まずはあらためてロレックス シードゥエラーについておさらいです。
ロレックス シードゥエラーは1953年に発売されていたロレックス サブマリーナーの上位モデルとして1967年に登場しました。当時、ロレックスはサブマリーナーをベースとして、フランスの潜水専門会社コメックス社と深海での作業にも耐えうるダイバーズウォッチの開発を行っていました。
そんな中誕生した1stモデルとなるロレックス シードゥエラー Ref.1665は610mの防水性を発揮し、ロレックス サブマリーナーの上位モデルとしての高性能スペックを世に知らしめました。サイクロップレンズ(日付拡大鏡)を搭載(Ref. 126600からは搭載)せず、ロレックス サブマリーナーより分厚いケースなど、プロフェッショナルモデルらしい作りが人気を集めています。
2008年に生産終了となった3世代目のロレックス シードゥエラー Ref.16600の後を受けて、6年ぶりに復活を果たしたシードゥエラー4000ことRef.116600。
世間一般的には2008年にRef.16600に入れ替わる形で登場したロレックス シードゥエラー ディープシー Ref.116660が後継モデルと思われていただけに、突然の復活は衝撃的な出来事でした。
登場したロレックス シードゥエラー4000 Ref.116600の姿は前型となるRef.16600をキープコンセプトとした姿で登場。
ロレックス シードゥエラー ディープシー Ref.116660であまりにも大きくなりすぎた44ミリケースはあえて採用せず、2010年にフルモデルチェンジを果たしていたロレックス サブマリーナーデイト Ref.116610LNと同様の40ミリケースを採用していました。
逆回転防止ベゼルはセラミック製(セラクロム)に進化。またデザイン面に関してはダイビング時に必要なベゼルの目盛りが、Ref.16600では15分まで1分刻みであったのが、60分まで1分刻みに変更されました。
ブレスレットもロレックス サブマリーナーデイト Ref.116610LNと同様に、工具を使わずにクラスプ部分をスライドさせることで、容易にブレスレットの長さが調節可能な「グライドロックエクステンション」機構が装備されました。
これにより2ミリから最大20ミリまで簡単にブレスレットの長さを調節することが可能となります。ちなみに前型のロレックス シードゥエラー Ref.16600は、慣れるまでコツがいるのと工具が必要だったため、グライドロックエクステンションは大幅な進化と言えます。
自動巻きムーブメントは前型と同様のCal.3135クロノメーターですが、その中身は変更されています。ぜんまいが、ロレックス独自のヒゲぜんまいとなるブルーパラクロムヒゲぜんまいとなり、耐磁性・耐衝撃性が向上。
スイス公式クロノメーター検査協会(COSC)はもちろんのこと、2015年に設定したロレックス社自社基準となる「高精度クロノメーター(Superlative Chronometer)」を通過したムーブメントで、平均日差+2~-2秒の精度を誇ります。
従来通りの1220m防水であること、サイクロップレンズ(日付拡大鏡)を採用しないという方針をロレックス シードゥエラー4000 Ref.116600は継承しました。しかしながら、ロレックス シードゥエラー誕生50年目となる2017年、ロレックス シードゥエラー Ref.126600の誕生により、わずか3年という短期間により生産を終えました。
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先述した通り、ロレックス シードゥエラー Ref.16600の後継モデルとして登場したロレックス シードゥエラーディープシー Ref.116660は、当時のロレックスでは史上最大のケースサイズ、圧巻の44ミリというボリューム溢れるケースデザインでした。
ケース外周に入るリングロックシステムはディープシー専用の装備となり、ドーム型サファイアクリスタル風防(その厚みはなんと5ミリ!)とチタン合金のケースバックを高性能ステンレススチールリングで支える機構で、実に3900mの防水に耐えうる構造となっています。
搭載するCal.3135クロノメーターは共通となります。ちなみにロレックス シードゥエラーディープシー Ref.116660は、2018年のバーゼルワールドでモデルチェンジを行い、ロレックス ディープシー Ref.216660へと更に進化しています。このモデルチェンジではCal.3135クロノメーターが新世代型Cal.3235クロノメーターとなり、ブレスレットの幅も広くなるなどの変更が行われました。
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Ref. 126600はロレックス シードゥエラー誕生50年目となる2017年に6年振りに復活を果たしたシードゥエラー。
ケースサイズはロレックス ディープシー Ref.216660より1ミリ小さい43ミリケースに大型化されています。ムーブメントは新世代型Cal.3235クロノメーターを搭載。
そして1stモデル ロレックス シードゥエラー Ref.1665に存在していた赤いロゴこと通称「赤シード」が復活を果たしました。
また、ロレックス シードゥエラーの歴史上初めてサイクロップレンズ(日付拡大鏡)を装備することになりました。
さらに2019年には18Kイエローゴールド×ステンレススチール(イエローロレゾール)のロレックス シードゥエラー Ref.126603が登場するなど、今後のシードゥエラーの動向に目が離せません。
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いかがでしたか?
進化し続けるロレックス シードゥエラー。
今回はわずか3年という短期間で生産を終了したロレックス シードゥエラー4000 Ref.116600を中心にご紹介しました。
既に生産終了していることもあり、中古市場での入手となりますが、当店ジャックロードでは新品に加えて中古およびヴィンテージのロレックスの仕入れも積極的に行っています。
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