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2020/6/3

【ロレックス】購入前に知っておきたい年式と2000年からの変遷

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【ロレックス】購入前に知っておきたい年式と2000年からの変遷

高級時計ブランドとして、最も高い知名度と人気を誇るロレックス。ロレックスはその高いステータス性のみならず、時計通をも唸らせる並々ならぬこだわりで世界中の多くのファンを惹き付けて止みません。

ここではロレックスとその直近の歴史に着目、改めてロレックスの魅力を振り返ります。高級時計の購入を検討中の方はぜひ参考になさってください。

■この記事の監修;
ジャックロード JACKROAD
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ロレックスの年式を知るには?

工業製品の多くにはそれぞれ個体番号(シリアル)が割り振られており、そのモデルの履歴がひと目で判断できるようになっています。ロレックスの場合も同様で、「シリアル」(「品番」「シリアルナンバー」とも言う)がそれぞれ割り振られており、メーカーではひと目でその商品がいつ生産をされたのかを管理できるようになっています。

このシリアルは時計本体(製造年によって記載箇所は異なります)に記載されているため、シリアル一覧表と見比べればその製造年が判断できます。以下、記事にシリアル一覧表について詳しく解説していますので、ぜひ合わせてお読みください。※ロレックス社が正式に公表しているものではありません。

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ロレックスの年代(年式)ごとの変遷

ここからは21世紀に入ってからのロレックスが歩んできた変遷に着目してみましょう。ロレックスの革新的な20年間の歩みを知れば、さらにロレックスの魅力に惹き込まれることでしょう。

ロレックスの2000年~2010年

〇完全自社開発自動巻きクロノグラフムーブメントの完成

ミレニアムという言葉が話題となった2000年。ロレックスではある大きな出来事が起こりました。その1つとして挙げられるのが「完全自社製自動巻きクロノグラフムーブメント Cal.4130」の市販化です。

それまではゼニス社製エル・プリメロをベースとし、ロレックス社でモディファイした自動巻きクロノグラフムーブメント、Cal.4130を搭載していましたが、6年の月日をかけて完全自社製ムーブメントの完成に辿り着きました。

72時間のパワーリザーブを備え、簡素化した駆動配列によりメンテナンスを考慮した作りが特徴でした。2007年にはこのCal.4130をベースとし、カウントダウン機能を備えたレガッタ・クロノグラフのCal.4160(後にCal.4161)をヨットマスターIIに搭載。さらに2012年にはサロス年次カレンダーを備えるCal.9001がスカイドゥエラーに搭載されることになります。

ロレックス コスモグラフデイトナ Ref.116520

生産終了となった現在は中古市場において根強い人気を誇っているコスモグラフデイトナのRef.116520。セラミックベゼルの現行デイトナにも同一のムーブメントが搭載されています。

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ロレックス ヨットマスターII Ref.116688

ロレックスで唯一レガッタ式クロノグラフムーブメントを搭載するヨットマスターII。ベゼルを使用して操作する機構はロレックスの特許。

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ロレックス スカイドゥエラー Ref.326934

上記、ヨットマスターIIで特許を取得したベゼルを使用した操作(リングコマンドシステム)を応用し、2タイムゾーンとサロス年次カレンダー機構を組み合わせた複雑モデル。デイトナのムーブメント同様にメンテナンスを考慮した作りが施されている。

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〇グリーンサファイアクリスタルの開発

2007年に15年以上の時を経て復活を果たしたミルガウスにはロレックスが新開発したサファイアクリスタル風防が採用されました。ロレックスのコーポレートカラーであるグリーンのカラーが表面に入ったもので、その製法は極秘とのこと。このサファイアクリスタル風防を製造するには数週間の時間を要するというコストのかかったもので現時点ではミルガウス専用装備となります。

ロレックス ミルガウス Ref.116400GV

過去に販売されたミルガウスのデザインを継承した新世代ミルガウスとして2007年に登場。2014年にはブルーカラー(Zブルー)文字盤がラインアップされています。

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〇3900m防水のダイバーズ時計、ディープシー登場

ロレックスの新世代ダイバーズとして、シードゥエラーの1,220m防水を大きく上回る3,900m防水のスペックを備えて2008年に登場したディープシー。2014年は映画監督であり探検家でもあるジェームズ・キャメロンが潜水艇ディープシー チャレンジャー号にて、太平洋の水深10,908mへの単独潜水を成功させたことを記念したロレックス ディープシー D-ブルーが登場しています。

プロフェッショナル向けとして登場したディープシーはロレックス最大の44mmのケースサイズ・そして分厚さを誇るものの、購入者からはしっかりと手首にフィットするというレビューがあり、ロレックスの哲学とも言える優れた実用性が受け継がれているモデルと言えます。

ロレックス ディープシー Ref.116660

2008年に登場したディープシーの初代モデル。2018年にはCal.3235を搭載した二世代目のRef.126660が登場。

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〇エバーローズゴールドの開発

古くからデイトジャストなどにピンクゴールド素材を使用していたロレックスですが、酸化による変色による経年変化の改善を図るため、2005年に永遠に色褪せることがないピンクゴールド素材「エバーローズゴールド」を発表します。

ロレックス独自のレシピから誕生したエバーローズゴールドはロレックス特許も取得した唯一無二の素材です。デイデイト、デイトジャスト、デイトナ、GMTマスターII、ヨットマスターなど多くのモデルにラインアップされている素材でもあります。

ロレックス デイデイト Ref.118135

2013年に登場したエバーローズゴールドケースにブラウンのアリゲーターストラップが標準で組み合わされたRef.118135。デイデイトのレザーストラップ仕様はこのモデルが初登場でした。チョコレートカラーともいわれる深いブラウンの文字盤が魅力のモデルです。

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ロレックスの2011年~2020年

〇セラミックベセルの多色化

2005年にそれまでのアルミ製(アルマイト加工)からセラミック製(セラクロム)へと回転ベゼルの素材がアップデートされたロレックス。これにより傷が付きやすく、退色しやすいベゼルの改善への取り組みがやっと結実することになりました。

しかしながら、ベゼル一色のカラーリングは実現できたものの、GMTマスターIIがこれまで採用してきたツートンカラーは2013年に発売された青/黒(通称バットマン)まで待たなくてはなりませんでした。そして遂に翌年2014年には発色が難しいとされていた青/赤(通称ペプシ)の開発も成功し市販化を果たします。

ロレックス GMTマスターII Ref.116710BLNR

それまでのGMTマスターシリーズにはラインアップされていなかった青/黒のベゼルで登場したRef.116710BLNR。そのカラーリングは人気が高く、後継機となるRef.126710BLNRにもラインアップされたほどです。

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ロレックス コスモグラフ デイトナ Ref.116506A

コスモグラフ デイトナにのみ与えられた専用カラー、チェスナットブラウンのセラミックベゼル。深いブラウンカラーにセラミック製ならではの光沢感が高級感をさらに向上させています。

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〇チェリーニ刷新、そして久しぶりに復活したロレックスのムーンフェイズ

手巻きムーブメント、防水性を持たないノンオイスターケースの採用と、他のロレックスとは一線を画す孤高の存在であったチェリーニコレクションに、チェリーニタイム、チェリーニデイト、そしてチェリーニデュアルタイムが一挙に登場した2014年。

ポリッシュとフルーテッドを組み合わせたダブルベゼル、ギョーシェ彫りが施された文字盤など、ドレスウォッチらしい高貴な雰囲気が与えられました。2017年には半世紀以上ぶりに復活を果たしたチェリーニムーンフェイズが登場。特許を取得したムーンフェイズ機構は何と122年間も正確性を保つとのことです。

ロレックス チェリーニムーンフェイズ Ref.50535

ホワイトラッカー文字盤に6時位置にはブルーエナメルのディスクを備えたムーンフェイズモデル。満月はメテオライト製と手の込んだ作りが施されています。

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〇2015新世代ムーブメントCal.3200番台登場

ロレックスの基幹ムーブメントであったCal.3100番台は、時流にあわせてブルーパラクロムヒゲぜんまい、パラフレックス耐震装置などの改良が施されていましたが、基本設計が1980年後半のものということもあり、新世代ムーブメントとしてCal.3200番台に置き換わることになりました。

Cal.3200番台はそれまで42時間パワーリザーブであったものが、72時間パワーリザーブへと進化し、他のブランドと同等のスペックが与えられています。さらに14件もの特許、90%以上にもわたり新たな部品に変更されているロレックス渾身の新世代ムーブメントとなります。

ロレックス デイデイト40 Ref.228239

ロレックス全モデルの頂点にたつ最上位モデル、デイデイト。新世代ムーブメントへの置き換わりは、まずはデイデイトが先陣を切って行われました。

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〇ロレックスが開発、特許した新しいラバーストラップ、オイスターフレックス登場

パテック フィリップ・アクアノート、オーデマ ピゲ・ロイヤルオークオフショアなどのラグジュアリースポーツモデルに採用されているラバーストラップがロレックスに登場したのは2015年。

実用性を重んじるロレックスだけに、メタルブレード(ニッケル・チタン合金製)の骨組みにエラストマーでコーティングすることで、ブレスレットと同等の堅牢性が与えられています。さらに手首へのフィット感を向上させる縦方向クッションシステムが採用され、装着時にズレることがなく、しっかりとホールドされる仕組みが採用されています。

ロレックス ヨットマスター40 Ref.126655

2015年に登場したオイスターフレックス装備のロレックス ヨットマスター40をベースに新世代ムーブメントCal.3235を搭載した現行モデル。マットブラックカラーのセラミック製ベゼルを備えるラグジュアリースポーツモデルです。

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まとめ

いかがでしたか?

今回はロレックスと年式、各年代毎におけるロレックスの偉業とも呼べる輝かしい歴史に着目してみました。ロレックスと言えば誰もが知る高級ブランド時計ですが、知れば知るほどに多くの時計通が、その奥深い魅力に惹き込まれる理由がお分かりいただけたかと思います。

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