ここ数年、時計シーンのトレンドとして話題のジャンルが「ラグスポ(ラグジュアリースポーツウォッチの略称)」です。
今回は多くのブランドが次々に参入しているジャンル、ラグスポにフォーカス!ジャックロードのWEB運営スタッフが今、気になる「ラグスポ」を紹介していきます。
今回はWEBサイト運営スタッフの菅原が、同じくWEBサイト運営スタッフである渡邉、増澤、奥村、それぞれの気になる「ラグスポ」を聞いてみました。対話形式でご紹介しますので、ぜひ最後までご覧ください。
■前回の記事はこちら
私のおすすめロレックス!ジャックロードスタッフのリレートーク[Vol.3]
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今回の座談会の参加者
・MEMBER・
渡邉(WATANABE)
休日はサウナやドライブで日頃のストレスを発散しているグランピング好き。IWC、モーリス・ラクロア所有。
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増澤(MASUZAWA)
愛機はロレックス デイトジャストのサンダーバード。最近のマイブームは和食器集めとスパイスカレー作り。
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奥村(OKUMURA)
入社したばかりのフレッシュマン。前職はアパレルを経て時計業界に転身。ラーメン愛好家で週3~4回食す。
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菅原(SUGAWARA)
入社歴10年以上のミドル。飽きっぽい性格であることから好みの時計は日替わりで変わってしまうのが難点。
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菅原 今回のリレートークのテーマは、トレンドの「ラグスポ」について進めていきたいと思います。みなさん、「ラグスポ」はどんなイメージがありますか?
渡邉 そうですね、やはり「ラグスポ」の発祥ともいうべきオーデマ ピゲ ロイヤル オーク、パテック フィリップ ノーチラスに代表されるジャンルなので、雲上ブランドの高級時計のイメージがあります。
増澤 渡邉さんはモーリス・ラクロアのアイコンを所有されているから、「ラグスポ」が好きなイメージが強いです(笑)。奥村さんは「ラグスポ」を知っていますか?
奥村 僕は入社したばかりで「ラグスポ」はおろか、ブランドを覚えるだけで大変です。今回のリレートークに参加するにあたって、「ラグスポ」のカッコよさは感じられました。
菅原 奥村さんにはこれからいろいろと時計を覚えてもらわなくてはなりませんからね。以下の記事にラグスポについて詳しく解説しているのでご覧ください。
それでは今回は渡邉さんが気になる「ラグスポ」を中心に話を進めていきましょう!まずはどのモデルが気になっていますか?
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渡邉 まずはゼニスのデファイ スカイラインですね。選んだ理由は直感です(笑)。元々、丸みを帯びたデザインが好みではないんです。その点、デファイ スカイラインは全体的に角張ったデザインで構成されていて、そこがすごく気に入りましたね。
奥村 渡邉さんが愛用されているモーリス・ラクロア アイコンにどことなく似ていますよね?
増澤 よく観察していますね(笑)。私も同じことを思っていました。ケースからブレスレットまでのラインとか、いわゆる「ラグスポ」らしいデザインですよね。
菅原 実は私もデファイ スカイラインに興味がありました(笑)。元々、ゼニスの時計が好きなこともあって、ゼニスの作る「ラグスポ」に興味があったんです。41mmのケースサイズですが、その大きさを感じさせない塊感の強いフォルムに惹かれました。
渡邉 41mmもあるんですね!もう少し小さな印象でした。あと日付表示があまり目立たない点も良かったポイントです。今、リアルで狙っているのがロレックス エクスプローラーなんです。今の自分には究極にシンプルなデザインのほうが刺さるから、デイト機能もないほうが好みで…。本当は日付表示がないのが理想です。
増澤 機能についてはどうですか?私はこの動きの速い秒針が好みですね。一見すると9時位置にスモールセコンドがあるだけに見えますが、実は秒針が他の時計では見られないスピードで高速回転しています。この動きは他の時計ではあまり見られないところが良いですね。
奥村 本当だ、めっちゃクルクル回ってて面白いですね!!何でこんなに動きが速いんですか!?
菅原 これは10秒で1回転するゼニスが開発したムーブメントによるものです。元々、エル・プリメロ誕生50周年で開発された「エル・プリメロ3600」をベースに改良した「エル・プリメロ 3620」が搭載されています。「エル・プリメロ3600」はクロノグラフムーブメントなので、その名残で9時位置にスモールセコンドが装着されているんですよ。
奥村 エル・プリメロ…。
菅原 エル・プリメロについては話すと長くなるので以下の記事を読んでください(笑)。続いて気になる「ラグスポ」はどちらのモデルでしょうか?
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渡邉 やはり、自分も所有しているモーリス・ラクロア アイコンです。デファイ スカイラインほど角張ったデザインではありませんが、ケースからブレスレットまでのラインとか、ベゼルの6つのタブ、文字盤のクル・ド・パリ装飾も惚れているポイントですね。
増澤 ここ最近、渡邉さんのもう1つの愛機であるIWC ポートフィノの出番がないくらい、モーリス・ラクロア アイコンを偏愛されていますよね。アイコンはバリエーションが豊富ですが、そこで悩んだりはしませんでしたか?
渡邉 実はブルー文字盤かグリーン文字盤で悩みました。グリーン文字盤も落ち着いた感じで良かったんですが、光に反射した時のブルーの煌めきに一目惚れしました(笑)。
奥村 僕もモーリス・ラクロア アイコンは好きなんですが、少し大きい気がしていて。こちらのケースサイズは何mmですか?
菅原 こちらは42mmですよね?奥村さん、以下の記事でアイコンの42mmと39mmの違いについて解説したので、こちらも合わせて読んでおいてくださいね!所有者ならではのアイコンの良いポイントをあげるとしたらどこですか?
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渡邉 まずは装着感ですね。私の腕回りは17cmで、このラグの形状と腕がぴたりと一体化しているんです(画像赤枠参照)。隙間がないのがわかりますか?(一同、大きく頷く)。
菅原 奥村さん、試しに着けてもらっていいですか?
奥村 僕は腕回りが細くて15cmなんですけど、合いますかね?あ、やっぱり手首との間に隙間があいてしまいますね…(画像赤枠参照)。
増澤 私の手首回りは16cmで、おそらく同じように隙間があいてしまいますね。アイコン39mmの方がしっくりくるような気がします。
渡邉 ケースとブレスレットが一体化されているモデルは特に、試着して自分の手首に合うケースサイズを選択するのが重要ですね。他に気に入っている点は、頑丈なつくりで着用の際にあまり神経質にならなくてもいいところや、シースルーバックの裏ぶた、あとは両開きバックルにさりげなくペルラージュ仕上げが施されているところも、ディテールにこだわりがあって好きです。
ペルラージュ仕上げのクラスプ形状
菅原 所有者ならではのポイントですね(笑)。最近は多くのブランドが両開き式バックルを採用していますよね。増澤さん所有のロレックスは一般的な片開きバックルだと思いますが、両開き式バックルはどんな印象ですか?
増澤 腕元から外した時にテーブルにぶつけそうで怖いです(笑)。慣れれば平気なんでしょうけど。
渡邉 最後にもう1つお気に入りポイントをあげるなら、ブレスレットにイージーチェンジャブル機構が付いている点ですね。工具なしで簡単にブレスレットが外せるので、掃除やメンテナンスが楽なんです。強いて欠点をあげるなら、パワーリザーブが38時間とちょっと短めなところ。もう少し長ければもう文句なしです!
菅原 最近は70時間パワーリザーブのモデルが増えましたから、そこと比較すると確かに少ない印象ですね。それでは、最後はいつか手に入れたい「ラグスポ」を挙げてください。
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渡邉 ずばり、ブレゲのマリーンです!オーデマ ピゲ ロイヤル オークとかヴァシュロン・コンスタンタン オーヴァーシーズとかいろいろと迷ったんですけどね。この存在感や文字盤の装飾など上がり時計としていつかは手に入れたいモデルです。
増澤 私は渡邉さんがすでにお持ちのIWC ポートフィノ、モーリス・ラクロア アイコンを考えると、ブレゲ マリーンに行きつくだろうなと思っていました。なんだか、お持ちの愛機を足して2で割った感じですよね!
菅原 僕は古い人間なのでマリーンだと2018年まで生産されていた第二世代マリーンの印象が強いですね。最近、マリーンをよく見るようになって、やっと現行モデルのデザインに慣れてきた感じです(笑)。
奥村 これ、文字盤には何の模様が彫られてるんですか?
渡邉 象形化された波の模様ですよ。この複雑な模様に光が反射すると、本物の海の水面のように見えてかっこいいんです。裏ぶたから見える自動巻きローターには船の舵輪が象られているのも一貫して海というテーマを感じさせます。いろいろと語りどころが多い時計なんですよね。
菅原 第二世代のマリーンはスパイラル上に入るギョーシェ文字盤が特徴でした。第三世代にあたるこの現行モデルは、ゴールド素材のモデルだと波の模様が入るんですよ。また、チタン素材ならサンレイ仕上げと、使用素材によって見た目を変えているようです。
ブレゲ マリーン Ref.5517TI/G2/9ZU
チタンモデル
増澤 私もこの波模様の文字盤が好きですが、重さを考えるとチタンの選択肢もありですね。ケースサイズは何mmですか?
渡邉 40mmなので、モーリス・ラクロア アイコンより数値上は小さいですが、大きく見えますね。ブレゲの存在感がそう感じさせるのか。
菅原 モーリス・ラクロア アイコンはベゼルの幅が設けられていて、文字盤の大きさが小さく見えてしまいます。マリーンはベゼルが細く、文字盤全体を大きくしているため、それでマリーンが大きく見えるんでしょうね。いつかブレゲ マリーンを購入したら、そのときはレビューのほどお願いいたします(笑)。
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いかがでしたか?
今回はジャックロードのWEB運営スタッフ・渡邉が気になる「ラグスポ」についてご紹介しました。次回はWEB運営スタッフ・増澤の気になる「ラグスポ」をご紹介いたします。
今後も日々魅力的な時計に触れているジャックロードスタッフならではの目線で、おすすめの時計をご紹介していきたいと思います。どうぞお楽しみに!
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半個室の商談スペースもあり、小さなお子さま連れのお客さまもゆったりとご覧いただけます。お近くにお越しの際はぜひお立ち寄りください。
※店内の在庫は常に変動しております。来店にて見たいモデルが決まっている場合、事前に店舗へ在庫を確認の上お越しいただくことをおすすめしております。
また、ジャックロードは店舗に直接ご来店いただくことが難しいお客さまにも快適なショッピング体験をご提供するべく、オンラインストア事業に力を入れております。オンラインストア限定のサービスやクーポンもございますので、ぜひあわせてご利用ください。
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