断できます。「0」～「8」まで存在しており、第5世代のデイトジャストでは以下の3種類が使用されています。例えば116234の場合、型番の後ろから2番目が「3」のため、フルーテッドベゼルと判断が可能です。

「0」：ポリッシュベゼル

Ref.16200

「2」：エングレーブドベゼル

Ref.16220

「3」：フルーテッドベゼル

Ref.16233

ヴィンテージの雰囲気が愉しめるトリチウム。それとも実用性のスーパールミノバ！？

左：トリチウム夜光を表す「T SWISS MADE T」。右：スーパールミノバを表す「SWISS MADE」

長期間にわたり生産されていた第5世代のデイトジャスト。1993年ころにロレックスでは夜光塗料をそれまでのトリチウムから、スーパールミノバへと変更します。発光するカラーはともにグリーンのため、発光での違いはわかりませんが、文字盤上の6時位置にその違いが小さく表示されています。トリチウムは「T SWISS MADE T」、「SWISS-T<25」などの「T」表記が入るのに対し、スーパールミノバは「SWISS MADE」、「SWISS」の表記です。

トリチウムは10年ほどでその発光が薄れていくため、夜光塗料としての効果は薄れます。しかし、その退化したトリチウムは茶色に変色していくため、その見ためがヴィンテージウォッチ特有の味のある雰囲気へと変わります。近年はその見ためからあえて初期モデルを購入するユーザーも少なくありません。ちなみに第7世代ではブルーに発光するロレックス独自の夜光塗料クロマライト ディスプレイが採用されています。

ダイヤモンドインデックスの違い

左：前期型ダイヤモンド。右：後期型ダイヤモンド

16年にわたり生産された第5世代のデイトジャストはその生産期間中に小改良が施されています。その1つに数えられるのがダイヤモンドインデックスです。1995年ころを境にそのデザインが変更されています。

違いはダイヤモンドの台座の形状です。前期型はスクエア形状でしたが、後期型は八角形の形状に改められています。そのため後期型はダイヤモンドがひと回り大きく変更されています。さりげなくダイヤモンドをアピールしたいならば前期型、腕元にラグジュアリーな雰囲気を演出したいならば後期型がおすすめです。

デイトジャスト第5世代で展開されるユニークな文字盤

デイトジャストの魅力の1つである文字盤のバリエーション。その時々のトレンドに合わせたデザインが各世代で採用されています。ここからは第5世代で展開されていた人気の文字盤を紹介していきます。普段目にすることが少なくなってきた第5世代デイトジャストのユニークな文字盤の数々をご覧ください。

アラビアインデックス＆コンピューター

デイトジャスト Ref.16234

「ROLEX」の文字盤が幾何学的に配置されている通称コンピューター文字盤(正しくはジュビリー文字盤)に、ポリッシュ仕上げのアラビアインデックスが配置されています。こちらはホワイトとブルー、ブラック、他にもグレーがラインアップされていました。

アラビアインデックス＆コンピューターのカラー

ブルー

Ref.16200

ブラック

Ref.16233

タペストリー

縦縞のストライプが入るタペストリー文字盤もラインアップされていました。よく見ると縦のラインには同心円の溝が入る手間のかかった仕上げが施されています。現行デイトジャストに採用されたとしても人気が集まりそうです。

タペストリーのカラー

シャンパンゴールド

Ref.16233

グラデーション

1970年代ころに多くの時計に見られたグラデーション文字盤。こちらは外周はブラック、文字盤中央に向かってブルーにグラデーションされているのが特徴です。近年、多くの時計ブランドからグラデーション文字盤がリバイバルしているため、今後要注目の文字盤です。

ピラミッドローマン

ユニークな文字盤で思い出されるのがピラミッドローマンです。コンビ、金無垢といった上位モデルで展開されており、規則正しく格子状に並んだ正方形がピラミッドのように立体的なデザインとなっています。インデックスはビッグローマ、ミニッツトラックはレイルウェイになります。文字盤のカラーはアイボリーで、ほかにはブラックも存在しますが、見かけることが少ない希少文字盤です。

オニキス

「自己防衛の石」とも称されるオニキスを文字盤に使用したデイトジャスト。他にも上位モデルのデイデイトにも当時採用されていた、知る人ぞ知る文字盤です。デイトジャストのオニキス文字盤は6時、9時のインデックスにダイヤが使用されているのが特徴です。コンビ、金無垢のみにラインアップされていた上位機種専用の文字盤でした。

ソーダライト

当時、デイトジャスト、コスモグラフ デイトナにラインアップされていた貴石文字盤で人気があったソーダライト。独特の模様とブルーのカラーリングが美しい文字盤で、生産終了後は高い人気からプレミア価格で流通しています。第6世代にも引き続き採用された人気の文字盤です。

シェル

天然貝殻を文字盤に使用したシェル文字盤は現在展開されているデイトジャストにも採用される人気の文字盤。ホワイトシェル、ブラックシェル、ピンクシェルがそれぞれラインアップされています。天然素材ゆえに、個体差によってその表情が変わるのもシェル文字盤の魅力です。型番末尾にはアルファベットが付属し、文字盤とインデックスを表します。NRがシェルローマン、NAがシェルアラビアです。

シェルのカラー

ホワイトシェル

Ref.16234NA

ピンクシェル

Ref.16234NA

まとめ

いかがでしたか？今回はデイトジャストの第5世代にスポットをあてて紹介しました。

5桁型番の最終進化型ともいうべき第5世代は2次流通市場においても未だ人気が高い世代です。一部のレア文字盤を除き、価格も落ち着いているため、今が狙いめのデイトジャストといっても過言ではありません。

ぜひあなただけのお気に入りのデイトジャストを探してみてはいかがでしょうか？

■あわせて読みたい 関連記事
ロレックス デイトジャストの魅力を知る～第7世代編～

ロレックス デイトジャストの魅力を知る～第6世代編～

ロレックス 人気ランキング【最新版】人気のロレックスは？！

ロレックスの最新定価をコレクション別で紹介！

ロレックスのオーバーホールの費用は？依頼先はどう選ぶ？

■関連商品はこちら
デイトジャスト 一覧

ロレックス 一覧

ロレックス 新品 一覧

ロレックス 中古 一覧

【記事内に登場した商品が見られる！買える！店舗＆オンラインショッピング案内】

ジャックロード(JACKROAD)

東京都中野区中野5-52-15 中野ブロードウェイ3F
JR中野駅北口徒歩5分
電話 [店舗] 03-3386-9399 　[通販] 03-3389-1071
営業時間　11：00～20：30
店舗案内は こちら
オンラインストアは こちら

業界最大手！全国屈指の品揃えを誇るメンズブランド腕時計専門店ジャックロード。創業30年以上の実績と信頼を誇る、並行輸入店の草分け的存在です。東京・中野ブロードウェイ3Fに店舗があり、ブランドジュエリー＆バッグ店舗、姉妹店であるレディース腕時計専門店ベティーロードも併設されているため、ご家族やご友人同士でご来店いただいてもみなさまにお楽しみいただけるラグジュアリー空間となっております。

半個室の商談スペースもあり、小さなお子さま連れのお客さまもゆったりとご覧いただけます。お近くにお越しの際はぜひお立ち寄りください。

※店内の在庫は常に変動しております。来店にて見たいモデルが決まっている場合、事前に店舗へ在庫を確認の上お越しいただくことをおすすめしております。

また、ジャックロードは店舗に直接ご来店いただくことが難しいお客さまにも快適なショッピング体験をご提供するべく、オンラインストア事業に力を入れております。オンラインストア限定のサービスやクーポンもございますので、ぜひあわせてご利用ください。

当店の大手ショッピングモールにおける受賞歴は こちら からご覧いただけます。