現在では当たり前ともいえる自動巻きムーブメントを備えた防水時計ですが、その始まりの時計がロレックス オイスターパーペチュアルであることはご存じでしたか?ロレックス3大機構といわれるオイスターケース、パーペチュアルの2つを備えるオイスターパーペチュアルは1931年に登場して以来、シェアを拡大し続けるほど人気が高く、またロレックスが現在の地位を確立する要因にもなったモデルです。
今回はそんなロレックス黎明期のモデル、オイスターパーペチュアルことバブルバックに焦点をあててレビューしていきたいと思います。
ロレックス バブルバック Ref.3064
実機レビューの前にロレックス バブルバックについて簡単に説明しておきましょう。バブルバックと呼ばれている名前はあくまで通称、正式名称はオイスターパーペチュアルになります。12時位置に入る文字盤にもバブルバックとはひと言も記載されていません。
ではなぜバブルバックと呼ばれるようになったのか、その答えはケースバックにあります。ケースサイドから見ると膨らんだケースバックが泡のように見えることからバブルバックと呼ばれるようになりました。時代によってはケースの膨らみが少ないセミバブルバックと呼称される個体も存在します。
ロレックス バブルバック Ref.6050
緩やかに膨らんだドーム型のプラスチック風防
ロレックス バブルバック Ref.6050
ケースラグが手首に沿うように大きな弧を描いています
パーペチュアルこと360度回転する自動巻きローターをケースバックに納めるために、やむを得ず膨らんだ形状をしています。以降は技術革新により自動巻きローターやムーブメントを薄くすることが可能になったため、ケースバックがフラットタイプになりバブルバックの膨らみは時代の経過とともに消えていくことになります。
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バブルバック一覧
現在ではデイトナ、エクスプローラーを含むスポーツモデルがヴィンテージロレックスを代表すると思われがちですが、ひと昔前ではロレックスのヴィンテージ時計といえばバブルバックを指していました。バブルバックが生産されていたのは1950年代まででデイトナ、エクスプローラーなどの所謂スポーツモデルが誕生する以前に生産されていたコレクションです。それゆえに最も新しいバブルバックでも70年以上は経過しているため、存在していること自体が希少といえます。
そんな希少ロレックスの筆頭であるバブルバックですが、こちらはレアなオリジナル文字盤。70年にわたるさまざまな歴史が凝縮された文字盤ですが、自然の風合いで生み出された芸術ともいえるエイジングが堪能できます。インデックスは飛びアラビアと呼ばれるタイプで、アラビア+くさび型インデックスが組み合わされたもの。後にオイスターパーペチュアルデイト(バーインデックスとの組み合わせ)、チューダープリンスデイトにも採用された文字盤です。
針はギリシャ語のアルファベットで1番を意味するアルファ針が装着されています。1950年代のデイトジャストにも装備されている針で、シャープな形状が人気です。パテック フィリップ カラトラバ、グランドセイコーに見られるドルフィン針に酷似していますが、根元が窄まっているのがアルファ針の特徴です。現行ロレックスには存在しないブルースチールの針もヴィンテージロレックスならではのポイントです。
防水性を高めるため装備されていたねじ込み式りゅうずは時刻調整の際にりゅうずをねじ込む必要があります。そのわずらわしさを解消するために改良されたのがスーパーオイスターりゅうずです。
ねじ込み式でないにも関わらず高い防水性を有する革新的な機構は、当時の特許機構でした。しかしながら、さらに改良されたトリプロックりゅうずの登場によりスーパーオイスターりゅうずはわずか数年間で消えてしまいます。王冠マークにドットやバーのみが記載される現行りゅうずに比べ文字が入る凝った作りのスーパーオイスターりゅうずは、現在も高い人気を誇るディテールとなります。
ロレックス バブルバック Ref.6050の実際の着用イメージをご紹介いたします。
手首のサイズによって腕時計の印象は大きく変わります。デザインだけで選び、購入後にイメージと違っていた、なんてことをできる限り避けるためにも、ぜひ参考になさってください。
手首サイズ:16.5cm
バブルバックはケースサイズが31mmと28mmの現行レディデイトジャストに近い小ぶりなサイズが特徴です。現在生産されている時計は36mm~40mmが平均と考えれば、バブルバックをご覧いただくとその小ささに驚かれるのではないでしょうか。
着用してみると数値ほどの小ささは感じられず、むしろロレックスならではの存在感が味わえます。バブルバックの特徴であるケースバックのボリュームが数値上から感じる小ぶりなイメージを払拭してくれているのかもしれません。ケースバックにボリュームがありつつもスーツの袖口にしっかりと収まるサイズゆえに、ドレススタイルにもマッチする逸品です。
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ロレックス バブルバック Ref.6050
いかがでしたか?
今回はロレックス黎明期のモデルともいえるバブルバックについてご紹介しました。
ロレックスの歴史を語る上で欠かすことが出来ない名機バブルバック。生産を終えてから70年以上経過しているモデルで、存在自体が大変貴重といえます。ロレックスの哲学が凝縮されたバブルバック、ぜひ一度お手に取ってみてはいかがでしょうか。
今回ご紹介した時計以外に当店ジャックロードでは多数のロレックスを取り扱っているので、ぜひチェックしてみてください。
ジャックロードであれば新品・中古の選択肢もさることながら、無金利ショッピングローンも利用でき、あなたの「ほしい」を叶えるチャンスがいっぱい!
ぜひあなたにとってベストな1本を探してみてくださいね!
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店内の在庫は常に変動しております。来店にて見たいモデルが決まっている場合、事前に店舗へ在庫を確認の上お越しいただくことをおすすめしております。