革靴のように、使い込むほどに艶や深みが増していく──。そんな経年変化を愛する方におすすめなのが、ヴィンテージウォッチです。
新品では決して味わえない、時の流れが刻んだ文字盤の焼けや針の風合い。それは革靴に宿る皺や光沢と同じく、持ち主だけの物語を紡ぐ個性です。
今回は、革靴を愛する方や靴磨きを趣味にしている方に向けて、「ヴィンテージウォッチの魅力」とその選び方のポイント、さらにおすすめのモデルをご紹介します。ぜひ、最後までご覧ください。
ロレックス デイトジャスト Ref.1601
革靴が履き込むほどに艶や深みを増していくように、ヴィンテージウォッチもまた時を重ねることで唯一無二の表情を纏っていきます。
文字盤の焼けや針の風合い、ケースの小さな傷跡。それらは新品では決して手に入らない“時の証”です。 そして、その魅力を長く味わうにはケアも欠かせません。
靴磨きを丁寧に楽しむ感覚と同じように、ヴィンテージウォッチも手入れを通して愛着が深まる魅力があります。オーバーホールやベルト交換などを行うことで、長く大切に使い続けることができます。
革靴と同じように、使い込むほどに艶と深みが増す
モノと向き合い、自分だけの時間を刻んでいく――。
経年変化を愛する方にとって、ヴィンテージウォッチはまさに“もう1つの相棒”となる存在といえるでしょう。
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ロレックス バブルバック Ref.-
革靴を磨く時間は、多くの靴好きにとって単なる手間ではなく、むしろ心が落ち着く特別なひとときです。ブラシをかけ、クリームを塗り込み、艶が少しずつ蘇っていく過程には、モノと向き合う豊かさがあります。
ヴィンテージウォッチも、まさに同じような楽しみを与えてくれます。時計はただ身に着けるだけでなく、定期的にオーバーホールでメンテナンスをしたり、革ベルトを交換することで季節やスタイルに合わせたりと、手をかけるほどに表情が変わります。そうした手入れの積み重ねが時計との距離を縮め、より深い愛着へとつながっていきます。
手入れの積み重ねで愛着が増すのは革靴もヴィンテージウォッチも同じ
また、時を重ねるなかで現れる文字盤の焼けや針の風合い、ケースの小さな傷跡は、靴に刻まれる履き皺や艶と同じように“経年変化の証”として映ります。新品の完璧さにはない、時間が育んだ独特の美しさを味わえるのは、ヴィンテージウォッチならではの魅力です。
経年変化、耐久性を備えたセラミック製のベゼルだが…
現在、生産されている腕時計でよく見られるのがセラミック製のベゼルです。この素材は、経年変化を抑えつつ、外観に高級感を与える特性を兼ね備えています。実用性を考えれば、経年変化を抑えることは当然ともいえますが、それと引き換えに失われたのが経年変化の「味」です。
つまり、革靴のように手をかければかけるほど輝きを増し、自分だけの存在へと育っていくことを愉しむ方にとっては、ヴィンテージウォッチこそが最適といえるのではないでしょうか。
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ロレックス サブマリーナー Ref.5512
革靴にストレートチップやウィングチップといった定番があるように、ヴィンテージウォッチにも長く愛され続ける名作があります。
ここでは、革靴好きの方が共感しやすい「育てる楽しみ」と「スタイルとの調和」を兼ね備えるヴィンテージウォッチのなかでも、特に経年変化が愉しめるロレックスとチューダーをご紹介します。
ロレックス GMTマスター Ref.1675
1950年代から1980年代にかけてのロレックスには、文字盤やベゼルに経年変化が現れるモデルが多く存在します。その変化の個性に魅了された愛好家たちによって、ユニークな愛称が付けられることもあるほどです。ロレックスの経年変化は、いまやヴィンテージの魅力として広く受け入れられています。
ロレックス サブマリーナー ミラーダイヤル Ref.5513
1950年代のロレックスには、ミラーダイヤルと呼ばれる文字盤が使用されていました。このダイヤルは、表面に艶のある独特な質感を持っているのが特徴です。このミラーダイヤルが経年変化をすると現れるのがトロピカルダイヤルと呼ばれる、ブラウンチェンジです。ブラックカラーが経年変化をすることで、独特なブラウンに変化します。個体の使用状況により、ブラウンの入り方もそれぞれ異なります。
ロレックス エクスプローラー ミラーダイヤル トロピカル アンダーバー Ref.1016
上記で紹介しているエクスプローラーもトロピカルと呼ばれる、経年変化によって現れた文字盤。もともとはブラックだったとは思えないほどの色合いに変化しており、ヴィンテージ特有の味わいが感じられます。
ロレックス GMTマスター Ref.1675
ロレックスの経年変化が多く見られるのがGMTマスターです。アルミ製のベゼルに配される、青/赤のカラーは個体によっては見事な経年変化が見られます。こちらの個体もその1つで、本来は赤色であった部分が経年変化で美しい紫に変化しています。
愛好家からは「貴婦人のイヤリング」とも呼ばれる多年草のフクシアの色味に似ていることから、通称「フクシアベゼル」や「バイオレットベゼル」と呼ばれています。
ロレックス デイトジャスト サンダーバード Ref.1625
1970年代前後のロレックスの文字盤に見られるのが、ゴーストダイヤルです。文字盤に表記されるロレックスのロゴやモデル名、クロノメーター表記のホワイトカラー(ホワイトレター)が、経年変化により視認できなくなる文字盤を指します。グレー、シャンパンカラーの文字盤に、ホワイトカラー(ホワイトレター)の表記の組み合わせで出現するようです。
ロレックス シードゥエラー Ref.16660
1980年代のロレックスに見られるのが、スパイダーダイヤルです。文字盤の表面が経年変化により、蜘蛛の巣のようなヒビ割れを起こす状態を指します。文字盤全体に入るものや、上部のみに入るものなど、個体によってその姿はさまざまです。
チューダー サブマリーナー デイト スクエアーハンド Ref.7021/0
ロレックスのディフュージョンブランドとして長年親しまれてきたチューダー。現在はブラックベイを中心に独自の路線に進んでいますが、ヴィンテージの世界に目を向けると、ロレックスとパーツを共有していた時期もあり、ロレックスのような経年変化が見られる個体が存在します。
チューダー サブマリーナー スクエアーハンド Ref.94010
チューダーのヴィンテージウォッチも、ロレックスと同様にインデックスや針の夜光塗料が経年によって変化します。クリーム色やブラウンなど、その風合いは個体ごとに異なります。
チューダー サブマリーナー Ref.9411/0
近年、呼称されるようになったのがゴーストベゼルです。ベゼルのカラーが経年変化により退色、色味が薄いグレーになるものを指します。チューダー、ロレックスに見られる経年変化です。
ロレックス エアキング Ref.6552
いかがでしたか?革靴と同じように、ヴィンテージウォッチも「育てる楽しみ」と「唯一無二の存在感」を与えてくれます。今のコレクションに一本加えるだけで、革靴と時計が互いを引き立て合い、ライフスタイルに深みをもたらしてくれるでしょう。
当店ジャックロードには多くのヴィンテージウォッチがセレクトできます。もちろんアフターサービスも万全なので、ぜひ、あなただけのヴィンテージウォッチを探しに出かけてみてください。きっと、魅力的なモデルに出会えるはずです。
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