飛行機の操縦士にとっての利便性や機能性を考慮して開発されるパイロットウォッチ。
ダイバーズウォッチと並ぶハイスペックなスポーツウォッチとして定番化していますが、技術の高さだけでなく無駄のないスタイリッシュなデザインで人気なのが、スイスを代表する高級腕時計メーカーであるIWC(International Watch Company)のマークシリーズです。
今回はそんなマークシリーズの中でも最新作であるマーク18にフォーカスし、特徴やディテールを取り上げてご紹介します。
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IWCは1868年、アメリカ人時計技師であるフロレンタイン・アリオスト・ジョーンズによってドイツとの国境付近にあるシャフハウゼンで設立されました。スイスの高級時計メーカーでありながら、質実剛健な製品づくりで知られ、視認性の高さや使いやすさに定評があります。
そんなIWCにあって、マークシリーズはもともと軍用時計、とくに英国軍向けのパイロットウォッチとして開発されました。1930年代の中盤、民間航空のために初めてパイロットウォッチを手がけて以来、IWCではパイロット、ミリタリー向けのラインに注力。なかでもとくに人気が高いのはマークシリーズです。
マークシリーズには、文字盤に三角形のアワーマーカーがついているのが特徴。ちなみに当時は飛行時間を読み取るための三角形のマークが付いた回転ベゼルを備えていました。マークシリーズのデザインとして特筆すべきなのが、スポーツウォッチでありながらも流麗で美しいフォルムを持つこと。機能性の観点でも元来軍用時計として作られたこともあり、無駄な装飾がなくシンプル、視認性に優れた作りになっています。
今回ご紹介するマーク18は、そんなマークシリーズの最新作として2016年に登場。マークシリーズのデザインを踏襲しながらも、前作マーク17にさまざまな変更点が加えられました。大きなところでは41mmだったケースサイズが40mmとなりデイト表示が3日分から1日分に変更されている、イタリアの高級ハンドメイドシューズブランド、サントーニ社製のカーフストラップが採用されている点となります。
左/マーク17 右/マーク18※こちらはブレスレット仕様
文字盤は3時と6時、9時のインデックスバーが短くなり、12時位置の三角形アワーマーカーがインデックスの内側に移動されました。全体としてスポーティーさが抑えられ、オリジナルモデルに近づいた印象でしょうか。高級感が増したことでビジネスシーンを含め、より幅広い使い方を可能にする仕上がりだといえるでしょう。
マーク18は2018年にムーブメントの変更が行われたため、同じモデル名でありつつも、型番が変更されています。従来はETA社製をベースとしたムーブメント(Cal.30110)でしたが、2018年以降はセリタ社製ムーブメント(Cal.35111)となっています。以下が変更された型番となりますのでご購入の際の参考としてみてください。
・マーク18・黒文字盤・ブレスレット・IW327011→IW327015
・マーク18・黒文字盤・レザーストラップ・IW327001→IW327009
・マーク18・白(シルバー)文字盤・レザーストラップ・IW327002→IW327012
・マーク18・青文字盤・ブレスレット・IW327014→IW327016
・マーク18・青文字盤・レザーストラップ・IW327004→IW327010
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マーク18には、これまでのマークシリーズ以上にさまざまなバリエーションが存在しています。印象を左右するデザインのポイントとして、ベルトデザインと文字盤カラーの2つの項目を取り上げてその魅力的なディテールについて解説していきます。
マーク18のベルトはレザーベルト、ステンレスブレス、布製ストラップの3種類。好みや使用するシーンに合わせて選ぶことができます。
マーク18 レザーベルト
すでに触れたように、マーク18のレザーベルトにはイタリアの人気高級ハンドメイド靴メーカー、サントーニ社製の高級革が使用されています。従来のマークシリーズにもレザーベルトのモデルは設定されていましたが、より高品質の素材が採用されたことでワンランク上の心地よい着用感が実現しました。カーフスキン素材のレザーストラップは厚みがあり、パイロットウォッチらしい武骨な雰囲気を持ち合わせています。
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マーク18 ステンレスブレス
マーク18では、ステンレスブレスのデザインも変更されています。先代モデルのブレスでは、表面がフラットなコマを組み合わせていましたが、マーク18では表面にやや丸みのあるカマボコ状のコマを採用。マーク15のブレスと似ていますが、コマのサイド部分が鏡面仕上げをされているため光が反射しやすく、よりきらびやかで高級感があるのが特徴です。
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マーク18 布製ストラップ
マーク18では、布製ストラップも用意されていました。2017年に1948本世界限定で発売された「マークXVIII トリビュート トゥ マークXI・Ref.IW327007」は、伝説的なモデル「マーク11」をオマージュして製作されたモデルとなります。本来軍用のパイロットウォッチということで、マーク18には布製ストラップがとてもよくマッチします。
とくにカジュアルシーンで使用する場合はカーキやベージュなど、定番のアースカラーがマークシリーズに連綿と受け継がれているミリタリーのDNAを際立たせ、コーディネートのいいアクセントに。マーク18を手にする喜びを感じることができる瞬間でもあります。
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マーク18にはさまざまな文字盤カラーが用意されています。同じカラーでもインデックスや針のカラーが異なるなど、バリエーションは多岐にわたります。
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マーク18 シルバー(白)文字盤
定番カラーのなかでも人気なのがシルバー(白)です。シルバーめっき文字盤となりますが、角度によっては白、アイボリーにも見えます。マーク18の上品さ、スタイリッシュさを際立たせてくれるカラーでもあります。上記画像は布製ストラップとの組み合わせですが、黒のレザーストラップもよく似合います。
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マーク18 黒文字盤
黒は定番のカラーです。白いインデックスとくさび型の針のデザインは定番ですが、ベージュカラーでアクセントをつけたレトロな雰囲気のものや、マーク11のデザインを復刻した「マークXVIIIトリビュートトゥマークXI」など、特別感のあるモデルも充実しています。
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マーク18 青文字盤
ビジネスシーンに映える端正な顔立ちのアイテムをお探しなら、青の文字盤がおすすめ。こちらのマークXVIIIプティ プランスは、深みと透明感を兼ね備えた爽やかさが、どんなスタイルにも凛々しさと清潔感をプラスしてくれます。ちなみに「プティ フランス」はアントワーヌ ド サンテグジュペリの名作「星の王子さま」をモチーフにした特別仕様。ケースバックには「星の王子さま」のレリーフが施されています。
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マーク18 ブラウン文字盤
人とは違うものをお探しの方におすすめなのが、ブラウンの文字盤です。たとえばこちらの、「マークXVIIIアントワーヌ ドサン- テグジュペリ」。詩人としてだけでなく優秀なパイロット、冒険家としても知られるアントワーヌ・ド・サンテグジュペリにオマージュをささげたスペシャルエディションです。ケースバックには、彼にとって最後の搭乗機となった「ロッキードP-38ライトニング」があしらわれており、スポーツマインドとロマンを掻き立てます。
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マーク18 チャコールグレー文字盤
さらに珍しいところでは、チャコールグレーがラインアップ。おすすめなのが、こちらの「パイロットウォッチマークXVIIIトップガンミラマー」。アメリカ海軍のパイロット養成学校「トップガン」とコラボしたモデルで、セラミックを研磨した高級感のあるケースカラーと呼応するようなダークグレーの文字盤が新鮮。ミリタリーテイストが色濃くマニッシュの印象は、カジュアルコーディネートのアクセントに最適です。
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マーク18はさまざまなバリエーションがあるため、好みのアイテムが見つけやすい反面、商品数が多く展開スピードも早いため、必ずしもお目当の品を正規販売店では見つけられるとは限りません。
そこでおすすめなのが中古品です。すでに生産終了となったモデルが見つかることもあり、価格もリーズナブルに購入することができる可能性があります。当店ジャックロードでは、中古品のラインアップも豊富に展開しています！
現在はお目当てのIWCが見つからずとも、基本的には毎日入荷を行っておりますので、欲しかったあのアイテムが見つかるかも？！
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IWC マーク18 中古一覧
IWCのフラグシップモデルであり、パイロットウォッチの代名詞ともいえるマークシリーズ。なかでも上品さを極め、カジュアルからビジネスまで幅広いシーンで使うことができるマーク18は、今後ますます注目を集めることが予想されます。
最新のスペックを備えた高級時計として高いステータス性を備えるにもかかわらず、比較的手ごろな価格帯も魅力です。ぜひこれを機会にマーク18の購入を検討してみてはいかがでしょうか？
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ジャックロードJACKROAD
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半個室の商談スペースもあり、小さなお子さま連れのお客さまもゆったりとご覧いただけます。お近くにお越しの際はぜひお立ち寄りください。
店内の在庫は常に変動しております。来店にて見たいモデルが決まっている場合、事前に店舗へ在庫を確認の上お越しいただくことをおすすめしております。