いざ高級時計を購入するとなると、みなさんはまず腕時計のどういった要素に着目するでしょうか?
ブランド?モデル?価格?デザイン?等々、人によっても優先する要素は少しずつ変わってくるかもしれませんが、やはり一番最初に目につくのはデザインではないでしょうか?
たとえ人気有名ブランドであっても、投資目的など着用以外の目的でもない限り、デザインが自分好みでなければ購入には踏み切らないですよね。実際に多くの方が腕時計購入の際にはデザインを重視しています。
しかし、意外と見落としがち、かつ毎日着用するとなると重要視したいのが、ケース径・時計の大きさです。
もちろん見た目でざっくりと「大きい」、「小さい」の印象を受けるものですが、実際には1mm単位の違いで全体の印象が大きく変わることも少なくありません。そして、同じケース径でもダイヤルのカラーやデザインによっても実際のケース径よりも大きく見えたり、逆に小さく見えたりと、単純にケースサイズの数値だけで判断しない方が良い場合もあります。
そこで今回は、ロレックスの40mmの時計を例に用いて、さまざまな角度から受ける印象を検証してみました。狙っている時計が40mmでなくとも参考にできるよう要素をまとめておりますので、これから腕時計を購入しようという方はぜひ最後までご覧ください。
左:サブマリーナー デイト 右:コスモグラフ デイトナ
いかがでしょうか?文字盤上にインダイヤルが配されていることで、余白が埋まりやや引き締まった印象に見えます。
同じ40mmのケース径でも印象としてはインダイヤルが無く、余白のあるサブマリーナー デイトのほうがやや大きく感じます。
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カラーの違いによる印象
続いては文字盤の色違いです。
左:デイトナ白文字盤 右:デイトナ黒文字盤
こちらはロレックスのデイトナの同一型番のカラー違い。膨張色である白色の文字盤の方がやや大きな印象を与えるのではないでしょうか?
カラー以外の要素は全く同じでも、色が変わると感じる大きさにも影響を与えるものですね。
手首サイズ16.5cm
ちなみに腕元に合わせるとこのような印象になります。
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続いてはベゼルです。こちらは文字盤自体は同系色、同じくケース径40mmのヨットマスターとデイトナ白文字盤。
左:ヨットマスター 右:コスモグラフ デイトナ
ベゼルはダイヤルと同じく時計の印象に大きく影響を与えるパーツですが、ベゼル幅が太いほどケース径自体も大きく、武骨な仕上がりに見えます。
画像のヨットマスタ―はベゼルの外周にギザギザが縁どられ、さらに立体的な造形をしているのため、全体の印象として大きく見えますね。加えて文字盤とベゼルがヨットマスターは同系色なのに対し、デイトナは白文字盤に対して黒ベゼルなので引き締まった印象を与えます。
手首サイズ16.5cm
こちらも実際に腕元に置いてみましょう。ベゼルの幅・色に加えて、ヨットマスターの方はやや立体的に盛り上がっていることも、よりがっちりした印象となり、時計の全体的な大きさに影響を与えています。
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最後はラグの形状です。再度先ほどのサブマリーナー デイトとデイトナ黒文字盤とで比較してみましょう。
左:サブマリーナー デイト 右:コスモグラフ デイトナ
サブマリーナーのラグは幅広く設計されているのに対し、デイトナの方がややラグが細め、しなやかにブレスに沿うような形状になっています。このため、先述したクロノグラフの有無も相まって印象としてはややサブマリーナーの方が大きく感じます。デイトナは全体的にシュッとして見えますね。
時計選びの際に重要視したいケースサイズ。 時計のデザインによっても印象が変化することは十分お分かりいただけかと思います。しかし肝心の自分の手首サイズが分からないことには時計選びをスタートできません。
ここではカンタンにできる手首サイズの測り方をご紹介します。
手首を一周できる長さ以上の紙、あるいは紐を用意し、手首に巻き付けちょうど一周するところで印をつけます。それを定規など長さを測れるものと合わせるとご自身の手首サイズを知ることができます。
いかがでしたか?
今回は時計の大きさについて、40mmのロレックスを例に影響を与える要素をいくつかピックアップしてご紹介しました。
文字盤カラー、ラグの形状、ベゼルの幅など、大きさとはあまり関連がないように思える細かな要素も実は時計の大きさに関する印象に大きく影響するものです。たとえ同じケース径でもあなたの手首の太さや今回ご紹介した細かな要素によって大きく見えたり、あるいは小さく見えたりと随分受ける印象は変わってきます。
今回ご紹介した40mmも、一般には日本人の手首サイズからすると若干大きめといわれることもありますが、デザインによって受ける印象は変わってきますよね。比較的手首の細い方でも、デイトナのようにクロノグラフ搭載のものや、ラグの造りがスリムなものを選べばケース径40mmでもぴったりはまるモデルも多数存在することでしょう。
高級時計は決して高くない買い物。毎日着けるものだからこそ、十分に吟味して「コレだ!」というものを見つけたいものです。
当店腕時計専門店ジャックロードの通販サイトでは、各時計の商品ページにモデル着用画像(手首サイズ含む)を掲載しております。まだ一部ではございますが、これから順次掲載数を増やしていく予定ですのでぜひ参考になさってください。
ジャックロードではボーイズサイズのものから大ぶりなモデルまで幅広く取り揃え。その数在庫本数にしてなんと5,000本超!あなたのお気に入りがきっと見つかるはずです。通信販売のほか、東京中野に実店舗もございますのでお近くにお越しの際はぜひお立ち寄りください。
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実際のケースサイズ以外に大きさに影響を与える時計の要素あれこれ
早速ケースサイズ以外に時計の大きさに影響を与える要素について検証していきましょう!今回はロレックスを例にとっていますが、他のブランドモデルでも参考になるかと思います。
ダイヤルのデザイン
まずは時計の顔とも言えるダイヤル。ここではダイヤルデザインの要素としてクロノグラフと文字盤の色に着目してみました。
クロノグラフの有無による印象
まずはクロノグラフの有無による印象の違いです。
こちらはロレックスのサブマリーナー デイトとコスモグラフ デイトナ。共にブラックカラーの文字盤、かつ同じケース径の40mmですが、デイトナにはクロノグラフが搭載されています。