多様な機能とその武骨な佇まいが魅力のミリタリーウォッチは、数ある腕時計において男性人気の高いジャンルです。それゆえに多くの腕時計メーカーが参入しており、そのラインアップは非常に豊富です。
今回は、そんな人気のミリタリーウォッチにフォーカス。ミリタリーウォッチビギナーの方から、既にミリタリーウォッチファンの方も愉しめるよう、その魅力やおすすめの人気モデル、希少なリアルミリタリーまで幅広くご紹介いたします。
これを読めばきっとあなたもミリタリーウォッチの魅力に更に引き込まれるはずです。
ドダーヌ タイプXXI Ref.-
ミリタリーウォッチとは元来軍用に開発されたプロフェッショナルの腕時計を指します。以前は各国のミルスペック(Military Specification)規格を通過した時計だけがミリタリーウォッチを名乗ることができましたが、現代ではミリタリーウォッチの定義はそこまで厳密ではありません。
実際に軍用での使用実績がなくともミリタリーテイストおよび高い機能性を備えているものをミリタリーウォッチと呼ぶことが多くなっています。
そんな背景を持つミリタリーウォッチですが、当然ながら高い人気には理由があります。ここではミリタリーウォッチの魅力について掘り下げてみましょう。
シーマ 英国陸軍 Ref.-
ミリタリーウォッチの特筆すべき点は何といってもその高い機能性です。元々軍用に設計されたバックグラウンドを持つミリタリーウォッチは、過酷な環境下での使用を想定しています。頑強な作りはもちろんのこと、時刻の視認性や防水性にも優れているのが特徴です。
プロフェッショナルダイバーズモデルのような特別なスペックは与えられていませんが、一般向けの時計に比べ、その高いスペックに心惹かれます。さらに日常生活でも腕元を過度に気に掛けることなく使用できる点が魅力としてあげられます。
ジャックビアンキ フランス軍用ダイバー Ref.-
高い機能性の他に、ミリタリーウォッチならではの風格も魅力の1つです。大きく太い針には暗闇の中でも時刻を確認できるよう蛍光塗料のルミノバやトリチウムの量が多く塗布され、あらゆる環境下でも確かな視認性を保持しています。
さらにグローブなどを着用した状態でも操作が容易にできるよう設計された大きなりゅうず(デカりゅうず)や、反射を防ぐツヤ消しケースなど実用性に裏打ちされる仕様が施されています。
アルピナ ラウンド スモール セコンド ドイツ海軍 Ref.-
ミリタリーウォッチは軍需を目的としているため、シンプルなデザインが中心になります。古くは2針+スモールセコンドが多いものの、年月を経て3針、クロノグラフへと進化していきます。
いずれも半世紀以上を経過し、過酷な状況下で使用されていることから、経年変化によるエイジングが行われているものが多数を占めるのもミリタリーウォッチの特徴です。
ミリタリーウォッチらしさを印象付けるのがNATOタイプのベルト(ストラップ)を装着したモデルではないでしょうか。そのルーツは北大西洋条約機構、通称NATOと呼ばれる軍事同盟のために作られたもので、軽量かつナイフでも切れないほど頑丈なつくりが特徴です。
現在ではファッションアイテムとしてチューダー、ラドー、オメガなどではバリエーションの1つとしてラインアップされています。
アフターマーケットで多彩なカラーや素材が販売されており、リーズナブルなプライスかつ簡単に着脱ができることから、時計の雰囲気を変えるアイテムとしても人気を集めています。
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ドダーヌ タイプXXI Ref.-
ミリタリーウォッチは、その人気の高さゆえ種類が豊富に展開されています。そのため、いざ購入になるとどれを選べばいいのか迷う方も多いのではないでしょうか。
そんな方に向けて、ここではおすすめのミリタリーウォッチをブランド毎にご紹介していきます。ぜひご購入の参考になさってください。
IWC マークXI Ref.-
耐磁時計を他社に先駆け開発していたIWC。その実力を開花させたコレクションが現在も同社を代表するマークシリーズです。元来英国軍に納入するための腕時計として製作された背景を持ち、その名も英国軍の装備品としての証明手段としてマークが用いられたことに所以しています。
このマークシリーズが属するパイロット・ウォッチコレクションはマークXIを礎に開発されており、そのデザインは現在のモデルにも受け継がれています。他にもスイスとドイツの国境に工場を構えるIWCらしく、クラフツマンシップ溢れる高い実用性に裏打ちされたシンプルなデザインが魅力です。
こちらは2002年に復刻を果たして以来、年々アップデートしながらIWCのパイロット・ウォッチを象徴するモデルとして、その地位を確立。
直径約46mmの迫力のあるケースサイズに、大型の円錐形りゅうず、4個のリベットが打ち込まれたカーフレザーストラップなど、1940年代のミリタリーウォッチの雰囲気を演出しています。
レトロな印象を打ち出すデザインですが、ケース素材にはチタンを採用していることで、このサイズとしては驚くほどの軽量化を実現しています。
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ハミルトン ミリタリー クロノグラフ イギリス空軍 Ref.-
スイスのメーカーが名を連ねる中、アメリカンスピリットを色濃く残すハミルトン。腕時計にあまり詳しくない方でも、その名を聞いたことがある方は多いのではないでしょうか?同社も当時の時計メーカーと同様に英国軍、米国軍に軍用モデルを納入していた実績を誇ります。
リアルミリタリーウォッチの場合は、上記のモデルのようにブランドロゴが入らず、よりストイックな雰囲気が感じられます。6時位置に英国軍の証であるブロードアローマーク、文字盤中央にはトリチウムを意味するTマークが入ります。
こちらは1970年代に英国空軍向けに生産されていた通称W10を忠実に再現した復刻モデル。オーバル型のケースは反射を防ぐためにサテンフィニッシュ(つや消し)が施され、レイルウェイのミニッツトラックとアラビアインデックスが往時の雰囲気を再現しています。
ムーブメントは現在では珍しくなった手巻き式でありながら、80時間ものパワーリザーブを備えた最新ムーブメントcal.H-50が搭載されています。細部にまで当時のモデルを再現させながらも、メーカー希望小売価格が10万円台を実現しているのもポイントです。
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オフィチーネ・パネライこと通称パネライの歴史は軍用時計とともに歩んできました。イタリア軍と密接な関係を築き、多くの軍用ツール(精密機器)が搬入されたといわれています。
1993年に民間向けに舵を切り、現在ではラグジュアリーなモデルも展開するパネライですが、そのルーツであるミリタリーウォッチを愛するユーザーはあとを絶ちません。こちらの2009年にわずか500本が限定生産されたRef.PAM00341もそんな希少モデルの1つ。
エジプト海軍潜水特殊部隊用として誕生し、「エジプシャン」と名付けられたダイバーズウォッチの復刻モデルはケースサイズが60mmと超大型サイズ。ケース素材をチタンにすることで、軽量化が実現されています。
他にも1936年に登場したユニークな文字盤を備えるラジオミール カリフォルニアもパネライの歴史を語る上では欠かすことが出来ないモデル。ローマ数字、アラビア数字、バーをそれぞれ組み合わせたカリフォルニア文字盤は完全な暗闇の中でも視認させるためのデザインとして採用されていました。
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「時計の進化を2世紀早めた男」と称された創業者アブラアン-ルイ・ブレゲ。その哲学を継承し世界5大ブランドの1つに数えられています。クラシカルでエレガントなデザインのモデルがラインアップされている同社ですが、その歴史を遡るとミリタリーウォッチと深い関係があることが立証されています。
1950年代、フランス空軍はフライバック付きクロノグラフを備えたモデルをパイロットウォッチの規格に据えており、その規格に準じて製造されていたのがブレゲ タイプXXだったのです。フランス空軍の規格に準拠するため、ブレゲ タイプXXに酷似した他ブランドのモデルが存在するのも、その理由によります。
その後、スウォッチ グループに参画したブレゲは1995年に市販向けとしてタイプXXを製品化。フライバッククロノグラフ機構の他に、コインエッジ装飾のケースなど、ブレゲのアイデンティティーを施したステンレススチールは大ヒットを博し、日付表示を追加したタイプXX トランスアトランティックが登場します。
その後、2004年には上記画像のタイプXXIへと進化。ケース径が42mmに拡大され、24時間表示の追加とインダイヤルの構成が見直されます。現在もブレゲを代表するミリタリーウォッチとして、時計ファンを魅了し続けています。
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ブレゲ タイプXX タイプXXI 一覧
創業者ヘルムート・ジンはドイツ空軍パイロットであった自身の経験を基にプロフェッショナル仕様の設計を主体としたメーカー、ジン(正式名称はジン特殊時計会社)を1961年に創業します。創業時から常に実用面を重視した時計作りでその知名度を拡充し続け、プロフェッショナル時計の代名詞としてその名が知られています。
こちらの856.B-Uhr リミテッドはBウォッチ(Baobachtungs-Uhren)と称される軍用ツールとして使用されていたクロックを腕時計のデザインに落とし込んだモデル。分針を大きくすることで正確な時刻の計測を実現しています。針とインデックスにはベージュカラーの夜光処理が施されており、ヴィンテージらしさが表現されています。
セラミックスと同等の耐傷性を誇る同社独自のテギメント加工が施されたステンレススチールケース、台座が付いたレザーストラップがミリタリームードを強調してくれます。
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ジン 一覧
ロンジン チェコスロバキア空軍 Ref.-
1832年に創業した老舗時計メーカーがロンジンです。その長い歴史において特に1930年代はロンジンの黄金期といわれています。
ロンジンが製造したcal.13ZN、cal.30CHのムーブメントは、現在においてもヴィンテージ市場で高い支持を得ており、プレミア価格で流通しています。名機といわれる理由の1つが頑強な耐久性であり、ミリタリーウォッチとして幅広く使用された所以ともいえるでしょう。
こちらのヘリテージ アヴィゲーション オーバーサイズ クロノグラフは1940年代に生産されていたパイロットウォッチを復刻したモデル。ケースとレザーストラップを繋げるワイヤーラグ風のデザイン、グローブを着用していても操作がしやすい巨大なオニオン型のりゅうず、大きな刻みが入ることで回転させやすいコインエッジ装飾のベゼルなど、往時の意匠が忠実に再現されています。
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クロノグラフのパイオニア、そして時計を腕に着ける計器を理念とする名高いブライトリングは航空時計の名門として知られています。1930~40年代にかけて、パイロットが太ももに巻いて使用していたストップウォッチ、リファレンス637。その意匠を取り入れたアビエーター スーパー8 B20 オートマティック 46をはじめ、当時のデザインを再現したモデルが2019年に発表されたことが話題を呼びました。
2020年に最も耐久性溢れるアベンジャーコレクションが大幅リニューアルを敢行。そこに加わったモデルがこちらのアベンジャー クロノグラフ 45 ナイトミッションです。
ミリタリーテイストを強調したダークグリーンの文字盤カラーに軍事書体として知られるステンシルテイストのフォントを組み合わせたフェイス。さらに耐傷性に優れるDLCコーティングが施されたチタンケースを採用することでケース径45mmの大型サイズながらも130gと軽量サイズを実現。休日にラフに着けこなしたいミリタリーウォッチといえるでしょう。
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ブランパン フィフティ ファゾムス1000 Ref.-
1735年に創業した現存する世界最古の腕時計に数えられるブランパン。一時期の休眠期間を経て復活を果たした同社は当時機械式時計を壊滅に追い込んだクオーツ時計を一切作らないことをコンセプトに革新的なタイムピースを世に送り続けています。そんな同社が時計の歴史に携わった出来事が1953年に発表されたフィフティ ファゾムスです。
あのロレックスのダイバーズウォッチ、サブマリーナーと同年に発売されたモダンダイバーズはその後のダイバーズ時計のオリジンとして現在も知られています。
上記モデルは西ドイツ海軍が使用していたとされる特殊モデル。市場に流通することが少ない希少な1本です。
こちらのフィフティ ファゾムス トリビュートは往時のモデルを再現した世界500本限定モデル。6時位置にはノーラディエーション(放射性物質不使用)のロゴが大きく入ります。これは当時主流であったラジウム入りの発行塗料が人体に影響を与えることが発覚したため、自社の時計は安全であることをアピールするためのもの。現在ではこのロゴが入った当時のモデルがコレクターアイテムとして人気を集めています。
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ストップウォッチ技術において、ドイツ空軍からオーダーを受けるほどの実力を誇るハンハルト。他にもドイツ海軍やフランス空軍においても採用されるなど、その技術力の高さは折り紙つきです。これらにより操作性・視認性に優れたクロノグラフメーカーとしても名を馳せています。
上記モデルはドイツ軍で使用された刻印が残るリアルミリタリーウォッチ。コーティングされためっきがところどころ剥げ落ちたケース、退色したコブラ針などが長い歴史を感じさせ、迫力のある風合いを生み出しています。
こちらのモデルは同社創業130周年を記念して世界130本が限定生産されたリミテッドモデル。レーダーに映らないステルス機を彷彿とさせるブラックコーティングが施されたステンレススチールケース、文字盤中心に入るスネイルタキメーター(またはエスカルゴライン)。そしてハンハルトの象徴である赤いリセットボタンが特徴です。
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老舗メーカーが名を連ねる中、比較的新興ブランドの枠組みに入るベル&ロス。創業は1992年と若く新しいブランドでありながらも老舗シャネルの目に留まり、パートナーシップを締結。「形は機能に従う」というコンセプトのもとに機能性とベル&ロスの独自のセンスを融合させたタイムピースを世に輩出しています。BR01やBR03は2005年に発表されたプロフェッショナル仕様の航空時計として名高い作品です。
2021年にはフランス航空宇宙軍のアクロバットチームであるパトルイユ・ド・ フランスの公式パートナーに選出。1953年に発足して以来、フランスの空を優美に飛行して来た名門チームとのコラボレートモデルは、6時位置に大きくエンブレムが備わっているのが特徴です。
他にも、そのネーミングからも分かる通り、フライトジャケットのMA-1をモチーフとしたBR03-92 MA-1も見逃せません。オレンジとカーキのリバーシブルストラップ、マットカーキセラミックケースなどミリタリーテイストが演出されているモデルです。
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ここでは実際に軍用時計として戦争を生き抜いてきたミリタリーウォッチを国別に紹介していきます。登場するのは全てミリタリー”テイスト”ではなく、本物の“リアル”ミリタリーウォッチ。
軍から支給されたアイテムが市場に流通することは稀なため、希少なモデルばかりです。
その高い人気も相まって年々目にすることが少なくなってきましたが、当店ジャックロードではリアルミリタリーウォッチの販売にも力を入れています。リアルミリタリーの世界観を存分にお楽しみいただければと思います。
レオニダス フライバック クロノグラフ ドイツ空軍 Ref.-
こちらは後にホイヤー社(現在のタグ・ホイヤー)に吸収合併の末、消滅したレオニダスがドイツ空軍に向けて製造したリアルミリタリーウォッチ。幅の広い回転ベゼルは15分刻みに数字が入るタイプ。インダイヤルは緩やかな窪みが入る2カウンター表示です。
1889年創業のスイスブランド、ドクサ(DOXA)。現在もオレンジ文字盤が鮮烈な印象を与えるダイバーズウォッチを生産している国内未上陸ブランドです。こちらのスモールセコンドモデルはドイツ軍に納入されたと見られるリアルミリタリーウォッチ。ケースバックにドイツ陸軍刻印が入ります。
ヴィクサ タイプ20 フランス空軍用 Ref.-
ドイツブランドとして名を馳せたヴィクサ(VIXA)ですが、フランス軍の占領下となったことでフランス軍に支給されることになったミリタリークロノグラフモデル。先述しているブレゲタイプXXの雰囲気が継承されたデザインやコインエッジベゼルなど1940年代のパイロットウォッチの魅力を存分に味わうことができます。
レコード ケニア軍 Ref.-
1903年に創業したスイスメーカー、レコード(RECORD)。当時は中堅ブランドとして各国軍に納入していた実績を誇ります。こちらは同社がケニア軍に納入していたモデル。文字盤には英国軍の証しであるブロードアローが入りますが、当時のケニアは英国の植民地であった経緯や裏ぶたに入る「K.A」の刻印からケニア軍と推測される希少な逸品です。ちなみにレコードは後にロンジンの傘下に入りメーカーは消滅しました。
ホイヤー オータヴィア ケニア軍 Ref.73663 KAF
タグ・ホイヤーの前身であるホイヤー社時代にケニア空軍用として納入された希少モデルがこちらのオータヴィア。軍用オリジナルであるアラビアインデックスやケースバックに彫られたKAF-198の軍用コードなどリアルミリタリーならではの仕様が施されています。
ロレックス オイスター パーペチュアル デイト サウジアラビア軍学校別注モデル Ref.15000
ロレックスは古くから中東向けの別注モデルを生産していました。こちらのサウジアラビア キング・ハリド軍学校もそのような経緯を経て生産された特別モデル。
ロレックス デイトジャスト サウジアラビア陸軍 Ref.16030
こちらは1980年代のデイトジャストをベースとしたサウジアラビア陸軍別注モデル。市場に流通すること自体稀なモデルです。
ゼニスがA.Cairelli(カイレリ社)を通じてイタリア陸軍に納入された希少モデル。2016年、2018年にそれぞれ復刻されましたがオリジナルモデルの存在感は格別です。
レオニダス ミリタリー フライバック クロノグラフ イタリア陸軍 Ref.-
1841年に創業したスイスのメーカーであるレオニダス。クロノグラフ製造に長けた同社はそのムーブメントをタグ・ホイヤーの前身であるホイヤー社に提供していた経緯もあり、密接な関係を築き1964年にホイヤー社と合併。こちらの2カウンター式クロノグラフはレオニダス表記ですが、後にホイヤー表記で同様のデザインが生産されています。
オメガ シーマスター30 パキスタン空軍 Ref.135.007
名門オメガの傑作ムーブメントとして現在もその名が知られる30mmキャリバーを搭載したシーマスター30をベースとしたパキスタン空軍モデル。ミリタリーモデルとしては欠かすことができない優れた耐久性を誇る手巻きcal.286が搭載されています。
ドロー オーストラリア 軍用 ダイバーズ Ref.-
防水性を高めた独自の機構スーパーコンプレッサーで知られるドロー(DROZ)がオーストラリア軍に納入した希少ダイバーズモデル。オーバルケースにブルーベゼルが個性的なリアルミリタリーです。
ロンジン チェコスロバキア空軍 Ref.-
名門ロンジンがチェコスロバキア空軍に納入していたリアルミリタリーウォッチ。大型のクッションケースは下記で紹介しているレマニアモデルなど極めて少ないレアな個体です。コインエッジ装飾のベゼル、コブラ針など、当時の主流であったデザインが採用されています。大型のアラビアインデックスの書体も視認性を重視しており、迫力が感じられます。
レマニア チェコスロバキア 空軍 Ref.-
ブレゲ、オメガ、パテック フィリップ、ジンなど多くの名門メーカーにムーブメントを供給していたサプライヤーであるレマニア。現在はブレゲに吸収されたレマニアですが、当時は英国軍、そしてチェコスロバキア軍などに納入していた実績を誇ります。レマニアの軍用モデルといえばワンプッシュ式クロノグラフモデルを多く見かけますが、こちらのチェコスロバキア空軍はクロノグラフ非搭載で非常に希少なモデルに数えられます。
シーマ 英国陸軍 Ref.-
1862年にスイスにて創業したシーマ。1920年~1940年代は同社の黄金期で確かな品質と頑丈な作りで人気を博していました。こちらの英国陸軍に納入されたモデルもシーマの黄金期に生産されたモデル。耐磁二重構造を持つケース、エイジングしたインデックスなどリアルミリタリーならではの魅力を放つモデルです。
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リアルミリタリーウォッチ 一覧
いかがでしたか?現代のミリタリーウォッチから長い歴史を生き抜いてきた趣あるリアルミリタリーウォッチまで幅広くご紹介しました。
高い視認性や操作性、耐久性を誇るミリタリーウォッチ。そのハイスペックに加え、それぞれのモデルラインアップ毎の機能やデザインに細やかな特徴があることで選ぶ際の楽しい気持ちが掻き立てられます。
当店ジャックロードでは、今回ご紹介したモデル以外にも現行品からヴィンテージまで多数のミリタリーウォッチを取り揃えております。これを機に、あなただけのお気に入りを見つけてみてはいかがでしょうか?
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半個室の商談スペースもあり、小さなお子さま連れのお客さまもゆったりとご覧いただけます。お近くにお越しの際はぜひお立ち寄りください。
また、ジャックロードは店舗に直接ご来店いただくことが難しいお客さまにも快適なショッピング体験をご提供するべく、オンラインストア事業に力を入れております。オンラインストア限定のサービスやクーポンもございますので、ぜひあわせてご利用ください。
当店の大手ショッピングモールにおける受賞歴は こちら からご覧いただけます。